十四章時点・人物紹介
保有総魔力・体内に保有する魔力の総量、魔術師としての実力に直結しやすい
魔力放出力・魔力を噴出し出力する能力の高さ、魔術の威力に直結しやすい
魔力精密度・魔力を精密に動かす能力、高い程魔術師としての技量が高くなる
魔力持久力・魔力的なスタミナ、継続して魔術を使用し続ける能力
近接戦能力・近接戦の実力の高さ、剣を使っても魔術を使っても目の前で戦えば近接
肉体精密度・身体的な精密度の高さ、戦闘だけでなく手先の器用さなど技量も測定対象
肉体持久力・肉体的なスタミナ、継続して運動をし続ける能力
知識量・物を知っているか、それを処理できるかの能力、頭の良さと言い換えた方が速い
能力値ランク
G〜Sまで存在し、高ければ高いほど良いものとされ、S以上は人の領域を超えているとされる、測定不能は他の追随を許さず比較になる相手がいない為計測が不可能な状態。
同じランクでもピンからキリまで存在し 同一ランクは互角というわけではない、ランクが一つ上に上がると完全にその能力は上位となる。
またそのランクの収まらないが次のランクには及ばない段階には+が付けられます。
十四章のネタバレをある程度含みます、また身長体重年齢は十四章終了時点のもの。
また、前回紹介し、かつ変化がないものは省きます。
名前・ エリス
性別・女
身体・身長158 体重60
年齢・21
異名・孤独の魔女の弟子 流浪の暁風
好きな食べ物・師匠と食べるご飯 友達と食べる料理
嫌いな食べ物・トロトロしたもの
得意分野
事象の記憶、サバイバル、悪い奴を黙らせる(一生)
苦手分野
ギャンブル、絵を描く事、悪を見過ごす事
趣味
旅をする事、まだ見ぬ景色を見て知らない事を体験するのが好き。
能力値
保有総魔力・B 魔力放出力・A
魔力精密度・A 魔力持久力・C
近接戦能力・A 肉体精密度・B
肉体持久力・B 知識量・A
総合能力値・34000
備考
自身と同じ識の力を持ちながら圧倒的な実力差を見せつける宿敵ダアトとの邂逅と彼女による知識の抹消を克服した事により一段階リミッターが解除された。識確が強化され自己認識がより明瞭になり一つ一つの動きが最適化され戦闘能力が超増加、他の弟子達が苦戦する三本剣を相手に単独で全滅させかけるまでに成長する。確実に一歩前に進んでおり第二段階の踏破に向け着実に強くなり続けている。
今回はダアトの所為で動けない期間があり、その所為で一時戦力にならず戦闘に参加出来なかった。だがある意味それで良かったのかもしれない、だってエリスが自由に動けてたら多分子供を売ったナールや子供を傷つけようとする者達を相手にずっとキレてた可能性があるから。
名前・ ラグナ・アルクカース
性別・男
身体・身長173 体重85
年齢・23
異名・争乱の魔女の弟子 戦王
好きな食べ物・肉 にんにく エリス シチュー
嫌いな食べ物・無し
魔力覚醒・『拳神一如之極意』
得意分野
戦略考案、戦闘指揮、食べる事
苦手分野
推理、食べ物を残す事
趣味
基本的に休日は全て修行に費やしている為エリス同様トレーニングが趣味。
一応鷹狩りや魔獣の追い回しなどもたまにやる。
能力値
保有総魔力・B 魔力放出力・D
魔力精密度・ 魔力持久力・B
近接戦能力・A+ 肉体精密度・B +
肉体持久力・A 知識量・B
総合能力値・70000
備考
今回はずっと忙しかった割に特に強くはなれていない。ただそれでも着実に力をつけており、既に三魔人に比類するだけの実力を得ているのは事実。またアスタロトやカイムに技量で負けた事を結構気にしていたりする。
実際のところ、ラグナとモースがやり合っていたらラグナが勝てていたかは分からない。実力的には伯仲しているもののラグナが相手だった場合モースはラグナの相手をせず全力で火山の噴火を実現させようと動いていた為戦いはより激しい物になっていた。それ故に勝敗はまた別の形で幕を閉じていた可能性が大きい。
名前・ メルクリウス・ヒュドラルギュルム
性別・女
身体・身長176 体重63
年齢・26
異名・栄光の魔女の弟子 同盟首長
好きな食べ物・シチュー パン
嫌いな食べ物・落ち着かない料理
得意分野
推理、金に物を言わせる、経営
苦手分野
片付け、悪を見過ごす、人心掌握
趣味
読書、責務から解放された今は買いためていた本を消費しまくっている。
能力値
保有総魔力・B 魔力放出力・B
魔力精密度・A 魔力持久力・A
近接戦能力・B 肉体精密度・B
肉体持久力・B 知識量・A
総合能力値・25000
備考
遂に念願の第二段階に到達し後は魔力覚醒を完成させる段階に入れた同盟首長。オライオンから因縁を持ち越したシャックスとの死闘、そして彼の自爆から逃れる為行った決死の抵抗により彼女の中に蓄積された経験値が大爆発。彼女の実力はシャックス線以降急激に増加する結果になった。
