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孤独の魔女と独りの少女【書籍版!8月29日発売中!】  作者: 徒然ナルモ
十七章 デティフローア=ガルドラボーク
680/868

十七章時点・キャラ紹介

保有総魔力・体内に保有する魔力の総量、魔術師としての実力に直結しやすい

魔力放出力・魔力を噴出し出力する能力の高さ、魔術の威力に直結しやすい

魔力精密度・魔力を精密に動かす能力、高い程魔術師としての技量が高くなる

魔力持久力・魔力的なスタミナ、継続して魔術を使用し続ける能力


近接戦能力・近接戦の実力の高さ、剣を使っても魔術を使っても目の前で戦えば近接

肉体精密度・身体的な精密度の高さ、戦闘だけでなく手先の器用さなど技量も測定対象

肉体持久力・肉体的なスタミナ、継続して運動をし続ける能力

知識量・物を知っているか、それを処理できるかの能力、頭の良さと言い換えた方が速い



能力値ランク

G〜Sまで存在し、高ければ高いほど良いものとされ、S以上は人の領域を超えているとされる、測定不能は他の追随を許さず比較になる相手がいない為計測が不可能な状態。

同じランクでもピンからキリまで存在し 同一ランクは互角というわけではない、ランクが一つ上に上がると完全にその能力は上位となる。

またそのランクの収まらないが次のランクには及ばない段階には+が付けられます。




十七章のネタバレをある程度含みます、また身長体重年齢は十七章終了時点のもの。

また、前回紹介し、かつ変化がないものは省きます。


名前・ エリス

性別・女

身体・身長158 体重60

年齢・23

異名・孤独の魔女の弟子 流浪の暁風

好きな食べ物・師匠と食べるご飯 友達と食べる料理

嫌いな食べ物・トロトロしたもの

得意分野

事象の記憶、サバイバル、悪い奴を黙らせる(一生)

苦手分野

ギャンブル、絵を描く事、悪を見過ごす事

趣味

旅をする事、まだ見ぬ景色を見て知らない事を体験するのが好き。

能力値

保有総魔力・B 魔力放出力・S

魔力精密度・A 魔力持久力・C

近接戦能力・A 肉体精密度・B

肉体持久力・A 知識量・A

総合能力値・70000

過重覚醒時・98000

備考

トラヴィスとの修行で新たな境地『冥王乱舞』を会得し爆発的に強くなった。特に突破力では魔女の弟子最速級にまで成長しており彼女なりの極致である第三段階に一歩近づいた。


習得した『冥王乱舞』はエリスが今まで習得してきた技の数々を一撃に集約して行う戦闘スタイルであり『覚醒の力』『魔術の力』『魔法の力』『識確の力』全てを掛け合わせている。その様相は魔法というよりはシリウスの扱う『魔術』『武術』『魔法』の三つを掛け合わせた固有戦闘法『合わせ術法』に近い。

冥王乱舞使用中は音速に近い速度で飛び回り加速し、魔法もそれに伴い超高速の出力を得て破壊力を向上させ、エリスの持つ全ての技が数段上の威力を発揮するようになる。

されど未だにこの冥王乱舞は未完成であり、この戦闘スタイルの完成は即ち第三段階到達を意味する。


名前・ ラグナ・アルクカース

性別・男

身体・身長173 体重85

年齢・25

異名・争乱の魔女の弟子 戦王

好きな食べ物・肉 にんにく エリス シチュー

嫌いな食べ物・無し

魔力覚醒・『拳神一如之極意』

得意分野

戦略考案、戦闘指揮、食べる事

苦手分野

推理、食べ物を残す事

趣味

基本的に休日は全て修行に費やしている為エリス同様トレーニングが趣味。

一応鷹狩りや魔獣の追い回しなどもたまにやる。

能力値

保有総魔力・B 魔力放出力・D

魔力精密度・ 魔力持久力・A

近接戦能力・A+ 肉体精密度・A

肉体持久力・A+ 知識量・B

総合能力値・79000

備考

トラヴィスとの修行で肉体に魔力を通わせる魔力遍在を意識し始めた。エリス達と異なり何かを会得したわけではなく全体的な肉体能力が向上しただけに留まっている為強化幅は少ないがそれでも上に登るためのキッカケを手に入れているため、ここから強くなっていくだろう。


名前・ メルクリウス・ヒュドラルギュルム

性別・女

身体・身長176 体重63

年齢・28

異名・栄光の魔女の弟子 同盟首長

好きな食べ物・シチュー パン

嫌いな食べ物・落ち着かない料理

魔力覚醒『マグナ・ト・アリストン』

得意分野

推理、人々の笑顔を守る、経営

苦手分野

片付け、悪を見過ごす、人心掌握

趣味

読書、責務から解放された今は買いためていた本を消費しまくっている。

能力値

保有総魔力・B 魔力放出力・A

魔力精密度・A 魔力持久力・A

近接戦能力・B 肉体精密度・A

肉体持久力・A+ 知識量・A

総合能力値・69000

備考

トラヴィスとの修行で『ディー・コンセンテス』を会得し魔力覚醒の真の力が開花しつつある。元々メチャクチャに反則気味な覚醒だった為覚醒面を伸ばすだけであり得ないくらい強くなれるというのもあり、既にエリスに並ぶ程の力を持ちつつある。


今回習得した『ディー・コンセンテス』は簡単に言えば『概念錬成を用いた肉体再構成』である。一度肉体を分解し新たな物質に再構成する再錬成術、グロリアーナが体を雷にするようにメルクリウスは肉体を概念に変えた。

シリウスがかつて事象そのものを神と定義したように、メルクリウスもまた事象の概念を抜き出し自らを構成する一部に変える事で絶大な力を持つ神となる術を得た。それこそが十二の錬成形態を持つディー・コンセンテスである。


これの習得によりメルクリウスはラグナやエリスと並ぶように前線に立てる存在になりますますなんでも出来るようになった、世界最強の大金持ちである。


名前・ アマルト・アリスタルコス

性別・男

身体・身長177 体重73

年齢・26

異名・探求の魔女の弟子 小学園理事長

好きな食べ物・ボロネーゼ

嫌いな食べ物・あからさまに手の抜かれた料理

得意分野

料理、勉強、家事全般

苦手分野

気を使う事、気を使われる事、嘘を吐く女

趣味

基本料理が趣味、飽くまで自分の料理は趣味なのでプロではないというのが彼の理屈。

能力値

保有総魔力・C 魔力放出力・C

魔力精密度・B 魔力持久力・B

近接戦能力・B 肉体精密度・A

肉体持久力・B 知識量・C

総合能力値・42000(変身によって可変)

備考

トラヴィスとの修行で『残闕式魔力覚醒』を会得、彼本来の覚醒は自身の命と引き換えに膨大な力を得るというものであったため覚醒そのものが出来ない状態にあった。しかしそれを解決する為代償を肉体の一部に留める方法を習得し『残闕式』という形で擬似覚醒を得る。


正式な覚醒ではない為出力面は不安定ではあるものの覚醒に匹敵する力を発揮する残闕式、しかしまだアマルトもこれを『覚醒した』という扱いにしたくないらしく、まだ本来の覚醒を習得することを諦めていない。


名前・ サトゥルナリア・ルシエンテス

性別・男

身体・身長160 体重55

年齢・20

異名・閃光の魔女の弟子 世界のスーパースター

好きな食べ物・グレープエード

嫌いな食べ物・辛い物

得意分野

演技、歌唱、段取り決め

苦手分野

喧嘩、料理、演劇をバカにされる事

趣味

芸術鑑賞、絵画や彫刻を見るのが好きであり歴史ある品を見ると思わず目を輝かせる。

演劇は好きだがあれは趣味ではなく仕事と割り切っている。

能力値

保有総魔力・C 魔力放出力・B

魔力精密度・C 魔力持久力・D

近接戦能力・C+ 肉体精密度・B

肉体持久力・C 知識量・C

総合能力値・35000

備考

イシュキミリとの修行で『魔術箋』を習得。これにより課題だった火力面が大幅に強化、戦闘でもしっかり戦えるだけの実力を持つに至った。


『魔術箋』は本来数多の魔術的知識を持つイシュキミリが古今東西様々な魔術を併用する事で莫大な威力を発揮する技術であり、それほどの魔術的知識を持たないナリアには完全なる再現は難しい。しかしそこを古式魔術陣の威力の高さでなんとか形にしている。つまりナリア自身の技術力が向上すればいつかはイシュキミリの魔術箋を超えることも出来る…かもしれない。


魔女の弟子の中で唯一イシュキミリに修行を見てもらった事もあり最もイシュキミリに同情的。その上にシモンからことの真相を聞いておりシモンとファウストに激烈な怒りを抱いている。イシュキミリが死んでしまった以上誰かがイシュキミリの悲劇に対して清算を行わなければならないし、その清算はきっと行われる。何故ならこれは良き者が死に、悪が笑うだけの悲劇ではなく、これより先は復讐劇と化すからだ。



名前・ メグ・ジャバウォック

性別・女

身体・身長167 体重55

年齢・24

異名・無双の魔女の弟子 皇帝専属メイド長 第四師団師団長

好きな食べ物・激辛料理

嫌いな食べ物・無し

得意分野

ありとあらゆる分野、ほぼ全てを万能に完遂できる。

苦手分野

不潔、虫

趣味

機械いじり、職業上あまり無いが暇な時は懐中時計を分解しては組み立てるのを繰り返している。

魔力覚醒・『天命のカラシスタ・ストラ』

能力値

保有総魔力・B 魔力放出力・B

魔力精密度・B 魔力持久力・B

近接戦能力・B+ 肉体精密度・A

肉体持久力・B 知識量・A

総合能力値・55000

備考

トラヴィスとの修行で『次元砲』を習得、覚醒による次元操作を火力に直結させる方法を閃き単純な魔力攻撃能力でならラグナやエリスよりも上に立ったと言える。


光速以上の速度で行われる次元間移動を利用した魔力射撃。以前まではこれを拳で行っていたが肉体の強度的にフルスピードで叩きこめておらず、インパクトの直前である程度減速させていた為威力はそこそこ止まりだった。それを改善したのが次元砲、フルスピードで叩き込める上圧縮されればされるほど、出力が高ければ高いほど威力が増す性質を持つ魔力の法則を利用し放たれる一撃はカルウェナンに冷や汗をかかせるほどだった。


名前・ ネレイド・イストミア

性別・女

身体・身長270 体重240

年齢・27

異名・夢見の魔女の弟子、闘神将

好きな食べ物・お肉

嫌いな食べ物・レモン

魔力覚醒『虚構神言・闘神顕現』

能力値

保有総魔力・B 魔力放出力・A

魔力精密度・B 魔力持久力・B

近接戦能力・A+ 肉体精密度・A+

肉体持久力・A+ 知識量・B

総合能力値・65000

備考

トラヴィスとの修行で『特殊防壁:解放防壁』を会得。トラヴィスが発案し彼でも習得し切れなかった解放防壁を覚醒と併用することで扱えるようになった。解放防壁により攻防一体の戦い方もまた完成したと言える。


内部から大量の魔力で圧力をかけ硬度を跳ね上げ、尚且つ破られても圧力によって中から噴き出す魔力によってオートでカウンターを行う解放防壁は魔法の達人トラヴィスをして最高効率を持つ特殊防壁と呼び、そこにネレイド自身の肉体的強度も合わさりまさしく鉄壁のタンクとしての地位を確立したと言える。


名前・ デティフローア・クリサンセマム

性別・女

身体・身長105 体重35

魔力覚醒時・身長182 体重35

年齢・23

異名・友愛の魔女の弟子 魔術導皇

好きな食べ物・甘いお菓子 デティスペシャル

嫌いな食べ物・野菜 苦いやつ

得意分野

魔術学、魔術、治癒魔術

魔力覚醒『デティフローア=ガルドラボーク』

苦手分野

肉体労働、身長をいじられる事

趣味

お菓子を食べる事、甘いお菓子は大好き、塩辛いのも好き。

能力値

保有総魔力・S 魔力放出力・A

魔力精密度・A 魔力持久力・S

近接戦能力・G 肉体精密度・D

肉体持久力・B 知識量・B

総合能力値・13000?