しかしまだ覚醒は不確定な段階にあり、彼女が覚醒を意識するまでにまだ時間がかかる。しかもシャックスとの戦いにより疲労が溜まっていたせいでカイムに対して不覚を取る事となってしまう。本来カイムとの相性は非常に良く、開けた場所で互いに距離をとって戦っていればもしかしたらメルクリウスならカイムに勝てた可能性がある。
名前・ アマルト・アリスタルコス
性別・男
身体・身長177 体重73
年齢・24
異名・探求の魔女の弟子 小学園理事長
好きな食べ物・ボロネーゼ
嫌いな食べ物・あからさまに手の抜かれた料理
得意分野
料理、勉強、家事全般
苦手分野
気を使う事、気を使われる事、嘘を吐く女
趣味
基本料理が趣味、飽くまで自分の料理は趣味なのでプロではないというのが彼の理屈。
能力値
保有総魔力・C 魔力放出力・C
魔力精密度・B 魔力持久力・B
近接戦能力・B 肉体精密度・A
肉体持久力・B 知識量・C
総合能力値・18500(変身によって可変)
備考
今回全然いいところがなかった男、戦績も散々、戦いにも殆ど参加してないので経験値も入らず泣きたくなる有様。だが戦い以外では子供達の面倒を見て寺院の運営に多大な貢献をしたある意味裏のMVP。
オセと戦い相性の悪さから敗北、カイムと剣術勝負を挑むも真っ向から普通に負ける。折角手に入れたレッドランペイジの力も恐ろしく使い勝手が悪い上海水のない空間ではただのデカいエイである為使い方を考えなければならないと彼は裏でレッドランペイジの毒針の加工に勤しんでいる。
今回はダメだった、それは仕方ない。だがそれでめげる彼ではない、次こそは他の弟子にも負けない活躍を、そして次こそ仲間を守ろうと固く誓うのであった。
名前・ サトゥルナリア・ルシエンテス
性別・男
身体・身長160 体重55
年齢・18
異名・閃光の魔女の弟子 世界のスーパースター
好きな食べ物・グレープエード
嫌いな食べ物・辛い物
得意分野
演技、歌唱、段取り決め
苦手分野
喧嘩、料理、演劇をバカにされる事
趣味
芸術鑑賞、絵画や彫刻を見るのが好きであり歴史ある品を見ると思わず目を輝かせる。
演劇は好きだがあれは趣味ではなく仕事と割り切っている。
能力値
保有総魔力・C 魔力放出力・B
魔力精密度・C 魔力持久力・D
近接戦能力・C+ 肉体精密度・B
肉体持久力・C 知識量・C
総合能力値・8000
備考
戦力的にあまり活躍は出来なかったがサラキア戦以外の戦いに参加できて経験は積めた。だがやはり実力不足を強く実感する結果となってしまった。
カイムとの戦いに敗北し純粋な実力の不足を感じ、これを改善する為あれこれ考えている。だがそんな彼が落ち込まずにいられるのは久しく再会したアルザス三兄弟のおかげである、あの時、力のなかった頃に比べれば自分は幾分か強くなれた、恐ろしい的にも怖がらずに戦いを挑めた、それはある意味…進歩なのかもしれないと。
名前・ メグ・ジャバウォック
性別・女
身体・身長167 体重55
年齢・22
異名・無双の魔女の弟子 皇帝専属メイド長 第四師団師団長
好きな食べ物・激辛料理
嫌いな食べ物・無し
得意分野
ありとあらゆる分野、ほぼ全てを万能に完遂できる。
苦手分野
不潔、虫
趣味
機械いじり、職業上あまり無いが暇な時は懐中時計を分解しては組み立てるのを繰り返している。
能力値
保有総魔力・B 魔力放出力・B
魔力精密度・B 魔力持久力・B
近接戦能力・B+ 肉体精密度・B+
肉体持久力・B 知識量・A
総合能力値・27000
備考
本日の主役、絶対的功労者、カイムキラー、頑張ったで賞受賞者、カイムを倒せた事をメチャクチャ誇っている人。寺院での生活では雑務全てを請け負いアルトルートの助けを行い、戦闘では遥か格上のカイムを撃破する功労を見せる。
カイムとの相性は決して良く無く、真っ向から戦えばアマルト以上に呆気なくやられていた可能性がある。そんな彼女が食い下がれたのは大好きな友達を守る為、そして師の尊厳を守る為。その決死の食い下がりにより魔力覚醒を習得し第二段階に到達。
まだ未確定状態ではあるものの覚醒を習得し、実はメルクリウス以上に覚醒が固まっており、真の覚醒はもう間近に迫っている。
ジャックの一件、損害のモースの一件、そしてヴェルトから聞いた話。全ての話の裏にジズいる、両親の命を奪い、姉と自分の人生を狂わせ、剰えシュランゲの人々の命さえ弄んだ男が影でずっと笑っている。その事実にメグは怨敵との再会を予感し、一人ナイフを研いでいる。
全ては、この時の為。復讐を成し遂げる為、最愛の師との誓いさえも破る覚悟で彼女は剣を突き立てる。
名前・ デティフローア・クリサンセマム
性別・女
身体・身長105 体重35
年齢・21
異名・友愛の魔女の弟子 魔術導皇
好きな食べ物・甘いお菓子 デティスペシャル
嫌いな食べ物・野菜 苦いやつ
得意分野
魔術学、魔術、治癒魔術
苦手分野
肉体労働、身長をいじられる事
趣味
お菓子を食べる事、甘いお菓子は大好き、塩辛いのも好き。
能力値
保有総魔力・A+ 魔力放出力・A
魔力精密度・A 魔力持久力・S
近接戦能力・G 肉体精密度・D
肉体持久力・B 知識量・B
総合能力値・13000?