能力値(覚醒時は保有総魔力と他能力値がリンクする)

保有総魔力・S 魔力放出力・S

魔力精密度・S 魔力持久力・S

近接戦能力・S 肉体精密度・S

肉体持久力・S 知識量・S

総合能力値・99999

備考

秘匿していた魔力覚醒『デティフローア=ガルドラボーク』の使用を解禁。元々四年前シリウスと戦ったすぐ後辺りに覚醒を会得しており順番的にエリス、ラグナ、ネレイドに続く四人目の覚醒者だった。だがそのあまりにも強過ぎる力を前に魔女の弟子達の育成に悪影響が出るのではないかと危惧した為今日この日まで使用は戒めてきた。だがどれほどの強敵を前にしても折れずにひたすら強くなり続けるエリスを前にその心配は杞憂であった事を思い知り使用を完全解禁。


デティフローアが強過ぎるあまり使用を躊躇うというだけありその性能は他の追随を許さない程。使用すれば事実上の無敵の存在になれる覚醒でありその能力値は第二段階の限界点である99999に届いている。

名を『デティフローア=ガルドラボーク』。効果は『肉体を魔力に変換し習得した現代魔術を全て詠唱なしで使える』という単純極まりないもの。肉体が魔力であり体そのものを魔術に変え叩き込むことが出来る、肉体の形に囚われず魔術を使えるという利点があるが何よりこの覚醒を無敵たらしめるのは二点。

『デティが全ての現代魔術を使用可能』である事と『治癒魔術の魔力同一化現象が起こっている事』。これによりデティは今世界に存在する全ての現代魔術を一撃に乗せて連射出来る上いくら傷つけられても肉体は傷付かず、剰え魔力も消費されないという特性を持つ。

他にもステータスの向上、特定魔術の無効化、身体的束縛の打破など数多の効果を持ち、イシュキミリを相手にも本気を出さずに制圧せしめる程無敵に近い力を持つ。


種別は分類不能型にも分類されない無二の種別である『神象魔力覚醒』。シリウスのイデアの影と同じ種別を持ちこの神象魔力覚醒の特徴として時間軸に囚われないという特性がある。つまりこの覚醒を使用している間デティの肉体は時間軸にとらわれない為『現在彼女が習得していない魔術』『現在時刻に於いて世界に存在しない魔術』まで扱うことができる。


更にここからエリス達のような強化形態まで隠しており、実は今現在最強の魔女の弟子はデティフローアだったりする。



名前・ アンブロシウス

性別・男

身体・身長200 体重180

年齢・58

異名・大魔術師の付き人

好きな食べ物・牛肉の煮込み

嫌いな食べ物・チリペッパー

魔力覚醒『雲煙禍眼之唐衣』

能力値

保有総魔力・A 魔力放出力・B

魔力精密度・B 魔力持久力・B

近接戦能力・C 肉体精密度・B

肉体持久力・A 知識量・A

総合能力値・50000

備考

古くからトラヴィスに仕える使用人兼護衛。彼自身もまた優秀な魔術師である事に加えトラヴィスより魔法の手解きを長きに渡り受けてきた事もあり魔法に関しては完璧に近い腕前を持つ。

魔力覚醒は属性同一型魔力覚醒の『雲煙禍眼之唐衣』。肉体を煙に変えることが出来ると言う単純かつスタンダードな属性同一型魔力覚醒。被弾箇所のみを煙に変えることで相手の物理攻撃を完封することもできる。ここに特殊防壁:螺旋防壁を組み合わせる事で鉄壁の守りを実現することもできる。


その高い耐久力を活かし魔女の弟子達との修行にてサンドバッグ役を買って出ていたが当人の指導力そのものは低い。


名前・ トラヴィス・グランシャリオ

性別・男

身体・身長185 体重75

年齢・57

異名・魔導卿、大魔術師

好きな食べ物・鍋料理

嫌いな食べ物・匂いのきつい物

極・魔力覚醒『天照円相図』

能力値

保有総魔力・S+ 魔力放出力・S

魔力精密度・A 魔力持久力・A

近接戦能力・G 肉体精密度・G

肉体持久力・G 知識量・S

総合能力値・380000

備考

魔女達も認める魔道の天才であり魔術史に名を残す大偉人。先代魔術導皇ウェヌス・クリサンセマムの教育係であり現魔術導皇デティフローアが立派に育つまでの間各地を飛び回り魔術界の安定に貢献していたなどの功績を持つ。

魔術師としても超一級だがそれ以上に魔法を用いた際の実力を群を抜いており、その腕はマレウスどころか世界全体を見回しても最強格と呼んでも差し障りなく、ある意味トラヴィスを相手に互角以上の戦いができるのは帝国の将軍か魔術王ヴォルフガングのみである。

作中では長旅により右膝を痛め万全の状態ではなかったがそれでもジズやオウマと言った八大同盟がなるべくトラヴィスを戦いに関わらせないようにするくらいには未だ高い実力を持っており、もし彼が若かりし頃の力を今も維持していたならば彼一人でメサイア・アルカンシエルと張り合えた。


魔女達の頼みにより魔女の弟子達の育成を任され、彼らを魔仙郷にて育てることとなる。その際魔力防壁や他の魔法などを叩き込み、その上で覚醒の大幅な強化にも着手。今までマレフィカルムとの戦いで累積していた経験値が爆発し彼は見事魔女の期待に応えることに成功する。

しかし同時にイシュキミリが八大同盟メサイア・アルカンシエルの一員であることを知り大きなショックを受ける。同時に自らの不甲斐なさを嘆き全ての地位を捨てイシュキミリと贖罪の旅に出ようとするが、怒りにより溢れた魔力をトラヴィスが抑えようとしたその行動を攻撃と誤認したイシュキミリの反撃により不意打ちを受け致命傷により倒れる。その後イシュキミリが放った館の炎により命を落とすこととなる。


彼の死により魔術界は大きな損害を受ける、同時に皆思い知る。今までただ一人の偉人の力に頼り切っていた魔術界の歪な構造に、それ故にトラヴィスを失った穴は大きくあまりに埋め難い。だからこそ魔術界は立たねばならない、トラヴィスが守った魔術界を彼の喪失と共に瓦解させてはならないのだから。


そう世界に向けて語ったデティフローアの伝聞は瞬く間に広まり、世界の魔術師達を励ました。次は皆がトラヴィス・グランシャリオになるのだと…魔術界を生きる者は全て彼の息子なのだからと。



名前・ クライングマン

性別・男

身体・身長185 体重99

年齢・52

異名・魔術抗議団体代表 夜狼のクライングマン

好きな食べ物・肉

嫌いな食べ物・野菜

能力

保有総魔力・G 魔力放出力・G

魔力精密度・G 魔力持久力・G

近接戦能力・B 肉体精密度・B

肉体持久力・B 知識量・E

総合能力値・32000

備考

魔術抗議団体メサイア・アルカンシエルの代表。八大同盟ではなく民間組織としてのメサイア・アルカンシエルのトップであり彼らの啓蒙を受けた民間人を率いて各地で抗議活動を行なっている。本人は魔術を使えない為リボルバーなどで武装している。

常に涙を流し泣いており事あるごとに悲しい悲しいと口にするが、実際に悲哀の感情を抱いているわけでは無く憐憫や或いは嘲笑の意味合いを込めて泣き真似をしているだけである。


魔術の才能が絶望的に無く、それ故に魔術師の夢を諦めた経歴を持ちそれ故にメサイア・アルカンシエルに加入した。

魔術が使えない為戦闘能力は皆無だがアルカンシエルにて肉体改造を受けシルバーハントウルフの因子を取り込み完全に我が物としている為、変身を行い本性を見せると八大同盟幹部クラスの実力を発揮する。


メサイア・アルカンシエルの中でもかなりの古株でありイシュキミリでさえいつからいるのか把握していないほど昔から居る。その性格や物言い上本心を推し量ることも難しく実際のところ彼が何を考えているか誰も把握していなかった。

しかしてその正体はメサイア・アルカンシエルと同じ八大同盟の一角『死蠅の群れ』ヴァニタス・ヴァニタートゥムの幹部の一人であり、つまるところ彼は他組織のスパイだった。

何故他組織の人間がメサイア・アルカンシエルに潜り込んでいたのか…、彼を動かしていたのは誰なのか。それは今や闇の中である。


名前・ 『崇拝』のアナフェマ

性別・女

身体・身長160 体重45

年齢・38

異名・四魔開刃 第四刃

好きな食べ物・ミックスベジタブル

嫌いな食べ物・オリーブオイル

魔力覚醒『アブラ・ケタブラ・アブラクサス』

能力値

保有総魔力・A 魔力放出力・A

魔力精密度・C 魔力持久力・B

近接戦能力・C 肉体精密度・C

肉体持久力・D 知識量・B

総合能力値・40000

備考

イシュキミリに付き従う新参組の幹部、魔術師のような風体通り高い魔力を持つ。マレフィカルムの中で禁忌魔術の屯集や配布を行う部隊の一人でありアルカナの面々が多くの禁忌魔術を保有していたのもメサイア・アルカンシエルがバックで禁じられた魔術の使用法を教えていたから。

他組織に禁忌魔術を配布しているように、当然彼女自身も禁忌魔術を扱う。それも本来は失伝しているとされる現代呪術を得意としており当たった人間の性格を反転させる『アンチビーム』や対象の遺伝子を抜き取る『遺伝子組み換え呪術』などをかなりの練度で扱うことが出来る。また呪術抜きにしても単純な魔術の腕でもトップクラスの実力を持つ。


覚醒の名は肉体進化型魔力覚醒『アブラ・ケタブラ・アブラクサス』。魔術の発生地点を外では無く内向きに変え自分自身を対象にする力を持つ。簡単に言えば魔術そのものと混ざり合うことが出来る覚醒で、劣化版『デティフローア=ガルドラボーク』に近い性能を持つ。


魔術界を追い出され爪弾きにされ絶望していたところをイシュキミリに拾われ、それ以来イシュキミリに憧れを抱き彼にだけついていくことを考えメサイア・アルカンシエルの一員となる。

今回の一件で歪んでしまったイシュキミリの為それでも戦おうとシュレインの戦いに参加しアマルトと戦うこととなる。覚醒していないアマルトを相手に優位に立ち回るもイシュキミリがの現状に目を背けている彼女と文字通り命懸けで友のために戦おうとするアマルトでは熱量で差をつけられてしまい、最後はアマルトの奥の手『残闕式魔力覚醒』にて敗北することとなる。


戦いの後は死したイシュキミリの尊厳を守るため、彼を利用したファウストへの復讐を誓いカルウェナン、セーフと共に旅に出た。


名前・ 『陳腐』のミスター・セーフ

性別・男

身体・身長200 体重550(金庫込み)

年齢・10

異名・四魔開刃 第三刃

好きな食べ物・特になし

嫌いな食べ物・特になし

魔力覚醒『イフタム・ヤー・シムシム』

能力値

保有総魔力・E 魔力放出力・E

魔力精密度・E 魔力持久力・E

近接戦能力・B 肉体精密度・A+

肉体持久力・B 知識量・C

総合能力値・55000

備考

イシュキミリに付き従う新参組の幹部の一人、金庫頭に細枝のような体を持つ異様な姿でありながら肉体的超人に匹敵する怪力を持つ謎の人物…と言う経歴を持ちながら非常に軽薄な態度と軟派な口ぶりが特徴。