備考
互いに遠距離から魔術を撃ち合う所謂『魔術戦』に於いては無類の強さを発揮する女。魔女の弟子である以前にそもそも現代魔術師最強格の魔術導皇なのでいくら格上とは言え山賊のオセ程度には負けない。一切の抵抗を許さず縊り殺すように叩き潰し自信をへし折りオセに再起不能な心の傷を与えた。
魔術戦をすれば弟子の中では最強。古式属性魔術を操るエリスであっても遠距離からの魔術の撃ち合いでは勝ち目が一切ない。彼女に勝てるのは魔術王ヴォルフガングか大魔術師トラヴィス、或いはケイト・バルベーロウの三人くらいな物である。
名前・ ネレイド・イストミア
性別・女
身体・身長270 体重240
年齢・25
異名・夢見の魔女の弟子 闘神将
好きな食べ物・お肉(食べた後すごい力が出るから)
嫌いな食べ物・レモン(唾が出るから)
魔力覚醒・『虚構神言・闘神顕現』
得意分野
壊す事、直す事、プロレス
苦手分野
教義をバカにされる事、繊細な作業、歌を歌う事
趣味
日曜大工をやっている、プロには到底及ばないがある程度のノウハウは知っている。
能力値
保有総魔力・B 魔力放出力・B
魔力精密度・C 魔力持久力・B
近接戦能力・A+ 肉体精密度・A+
肉体持久力・A+ 知識量・B
総合能力値・32000
備考
東部での戦いで多くを学びより一層大きくなった。もう一人の神将オケアノスとの激戦、母を名乗る不審者モースとの死闘、それらを糧に今まで蓄えていた経験値が収束し真魔力覚醒『星神祈言・星神顕現』を習得し能力値が大幅に増加し、もうエリスにも遅れを取らないほど強くなれた。
今回習得した『星神祈言・星神顕現』は霧を体内に取り込み霧の変質効果を肉体にも及ぼす…と言うものである。これを発動している間彼女の体は神に等しいスペックを得て身体能力が爆増する、また世界創造の幻影を拳の先から放つことにより全力の修正力が前方に発生し攻撃を行う事もできる。
ある意味、幻影を極め肉体を極めた彼女がたどり着くに相応しい極致とも言える。
結局、モースは母親ではなかった。もしモースが母親ならば仲間と共にはいられない…そう感じていたもののモースの言葉を受け心を改めた、例え己がどんな生まれであれども自分を産んでくれた実の母に感謝を忘れず、友と育ての母リゲルに無限の感謝をし歩み続ける事を決意する。
それと同時に、結局自分の真の母親が誰なのか、分からずじまいに終わり彼女は首を傾げる結果となった。だが、もしかしたら生まれなんてのはどうでもいいのかもしれない、ただこうして母に祈りを向けるだけでそれが救いになることを祈りを背に受ける彼女は知っているから。
名前・ オケアノス・エケ=ケイリア
性別・女
身体・身長175体重60
年齢・27
異名・想像士、巨人殺し、争神将
好きな食べ物・オートミール
嫌いな食べ物・川魚
魔力覚醒『暴零蹴斗』
能力値
保有総魔力・C 魔力放出力・C
魔力精密度・C 魔力持久力・D
近接戦能力・A 肉体精密度・B
肉体持久力・B+ 知識量・D
総合能力値・52000
備考
東部クルセイド領を守る真方教会最高戦力『争神将』を務める人物、また卓越したサッカー達人でありマレウスにサッカーブームを巻き起こした伝道師。
非常に珍しい先天的な超人であり生まれながらにして成人男性を上回る身体能力を持ち、完成された究極の肉体を持つと言われるもう一人の『神に愛された人間』。肉体行動によって魔術と同程度の事象を巻き起こし、特に脚力に優れており軽く走るだけでソニックブームが巻き起こる程。ネレイドの目算にはなるが『足』に関しては魔女の領域に踏み込んでいると見ている。
その身体能力から自分は孤独な存在であると周囲を遠ざけ会ったこともないネレイドに救いを求めていた。そしてサラキアにてその願いを聞き入れたネレイドと戦い、自分は独りではなく同じ境遇の人間を持つ『群像』なのだと言う事実を受け入れる事となる。以降はネレイドと行動を共にして一緒にエルドラドへと向かう事となる。
因みにネレイドに対しては今も強い憧れの感情を抱いており、自分を負かして以降はその憧れも強く強く焼き付き始めている。彼女が口にする『ネレイド・イストミア』の言葉はテシュタル教にとっての『テシュタル様』に等しい価値を持つ。
元々ヒンメルフェルトの下で育てられていたテルモテルス孤児だったが、ヒンメルフェルトとアデマールの取引によってサラキアへと移り教皇アデマールによって育てられる。それ故彼女はクルスの出生が教皇の血筋ではない事を知る数少ない人間一人。