その正体は錬金術と魔術により作られた人工生命体。人間に近い臓器と身体構造、少ないながらも魔力を持ち合わせ心さえも会得していたが、頭部が到底人とは思えないほどに崩れておりあまりに人とはかけ離れた姿から人間扱いを受けていなかった。そこをイシュキミリに拾ってもらった恩義からイシュキミリへの無限の忠誠を誓う。


厳密には肉体的超人そのものではないが構造は超人と同一の物でありネレイドとも互角に渡り合えるだけの筋力を持つ。また魔力覚醒も会得しており覚醒の名は概念抽出型魔力覚醒『イフタム・ヤー・シムシム』。

凡ゆる物を門のように開け開放することができる。身体能力のリミッター解除や魔力を開いて分割したり、触れれば相手の体さえも『開ける』事ができる。


事件によって歪んだイシュキミリをそれでも信じ、歪み続ける彼から目を背け魔女の弟子と戦う決意を固めネレイドとの一騎打ちに臨んだが友から目を離さず戦い続けるネレイドの圧倒的な実力の前に敗北。その後イシュキミリの死亡を聞き彼を歪めた張本人たるファウストに真意を聞く為彼もまた旅に出た。




彼を作ったのはメサイア・アルカンシエルではない一般的な魔術研究機関。しかしどうにも合法的な組織ではないようで、この研究機関のバックにはとある八大同盟が絡んでいた様子。ただイシュキミリはそちらには気が付いていなかった、気がついていたらおいそれと手は出せなかっただろう。


名前・ 『人外』のマゲイア・ワンドエース

性別・女

身体・身長178 体重50

年齢・53

異名・四魔開刃 第二刃

好きな食べ物・牡蠣料理

嫌いな食べ物・煙たい料理

魔力覚醒『エンドレス・コンシューマリズム』

能力値

保有総魔力・A 魔力放出力・A+

魔力精密度・B 魔力持久力・B

近接戦能力・C 肉体精密度・C

肉体持久力・C 知識量・B

総合能力値・65000

備考

古くからメサイア・アルカンシエルに在籍する古株組の幹部。美しい姿に豊満な胸を持つセクシーな見た目を若作りで維持する古株幹部でありイシュキミリではなく先代会長ファウストの部下。

他の組織なら第一幹部を務められると自他共に評価されるだけの高い実力、全身に魔力機構を埋め込み獲得した膨大な魔力放出能力から繰り出される魔術は古式魔術とタメを張るほど。他にも相手の魔術を吸収し会得する『ミラーリング・テイクオーバー』など数多くの魔術を扱う典型的な魔術師タイプの強者。

当然の如く覚醒を会得しており名は分類不能型魔力覚醒『エンドレス・コンシューマリズム』。半径50メートル以内の存在全てから凡ゆる物を奪う事が出来る覚醒。魔力を奪い魂を奪い凡ゆる物を奪い尽くし自分の物に変える略奪者の覚醒。

ただし第二段階に至っている物には効果が薄くなると言う特性があり、まさしく弱い者イジメ専用の覚醒とも言える。


イシュキミリのような良い世の中を作るために魔術を撤廃するのではなく、選ばれた人間だけが魔術を扱う世の中を作り、そうではない才能に恵まれない愚鈍な魔術師を皆殺しにすることで世界の魔術的な純度を高める事を目的として動いており、それは即ちファウストの提唱する魔術による世界支配に通ずるところがありそれ故にイシュキミリではなくファウストに忠誠を誓っていた。

ウルサマヨリでの戦いでもファウストの命令でイシュキミリを歪ませるよう積極的に動き、彼女の目論見通りイシュキミリは高尚な理想を捨て反魔女の王として再誕した。それを見届けた彼女はイシュキミリの命令で嘆きの慈雨を降らせるためウルサマヨリにてメルクリウスと衝突した。

エアリエルにもガウリイルにも負けているメルクリウスになら楽勝で勝てると同じく第一幹部級の実力を持つ彼女は余裕でメルクリウスと衝突したが、結果は惨敗。修行で爆発的に強くなったメルクリウスによって敗北し戦線を離脱。


その後メサイア・アルカンシエル敗北後密かに逃げ出し、裏で繋がってきたヴァニタス・ヴァニタートゥムと合流。終わりつつあるアルカンシエルを身限りヴァニタートゥムに移籍しようとするがヴァニタートゥムの第一幹部コルロによって殺害され、他者を利用した彼女は他者に利用され死に絶えると言う因果応報の最期を迎えることになった。



名前・ カルウェナン・ユルティム

性別・男

身体・身長230 体重150

年齢・55

異名・『極致』 『天下無双の剣騎士』

好きな食べ物・ベイクドポテト

嫌いな食べ物・油臭いフライ

魔力覚醒『九字切魔纏』』

能力値

保有総魔力・B 魔力放出力・A+

魔力精密度・S 魔力持久力・A+

近接戦能力・S 肉体精密度・A+

肉体持久力・A+ 知識量・A+

総合能力値・98000

備考

メサイア・アルカンシエルに仕える最強の幹部にしてマレウス・マレフィカルムに於ける六番目の実力を持つ者。質実剛健、一意専心、実直愚直を体現するような堅物であり自らが定めた『道』に沿う生き方以外を認めない男、時としてイシュキミリの命令にもそっぽを向き自らの道に向き合う強者相手には例え敵であっても強力的な姿勢を見せるなどもうやりたい放題。他の幹部からも結構な変わり者として見られており本人もなんとなくそれを自覚してる。

ただそんな勝手が許されるのは全て彼が次元違いの実力を持つからである。他組織の第一幹部を遥かに凌駕する実力と世界屈指の覚醒技術を誇り、魔女と同じく常時覚醒を維持し続け尚且つ常軌を逸したレベルの魔法を扱う。


魔力覚醒は『九字切魔纏』。常時覚醒を展開し続ける事により驚異的な身体能力と魔力操作力を獲得している。本来は概念抽出型の効果を持っていたがそれらを意図的に廃し全て肉体強化と安定度強化に充てた為現在は使われていない。