彼女は自分を育ててくれたアデマールに対しては敬意を抱いており、その孫であるクルスに対しては義理と自分の本来の出生を勘違いしている事への憐憫を抱いている。この二つの感情から彼女はどれだけ教会に不満を抱いても反旗を翻す事なく従順に従っている。
彼女にとってクルスは謂わば出来の悪い弟のような存在であり、あれだけ屈折して育ってしまっていてもそこは変わらない。だからまぁどんだけクズなこと言っても仕方ないと言うことを聞いてしまう。
名前・ クルス・クルセイド
性別・男
身体・身長178体重60
年齢・23
異名・真方教会教皇、神司卿
好きな食べ物・豪華な食べ物
嫌いな食べ物・貧相な食べ物
能力値
総合能力値・雑魚
備考
マレウスを五分する王貴五芒星、東部地方の統括を宰相より任じられた神司卿。またテシュタル真方教会の教皇であり莫大な富と権力を持つ最低の男。
金と贅沢と無駄をこよなく愛する下劣な男、自身の自尊心を潤す為ならば手段を選ばず狂ったように日々贅沢の限りを尽くした生活を送っており、民間人や教徒達を自分が贅沢をする為の道具程度に考えている。彼女の妻であるオフィーリアの事も愛しているような口振りで接しているが、実際は誰もが羨む美女に愛される自分に陶酔しているだけで、同じくらいの美人なら別にオフィーリアじゃなくてもいい。
元々その気はあったがレナトゥスによって王貴五芒星に任命されてからは野心が爆発。東部で好き放題して自身の領地を壊す程の勢いで豪勢な暮らしを送る為真方教会全体から無理な徴収を繰り返したり他地方へ無理矢理真方教会を捩じ込ませようと画策したりしている。
自分をアデマールの孫であり正当な教皇の家系であると公言し権力を我が物としているが、実際はアデマールの孫ではなくオケアノス同様テルモテルス出身の孤児。ヒンメルフェルトとアデマールの取引の際サラキアに送られ孫として育てられただけでアデマールとの血縁関係はない。
彼がサラキアに送られた理由は一つ、彼がまだ幼児だったから。このままテルモテルスにいても満足に育ててやれないと感じたヒンメルフェルトの善意によってサラキアに送られた。しかしそれ故にテルモテルスでの記憶はない。しかしその時の記憶が混同しており『テルモテルスでの貧困生活』を『アデマールの信仰心に巻き込まれた所為で貧困生活を送った』と言う偽りの記憶にすり替わっており、彼のコンプレックスを形成してしまった。
自身の両親が居ないのもアデマールの信仰に巻き込まれて貧困で死んだと勝手に思い込み、そうはなりたく無い、あの時のような暮らしを送りたく無いと言う強迫観念にも似た感情から、彼は贅沢を追い求め破壊され尽くした自尊心を満たす怪物となった。
ただ、その様は道化そのものであり。オケアノスからは憐憫を、アデマールからは忸怩を感じられており、ただただ彼は己の悲劇に気がつく事もなく踊り続ける。
名前・ アルトルート・ケントニス
性別・女
身体・身長150体重40
年齢・23
異名・テルモテルス寺院の院長
好きな食べ物・バターパン
嫌いな食べ物・牛の内臓
能力値
無し
備考
テルモテルス寺院を取り纏める院長にして、『僧侶』ヒンメルフェルト・ケントニスの孫娘。ヒンメルフェルトの死去に際しケイトを呼び寄せ同時に魔女の弟子達が東部を訪れるキッカケになった人物。
性格は敬虔な信徒そのもの。分け与え罪を許す僧侶として完成された人格を持ちどれだけ苦しくとも孤児院の子供達の為何もかもを差し出す殉教の精神性を持つ。よく言えば聖人、悪く言えば搾取される側。
魔女の弟子達と協力して孤児院を運営し祖父の葬儀を進める生活を一ヶ月続け、その間に色々とあって、結果山賊達を許し、ナールも許し、全てを許し、ガイアの街を手放す選択をした。それは彼女が祖父より授けられた『許し許され』の精神と彼女が本質的に持ち合わせる信仰心による物。腕力はないし魔術も使えないから強くは無い、だが人としては強く、意外に逞しい。
実はアデマール・クルセイドの実の孫であり早くして亡くなったアデマールの息子夫婦に代わって本来は真方教会を継ぐべきだった存在。不能で子を産めず自身を継ぐ存在を作れないヒンメルフェルトを想って彼に孫娘を預ける選択をしたアデマールによって本来の出生を偽ってテルモテルスへと預けられる事となった。
結果として彼女は老人二人の密談によって人生を大幅に狂わされた被害者でもある。山賊に襲われたりクルスに無用に迫害されたり倒壊寸前の寺院を押し付けられたり、散々だったかもしれない。
だが彼女は親友の孫娘を預けられた身として真摯に教育に専念したヒンメルフェルトによって立派な僧侶に育て上げられ、高潔な精神と純粋な信仰心を持った人物へと成長した。それが正しかったかどうか、彼女がアデマールの下で育った方が良かったかどうか、それはアデマールの孫として育てられた男の惨状を見れば、ある程度は予測出来るのかもしれない。
名前・ ナール・エピスコプス
性別・男
身体・身長150体重89
年齢・58
異名・教皇特区指定大司教
好きな食べ物・ひとり酒
嫌いな食べ物・並べられた食事
能力値
無し
備考
元テルモテルス寺院の院長にして現教皇特区指定大司教、かつてテルモテルス寺院で悪事の限りを尽くし金を稼ぎ、子供を売り払う極悪非道を成していた最低の人物。モースが世界中を巡って子供を探すきっかけになった人物であり、モース大賊団に命を狙われていた人物でもある。
人格は最低、傲慢で自尊心が高く口も悪いリアリスト。やっている事も最低、宗教具を次々と売り払い子供を奴隷として売り最後にはテルモテルスを追い出され稼いだ金を片手に教皇クルスに取り入って教皇特区指定大司教の座に収まった下劣な人物。
とアルトルートからは言われているが、実際にはただただ何処までもリアリストなだけの金庫番。彼は全て信仰の煽りを受けて足りなくなった寺院の活動資金を確保するために動いていた。不要な宗教具は手入れにコストが掛かるから処分ついでに売っただけ、子供もこれ以上面倒を見切れないから売り払う事でせめて野垂れ死にだけでも防ごうとしただけ。悪いことをしている自覚はあるし言い訳をしている自覚もあるが、それをしなくてはならない程に逼迫していたテルモテルスの為に動いていた。
追い出されてからも彼はクルスとアデマールの勧誘を受けサラキアの管理職の座に就くが、今度はサラキアもクルスの贅沢三昧で倒壊寸前。これを立て直す為に尽力の限りを尽くし私財も何もかも注ぎ込んでサラキア再建に力を入れた。それ故彼の家には殆ど私物がなく大司教でありながら家には机椅子とベッドしかない有様。
ただどれだけ言っても彼のやった事は許されない事であり、彼は常に売り払ってしまった子供達がいつか自分に復讐に来るのではないかと言うせん妄に取り憑かれ異様なまでに人を遠ざけていたが、結果的にネレイドに許され道を示されたことによりある程度緩和された…。しかしモースは普通にまだ恨んでおりみんなの手前言わなかっただけで許されるなら普通にぶっ殺そうと思っていた。
元々アデマールの下で研鑽を積んだ僧侶でありアデマールとは師弟の関係、クルスからもアデマールからもヒンメルフェルトからも認められる管理能力は非常に優秀であり、それ故に彼はアデマールから潰れかけのテルモテルス寺院を立て直す為ヒンメルフェルトの下に派遣されたと言う経緯を持つ。
名前・ メーティス
性別・女
身体・身長180体重55
年齢・22
異名・『思慮の盾』
好きな食べ物・クラッカー
嫌いな食べ物・チョコレート
能力値
保有総魔力・C 魔力放出力・C
魔力精密度・C 魔力持久力・B
近接戦能力・C+ 肉体精密度・B
肉体持久力・B 知識量・B
総合能力値・18000
備考
真方教会を支える三本剣の一人『思慮の盾』。巨大な合金盾『神盾アテナ』を無数に操り相手を制圧する戦法を得意とする若手の邪教執行長官。
アデマールの治世下を知らない所謂新世代であり今の教皇のやり方しか知らない為、クルスのやり方に対して特に疑問持たず従順に従っており、クルスがやれと言えば街一つ破壊する事さえ躊躇なくやってのける。
得意な魔術は接着魔術『グルーアディシブ』。物体と物体を一時的に固着させる魔力を放ちあらゆる物を一時的に接続することが出来る。飽くまで一時的なので建設などには使えないがその分接着力は凄まじく釘を数十本打ち込む以上の効果を持つ。メーティスはこれを使い盾を自分の体に縫い付けたり相手の拘束に使ったりする。
ナールによって発されたガイアの街侵攻の神聖軍を指揮していた人物でもあり、損害を思慮しないゴリ押しで魔女の弟子達を追い詰めた。がしかし友を傷つけられたショックで覚醒したエリスの圧倒的暴力の下に抵抗する事もなく倒れることになる。
以降はオケアノスと共に魔女の弟子達に渋々従いライデン火山の警護に当たるが、そのままモースの襲撃を受け特に何も出来ずカエルのように叩き潰され気絶していた。
名前・ クサンテ
性別・男
身体・身長168体重72
年齢・53
異名・知恵の槍
好きな食べ物・魚の燻製とお酒
嫌いな食べ物・麺類
能力値
保有総魔力・C 魔力放出力・C
魔力精密度・E 魔力持久力・D
近接戦能力・B 肉体精密度・B