複数の型を持ち『常時展開する九字切魔纏・臨』『魔力で形成した騎士を飛ばす九字切魔纏・兵』『拳に魔力を集中させ相手を殴り抜く九字切魔纏・闘』など形態は多岐に渡る。


元は全てを捨てて修練に励んだ一匹狼でありそこをファウストに拾われメサイア・アルカンシエルに所属していた。故に彼的には魔術廃絶とかはどうでもよかった。

ただ当時から肉体面も精神面も磨き抜かれており一度決めた事は曲げない性分であった為ファウストに忠誠を誓い、彼より任されたイシュキミリにも忠誠を誓っていた。

しかしそのイシュキミリがファウストに利用されていたと知るなりかつての主人であるファウストに刃を向ける決意を固める、何故なら既に自分の主人はイシュキミリになっており複数の主人を持つほど彼は不義理ではないからだ。

そして彼は魔女の弟子達と別れを告げファウストを探す旅に出た。因みに最終決戦でデティフローア及び魔女の弟子がイシュキミリの命をその手で奪っていたorデティフローアがイシュキミリを助ける素振りを見せず簡単に見殺しにしていた場合カルウェナンは魔女の弟子達も仇討ちの対象にしていた。


実は大いなるアルカナのとある人物とは古くからの知人であり……?


名前・ シモン・アルマンデル

性別・男

身体・身長172 体重40

年齢・72

異名・参謀

好きな食べ物・砂糖

嫌いな食べ物・特になし


能力値

戦闘能力は無い

備考

メサイア・アルカンシエルの全体的な動きを指揮する参謀にして先代会長ファウストの時代からメサイア・アルカンシエルを支えた功労者、気弱かつ冴えない見た目をしておりその見てくれ同様戦闘能力も皆無。参謀という呼び名を持っているがさしたるほど賢いわけでも無い。参謀とは名ばかり、実際はイシュキミリの監視役である。

またイシュキミリと同じ魔術研究者であり、遺伝子組み換え魔術を主として研究を行っておりそれにより魔獣を改造したり獣人兵を作ったりなど裏方で忙しく働いていた。


彼もまたファウストの意志に呼応した人間であり魔術を支配の道具として使うことに躊躇がなく、ファウスト無き今のメサイア・アルカンシエルには自分の理想を実現するだけの力がないと見るや否や呆気なくメサイア・アルカンシエルを裏切り八大同盟ヴァニタス・ヴァニタートゥムへ移籍する。移籍は受理され彼はヴァニタートゥムの幹部達と共に闇の中へと消えていった。



名前・ イシュキミリ・グランシャリオ

性別・男

身体・身長188 体重75

年齢・28

異名・魔術道王

好きな食べ物・ステーキ

嫌いな食べ物・豪奢な食事

魔力覚醒『サラガドゥラ・メチカブラ』

能力値

保有総魔力・A 魔力放出力・A

魔力精密度・A 魔力持久力・A

近接戦能力・B 肉体精密度・C

肉体持久力・D 知識量・A

総合能力値・80000

備考

八大同盟『魔術解放団体』メサイア・アルカンシエルの代表でありトラヴィス・グランシャリオの息子。表ではトラヴィスの息子として魔術研究所で働き裏では魔術解放団体の代表として日夜魔術廃絶のために動いている。

当人は魔術こそ唾棄すべきと考えているが、その為の手段として魔術を使用することに対しては躊躇いはなく廃絶が成れば自身も魔術を放棄するつもりではいた。だが幸か不幸か魔術の才能自体は凄まじく彼は今日までに多くの魔術的功績を残しており魔術師としても一流の実力を持ち、アジメクのアリナと並んで次期魔術王候補と呼ばれている。


彼自身が開発した彼だけの魔術系統『魔術箋』を用いて戦闘を行う。魔術陣を書き込んだページを空に投げ捨て、それに付与魔術を取り付けページが負荷に耐え切れず破裂したその瞬間付与魔術と魔術陣の魔力が解放される。その解放された魔力と口頭詠唱での属性魔術を掛け合わせた単独で行う三連合体魔術による一撃はエリスの冥王乱舞にも匹敵する威力を発揮する。これを覚醒せずに行えると言う時点でそもそもが破格の威力である。


魔力覚醒は分類不能型魔力『サラガドゥラ・メチカブラ』。時間経過により属性同一型覚醒『霜の王』肉体進化型覚醒『暁の虎口』概念抽出型覚醒『黄昏の十三階段』世界編纂型覚醒『宵の革命』と偏移する異質の覚醒。四つの覚醒を持つのではなく四つの状態をループする一つの覚醒である。


幼少より忙しい両親に対して気を遣いなるべく迷惑をかけないように生きてきた反動で孤独を嫌う性格をしており、魔術導皇の教育へと向かっていた父と早くに亡くなった母、姉代わりの離別と幼馴染の急死により発狂。そこに漬け込んだファウストによってメサイア・アルカンシエルを束ねる王として育てられる。


更に本編時間軸においては嘆きの慈雨による殺戮の責任を被せられ、父から虐殺者と呼ばれ、心的ストレスにより更に歪み自暴自棄になりデティフローアへの八つ当たりの為処刑を敢行しようとし魔女の弟子達と決戦を行うことになる。結果幹部達は倒され嘆きの慈雨は消し去られ全てを失う結果となりせめてデティフローアだけでも殺そうと動くもそれさえ阻止される。

最後はデティフローアと戦う為キングフレイムドラゴンの因子を取り込み自身を強化するもそれさえ覚醒したデティにはまるで通じず捨て身の攻撃を防がれたことにより敗北、その後焉龍屍山の毒により死亡。彼の遺体は焉龍屍山とに残されることとなった。