肉体持久力・D 知識量・A
総合能力値・12000
備考
真方教会を支える三本剣の一人『知恵の槍』。釣り竿のように長い槍を操る壮年の戦士であり、神聖軍を古くから支える古株。
元は神将でありアデマールを隣で支え続けた経歴を持つ。神将をオケアノスに譲って以降は彼女の補佐として三本剣を務めているが…勝手気ままなオケアノスと暴政街道まっしぐらのクルスの二人に挟まれて最近はいつもお腹が痛い。
クルスには忠誠を誓っておらず、今もアデマールに付き従っている。クルスに従っているのもアデマールへの恩義からであり、心の中ではグズで間抜けな暴君だと蔑んでいたりする。
それでも従順にガイアの街侵攻に参加しヴェルトからエリスの制止を任される。
結果的に一撃でぶっ飛ばされる憂き目を見る羽目になる。その後もライデン火山の警護を行いモースにぶっ飛ばされる憂き目を見る羽目になる。もう二度とガイアの街には近づかないと心に誓うには十分すぎる経験となった。
名前・ ヴェルト・エンキアンサス
性別・男
身体・身長169体重53
年齢・42
異名・元友愛騎士団団長、隻眼の剣
好きな食べ物・新鮮な料理
嫌いな食べ物・卵料理、腐りかけの料理
能力値
保有総魔力・B 魔力放出力・B
魔力精密度・C 魔力持久力・C
近接戦能力・A 肉体精密度・A
肉体持久力・C 知識量・A
総合能力値・50000
備考
元友愛騎士団の団長でありかつては史上アジメク最強の騎士とまで称えられた男。オルクスによる反乱事件に際しスピカに刃向かい、以降はトリンキュローと共にマレウスへと逃げ落ちていた。その後ステュクスと言う弟子を取り一時は平穏な生活を送っていた。
しかし、ジズによってトリンキュローを連れ去られそれを取り戻す為に動いてから彼の人生は動き出す。弟子に何も伝えず巻き込まない為に一人ジズの下に向かったがエアリアルを前に惨敗、トリンキュローは助け出せず、代わりにマレフィカルムの活動を抑えるよう言付かって神聖軍に潜り込みマレフィカルムの動きを探る。
その後トリンキュローと『アジメク時代から交友があったとある人物』の助けを受け神聖軍内部に怪しい動きがある事を教えられ、彼は真方教会に隻眼の剣として潜り込み調査を進めていた。しかし結果は芳しく無く、一旦マレウス唯一の協力者である『とある人物』と合流する為、表向きにはオケアノスに同行する形でエルドラドに向かう。
ステュクスを置いてきたことは申し訳ないとは思っているが、彼がマレフィカルム云々に巻き込まれるのを防ぐにはこれしかなかった。彼を守る為にもマレフィカルムを止めなければならない、そう思い彼は孤独な戦いの中に身を投じている。その弟子が今…絶賛渦中も渦中のど真ん中にいる事も知らず。
名前・ 山凰シャックス
性別・男
身体・身長:180体重82
年齢・53
異名・五番隊隊長、無人のシャックス
好きな食べ物・乾物
嫌いな食べ物・脂っこい食べ物
能力値
保有総魔力・C 魔力放出力・C
魔力精密度・D 魔力持久力・B
近接戦能力・D 肉体精密度・B
肉体持久力・D 知識量・C
総合能力値・19000
備考
モース大賊団五番隊の隊長、空き巣を専門としており基本的に人の居ない空き家に忍び込み金品を奪う事を心情としている。その為基本的に人と出くわしても襲う真似はせず空き巣以外の犯罪には手を染めないよう心掛けている。
メルクリウスとはオライオンの頃からの因縁であり、当時はモースがプルトンデュースに収監されたとの一報を聞きつけ救出に向かった後の事だった。プルトンデュースに忍び込んだは良いものの既にモースは脱獄を済ませており、彼は肩透かしを喰らいながらもマレウスに帰還した。つまりモースの次にプルトンデュースでの脱獄を成功させたのはエリス達ではなくシャックスだった、があまりにも完璧に忍び込み過ぎた為誰にもその事実を知られることはなかった。
元々は一番隊の隊長を務めた凄腕のヒットマンであり、モース大賊団創設時からの古株。しかしとある事件をきっかけに『人の死』を実感してしまって以降、自身の腕の鈍りを直感しヒットマンを引退。以降は空き巣となる事を決意する。
しかし、その信条もまた破られサラキア襲撃に際し空き巣を辞めヒットマンとして再び動き出し、ナール邸にてメルクリウスと戦った。
彼の武器は収納魔術、凡ゆる物体を掌サイズの宝玉に収められるという物であり、常に複数の武器や部下を持ち歩いている。特に得意としている技は銃撃と共に銃弾を宝玉に変え放つ『玉響』、一撃で人体を破砕する程の威力と初見での対応のしにくさが売り。
メルクリウスとの戦いに敗れ、自爆用に持ち歩いていた爆弾が起動。メルクリウス諸共自分を吹き飛ばそうとするが失敗。その後気絶しサラキアに放置されモースに回収される…が。
実はサラキアに放置されモースに回収されるまでの間にハーシェルの影であるアンブリエルによって暗殺されており、誰も気が付かぬ間に入れ替わっていた。本物の彼は既に死亡しており誰にも気が付かれぬまま土に埋められ最期を迎えた。ヒットマンとして無数の人間を暗殺し尽くし、いずれ自分も誰かに暗殺されるだろうという彼の予感は的中したことになる。
名前・ 山虎ベリト
性別・男
身体・身長160体重56
年齢・22
異名・四番隊隊長
好きな食べ物・豆のペースト
嫌いな食べ物・肉
能力値
保有総魔力・A 魔力放出力・A
魔力精密度・F 魔力持久力・C
近接戦能力・C+ 肉体精密度・D
肉体持久力・B 知識量・F
総合能力値・20000
備考
モース大賊団四番隊隊長、新進気鋭の有望な若手であり破壊の天才。やや神経質で過敏な所があるもののその実力はモースより高く評価されている。また山龍アスタロトの実の弟でもある。
失敗錬金術の使い手であり、錬金術で物質に干渉する際魔力配分などを間違えた際物質が破損するのを逆に攻撃方法として利用し戦う。本来は掌サイズでしか起こらない破損を広範囲で発生させられメルクリウスやデティフローアをして『錬金術の冒涜に等しい』戦い方らしい。
天才的な戦闘能力を持つ姉アスタロトに対し凄まじい劣等感を持っており、姉に認めてもらいたい感情と姉には認められないという諦念が入り混じりかなり拗らせている。実際の所彼の失敗錬金術は近接戦を主体とするアスタロトに対し非常に相性が良いのだが、それでも気持ちの部分で負けている為彼は四番隊止まりである。実際、アスタロトは彼に対し実の弟以上の感情は持っていない。
サラキア襲撃に際しラグナと交戦。近接戦を主体とするラグナを相手に善戦するも、神経質な性格を見抜かれ利用され敗北。姉以外には負けないという自負すら叩き折られ以降は完全に意気消沈。メンタルの回復にはかなりの時間を要する模様。
名前・ 山狐オセ
性別・女
身体・身長158体重49
年齢・28
異名・三番隊隊長、地獄のオセ
好きな食べ物・肉と酒
嫌いな食べ物・油揚げ
能力値
保有総魔力・B 魔力放出力・C
魔力精密度・B 魔力持久力・B
近接戦能力・D 肉体精密度・D
肉体持久力・C 知識量・C
総合能力値・23000
備考
モース大賊団三番隊隊長、モース大賊団屈指の残虐性を持った魔術師。トツカ訛りのやや変わった口調の持ち主でもある。
蒸発魔術・熱湯魔術・水流魔術などの複数の水系魔術を操り熱湯と蒸気を武器にして戦う典型的な魔術師タイプ。水を一瞬で熱湯に変え、その蒸気で相手を焼いたり熱湯で相手を茹で上がらせたりなど兎に角人体を破壊する事に余念がなく、また人の血に触れるだけで一気に体内の血液も沸騰させられるなど致死性の高い使い方を好む。
三番隊の隊長として過不足ない実力を持ち、ガイアの街でアマルトと戦った際は元々ガイアの街や東部の地下には温水が多く存在しており、彼女が得意とするフィールドでもあったが故にアマルトを完封し勝利を収める。
しかし一転、サラキア襲撃の際戦ったデティには完敗を喫する。魔術師同士の戦いにおいては滅法強いデティに対して正面から戦いを挑んでしまい、ありとあらゆる技を真上から叩き潰され格の違いを見せつけられ敗北した。
元々トツカの難民の娘であり、外文明に対する迫害意識の強い地域で育ったが故に凄惨な幼少期を過ごした。両親共に刑罰による死を遂げ、両親に再び会う為地獄行きを目指し殺戮の限りを尽くした。
サラキア襲撃もまた彼女の望みである『地獄行き』を成し遂げる為の手段であり、大勢の人々を道連れにし死ぬことにより地獄へ行こうと目論んだ。しかし、彼女は結局生き残ってしまい、望みは成し遂げられる事なく死に場所を失い、生き地獄を味わい続けることとなった。
名前・ 山龍アスタロト
性別・女
身体・身長210体重86
年齢・27
異名・二番隊隊長
好きな食べ物・牛
嫌いな食べ物・なし
能力値
保有総魔力・C 魔力放出力・B
魔力精密度・D 魔力持久力・C
近接戦能力・B+ 肉体精密度・A+
肉体持久力・B 知識量・D
総合能力値・51000
備考
モース大賊団二番隊隊長、独自の武術『剛柔術』使い手であり、モースをして天才と言わしめるだけの武の才を持つ天才武道家。技量だけならばエリスやラグナを手玉に取る程の腕前を持つ。