歪められ、迷い、理想に狂い、移ろい続けた彼の在り方だったがそんな彼が最後に選んだのは自身の理想に寄り添い共に歩いてくれた同志への責任だった。せめて最後は我儘でも自分勝手でもなく、誰かの標となって戦う道を選び、そして自身の誇りに殉じて死んでいった。

その死と生き方が誤った物であったかは分からないが、少なくとも死後も彼を慕い彼の為に動く者がいることは変えようのない事実である。




名前・ アーデルトラウト・クエレブレ

性別・女

身体・身長150 体重55

年齢・32

異名・万物穿通の将

好きな食べ物・パフェ

嫌いな食べ物・豆

極・魔力覚醒『界停・須臾瞬息弾指』

能力値

保有総魔力・S 魔力放出力・S

魔力精密度・A 魔力持久力・A

近接戦能力・A+ 肉体精密度・S

肉体持久力・B 知識量・A

総合能力値・660000

備考

アド・アストラ最高戦力四将軍の一人にして次期人類最強と名高い帝国軍人。セフィロトの帝都襲撃に際し出撃しバシレウスやセフィラを相手に圧倒するほどの戦いぶりを見せる。四年前のシリウスと戦いから更に成長しており文字通り人類の中でも上澄も上澄の領域に立つに至った。

時間停止や時間加速などを武器としつつそのメインウェポンは圧倒的な魔法技術となる。槍先に魔力を集めそれを防壁でコーティングし相手に叩きつける『ラグナロク・スコルハティ』はかつてエリスを一撃で戦闘不能に追いやったこともある。


実力面においては八大同盟どころかセフィロトさえも寄せ付けない現環境最強格。ルードヴィヒが現役引退を表明したことにより繰上げによって帝国軍の主導権を握りその苛烈な性格が軍部に影響を与え始めている。



名前・ ルードヴィヒ・リンドヴルム

性別・男

身体・身長180 体重65

年齢・59

異名・万能全知の将

好きな食べ物・激辛料理

嫌いな食べ物・味が薄い料理

極・魔力覚醒『???』

能力値

保有総魔力・S 魔力放出力・S

魔力精密度・A 魔力持久力・A

近接戦能力・A+ 肉体精密度・A

肉体持久力・A 知識量・A+

総合能力値・880000

備考

現人類最強の男にして帝国の最高戦力。先代人類最強であるマグダレーナを倒しその手で最強の座をもぎ取って以来数十年間頂点に君臨し続けた。

白兵戦に於いてはレグルスの体を乗っ取ったシリウスと互角に殴り合えるだけのパワーと技術力を持ち、使用魔術『テンプス・フギット』は高い汎用性を誇り、魔法技術は血管よりも細いとされる魔力動脈に防壁を挟み込む程に正確。凡ゆる技術が全てが極限まで鍛え抜かれており戦いに派手さそのものは無いが着実に相手を破壊する術に長ける。文字通り人類が持ち得る技を極めた存在……。


…しかし、数十年近く頂点を守り続けていたがルードヴィヒもまた人間。還暦を間近に控え確かに老いが回り始めており本人も引退の時期を考える程に衰えつつあった。そこにマレフィカルムによる帝都襲撃、その際バシレウスと戦いその圧倒的な実力で何度も打ち据えるが不屈の勢いで迫り続けるバシレウスにより腕を切断され負傷。この傷によりルードヴィヒは完全に現役を引退することを決意することになる。

勝負にこそ勝ったもののルードヴィヒは負傷し現役引退。一方バシレウスは多くの力を身につける離脱と戦局面を見れば敗北に近い形になった。


だが彼は信じている、信じているから一線を退いた。バシレウスのように混沌を求める者達の新たなる代表が生まれたように、秩序を願う新たなる守り手の誕生を。


名前・ バシレウス・ネビュラマキュラ

性別・男

身体・身長171 体重78

年齢・23

異名・蠱毒の魔王

好きな食べ物・血の滴るような生肉

嫌いな食べ物・ハバネロ 辛いやつ

魔力覚醒『エザフォス・アウトクラトール』

能力値

・現時点では不明

備考

十一人のセフィラが一人『王国』のマルクトを担う者。生命の魔女ガオケレナから直接指導を受ける生命の魔女の弟子であり反魔女勢力に於いていずれ最強の存在になると目くされている男。

エリス達世代の中で最強の力を有しており、魔女の弟子達との実力差は最早次元違いの段階に到達し、エリスの全霊の拳を受けても仰け反らず覚醒したメグを覚醒せずに秒殺し一切の抵抗をさせず二人を撃破し、その上で人類最強のルードヴィヒと戦い手傷を負わせ痛み分けに終わらせた。


ルードヴィヒが負傷と加齢により力を落とし、第四段階到達に必須の古式魔術を習得しているということもあり、現状最も魔女の領域に近い存在になった。


名前・ 知識のダアト

性別・女

身体・身長166 体重65

年齢・33

異名・知識のダアト

好きな食べ物・健康的な食べ物

嫌いな食べ物・不健康な食べ物

魔力覚醒『無二のモノゲネース』

能力値

・現時点では不明

備考

マレウス・マレフィカルム最強の使い手でありバシレウスのお目付け役。エリスと同じ識確の使い手でありエリスの現状のライバル。魔力閉塞症を逆に活かした高速戦や魔力を一切感じさせない特異体質による隠密戦を得意とし、特にこの二つを組み合わせた肉弾戦は魔女にも通用するレベルの技術となっている。


魔力覚醒は分類不能型魔力覚醒『無二のモノゲネース』。詳細は未だ不明ではあるものの肉体を高密度の情報体に変えることにより情報伝達速度(光速)と同じスピードでの移動が可能となり、これを使用すると一時ではある物の肉弾戦にてレグルスを相手に立ち回れる程の力を発揮する。

レグルス曰く第二段階の覚醒でありながら出力は第三段階の極・魔力覚醒にも匹敵する破格の性能を持っているらしい。しかしその破格の性能の代償として使用すると魂が不具合を起こし内臓がズタズタに引き裂かれ一時的に動けなくなってしまうという大き過ぎるデメリットを抱えている。

無二のモノゲネースのデメリットにより致命傷を受け死にかけていたところをエリスと再会、敵ではある物の負けっぱなしは絶対に嫌だと語ったエリスによってポーションを与えられ一命を取り留め、その借りを返す為一時的に共闘することとなった。


その後はバシレウスを抱え他のセフィラと共に離脱、今現在療養中である。


名前・ ゲマトリア・クロノグラム

性別・女

身体・身長?? 体重??

年齢・??

異名・知恵のコクマー

好きな食べ物・不明

嫌いな食べ物・不明

能力値

・現時点では不明

備考

十一人のセフィラが一人『知恵』のコクマーの座を預かる者にして、その正体はメグの父親ウィリアム・テンペスト……ではなく、ウィリアムの体を乗っ取り活動する不定形の生命体。

他者の肉体を乗っ取り記憶や魔力を奪う力を持った黒い液体状の生命体であり、今現在メグの父親のウィリアムの体を乗っ取り活動している。人かどうかも怪しい存在ではあるが一応ガオケレナ曰く性別は女性らしい。

本来戦闘を行えない筈のウィリアムだったが、ゲマトリアに体を奪われた事もありその戦闘能力はジズすら遥かに上回るレベルにまで上がっており、極彩色の魔力を操りエリスを圧倒する。これはゲマトリアが今まで多く人間の中に潜り込み奪い続けてきた魔力群でありウィリアムが本来持つものではない。


セフィラ達の中で本名すら不明のダアトに次ぐ正体不明な人物であり、同じセフィラ達でさえ彼女が何者で何を企んでいるか分からない。一見すればガオケレナに忠実に従っているようにも見えるが…?


名前・ ユースティティア・クレスケンスルーナ

性別・女

身体・身長150 体重55

年齢・39

異名・『栄光』のホド

好きな食べ物・ティラミス

嫌いな食べ物・オーガニック食品

能力値

・現時点では不明

備考

十一人のセフィラの一角にして『栄光』のホドの座を預かる人物。普段は総帥ガオケレナの右腕として彼女の意志を代弁する役割を負っている総帥の補佐官。他のセフィラよりも一段階重要な役割を任されるだけありセフィラ達の中でも更に際立った実力の高さを持ち、帝都襲撃の際にはアーデルトラウトと互角の戦いを繰り広げた。

使用魔術は『生命錬成』。メルクリウスの『概念錬成』と対を成す錬金術の極意にして極致と呼ばれる最強格の錬金術である命を創る錬金術を用いる。肉体の一部を媒体に新たな生命体を無尽蔵に製造することが可能であり、その上作り上げた生物はどれだけ小さくても彼女と同じだけの力を持っている。


名前・ 『王冠』のケテル

性別・不明

身体・身長181 体重55

年齢・見た目は二十代

異名・『王冠』

好きな食べ物・イチジク

嫌いな食べ物・辛い物

能力値

・現時点では不明

備考

十一人のセフィラの一角にして『王冠』のケテルの座を預かる人物。ホド同様ガオケレナの副官として働いており、ホドがガオケレナの代弁を行う表の右腕ならケテルは表沙汰には出来ない事を遂行する裏の右腕である。

白い髪に顔全体を覆い隠すように仮面を被った特徴的な姿をしておりボディラインが出難いダルダルのローブを着込んでいる事もあり性別すら判然とせずセフィラの中でも謎多き人物として扱われている。

本人曰く顔を隠している理由はいくつか有り『まず紛らわしいから』『自分の顔を見ると心穏やかではいられない人間がいるから』『表沙汰に出来る顔つきではないから』など多くの理由を挙げている。

仮面をつけた謎多き人物といろいろ胡散臭い要素が詰まった人物ではあるが実力面についてはやはり総帥補佐官と言う事もあり高く、将軍ゴッドローブと真正面から戦い互角の競り合いを演じる程。だがルードヴィヒにはボコボコにされた。


名前・ ガオケレナ・フィロソフィア

性別・女

身体・身長205 体重50

年齢・五百歳以上(見た目は二十代後半)

異名・生命の魔女 マレフィカルム総帥

好きな食べ物・ココア

嫌いな食べ物・固い物

能力値

・現時点では不明

備考

魔女を否定し排斥する魔女排斥機関マレウス・マレフィカルムを束ねる総帥にしてエリス達が倒すべき大敵。今世界を揺るがす巨悪の一人であり幼い頃から魔女排斥と戦うエリスにとっては文字通り終生の因縁とでも呼ぶべき存在。

元は帝国の魔術研究主任であり皇帝カノープスの下で働く魔術師の一人だった、しかし皇帝の力を自身でも再現しようと秘密裏に肉体を魔女の物に作り変える計画を実行、見事魔女の肉体を得て有史以来初めて第四段階に到達した人間となった。因みにその時の研究所が後に流用されシンとタヴが作られた。


不老の法、不滅の異法のように魂の状態を固定化する『不死の邪法』を宿しており、如何なる攻撃によっても死なずまた魔力を一切消耗しない。その体を活かして自爆上等の攻撃や特攻攻撃などを無限に繰り返す戦法を得意としレグルスやカノープスを相手に張り合い時間稼ぎを悠々と成功させるだけの力を持つ。

また血命供犠魔術などの自分の体を媒介とした魔術も得意としている。


その目的は真なる魔蝕の力を用いてその肉体をシリウスの物に作り変え新たなるシリウスとして羽化する事。それを条件にウルキから支援を受けておりマレフィカルム特別顧問としていろいろ手伝ってもらっている。

だがしかし、それはあくまでウルキ自身の目的であり、ガオケレナ自身の目的はまた別のところにある。そしてそれは…彼女の弟子バシレウスこそが担っていると彼女は思っている。

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 外伝見ましたが転生がまさかデティ自身とは。  何度も転生して来たからか前デティはエリス以外への関心がかなり薄れていそう……試行錯誤の連続とはいえ世界をゲームでも攻略するかのように語っていますし。 …
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