剛よく柔を制する、柔よく剛を制する、二つ極むれば天を制する。その理念の下組み上げられた独自の柔術『剛柔術』の使い手でありより実戦的な改良を施された柔術を用いる。通常の柔術以上に当て身をメインとして据えており、攻める際は力による当て身、受ける時は技による投げ、二つを切り替えて戦う。
モースに一度敗北して以来モースを倒す事を目的として彼女の下についている。がしかし、肝心のモースが衰える一方であり、このまま戦って勝っても意味がないと嘆き、彼女の復活を最も心待ちにしていた。
ダアトの裏切りに最も早く気がつき彼女を仕留める為シジフォースにて戦闘を行っていたが、そこに乱入したエリスによって邪魔されシジフォースに沈む事となる。超越した使い手であるダアトに攻め切らせない程の技量を持ち、エリスと真っ向から戦い投げ飛ばすだけの実力を持ったが、最後は一時的に共闘を果たした二人によって倒されてしまう。それからはエリスとダアトに対してもリベンジを誓う。
常に空気を振動させ続け任意の地点に振動を固定する概念抽出型の覚醒『大太入道要崩し』の使い手。普段は振動を腕型に整形しそれを振るうことで武器としている。これがある限りベリトはアスタロトに勝つことは不可能と言ってもいい。
名前・ 山鬼カイム
性別・男
身体・身長180体重60
年齢・37
異名・一番隊隊長
好きな食べ物・ボルシチ
嫌いな食べ物・甘いもの
能力値
保有総魔力・C 魔力放出力・C
魔力精密度・B 魔力持久力・D
近接戦能力・A+ 肉体精密度・A+
肉体持久力・D 知識量・D
総合能力値・53000
備考
モース大賊団一番隊隊長、最強の幹部にして大賊団屈指の実力者。魔術の類は一切扱わず剣一本で頂点にまで上り詰めた剣豪にして剣鬼。
幼い頃よりモースに拾われ育てられている孤児であり、モースを親同然と慕っている。それ故常にモースの側に付き従い、モースの実の娘の捜索にも付き従っていた。その過程でエリスに会っているがそもそも会話もしてないしパッと見ただけなのでカケラも覚えていない。
山鬼一刀流と言う我流の剣術を用いる剣の達人であり、その技量はラグナを大きく上回りアスタロトさえも超えタリアテッレにさえ届き得ると言われるほど凄まじい物。正眼に剣を構え敵を揺さぶりながら突き崩すのを得意としており、一度間合いに入れば目にも止まらぬ速度で斬り払う事ができる。
その剣術を用いて一度は魔女の弟子を全滅寸前まで追いやるも、最後に残ったメグの決死の食い下がりにより最後の最後で敗北。敗因はメグとの相性云々以前にメグを相手にするまでに他の弟子達を相手に手札を見せすぎた事も起因している。
名前・ モース・ベビーリア
性別・女
身体・身長250体重70
年齢・50
異名・山魔
好きな食べ物・肉と酒
嫌いな食べ物・パサついた物
能力値
保有総魔力・A 魔力放出力・B
魔力精密度・B 魔力持久力・B
近接戦能力・A 肉体精密度・B
肉体持久力・C 知識量・D
総合能力値・70000
備考
世界最強の山賊にして裏社会に君臨する三魔人の一人、古式武術『相撲』の使い手でもあり山賊でありながら一流の武術家でもある。
長きに渡り山賊界隈の頂点に立ち続けており、世界中の山賊達の憧れの的。山賊界隈での『成り上がり』は俗に彼女の直属の山賊団に入る事を言う。また彼女の強さに肖ろうと山賊達の中にはモースに倣って『山○』と言う二つ名をつけるのが通例になっている、がモースもモースで伝説的な犯罪者である業魔クユーサーに倣って魔の字をつけていたりする。
二十年前、自らの意思で娘を手放した事を後悔し世界中をそれ以来ずっと娘を探して世界中を旅して回っていた。娘を見つけるまでは大好きな肉と酒を絶ち乾いた野菜とパンしか食べない生活を二十年続けている。その所為で体は大幅に衰えており全盛期の力は見る影もない程に失われてしまっている。元来の実力はジャックと天下を二分する程の物。
娘を見つけ出してくれると言うジズとの取引、そしてダアトの甘言によりガイアの街を襲いネレイドと対立。幾度となくぶつかり合いその果てにネレイドを自分の娘であると見定め彼女の壁となり立ち塞がる事を決意。結果ネレイドに敗れはしたものの彼女の力の糧になる事には成功した。
結果、ネレイドは実の娘ではなく本来の娘はアルクカースの鍛冶屋ミーニャである事が発覚。実の娘が当初思い描いていた『壊し奪うだけの山賊の自分と一緒になってほしくない』と言う願いの通り『創り与える鍛冶屋』になっていた事に涙しエリス達に感謝し弟子達への恩返しを約束しガイアの街を去り、全盛期の力を取り戻す為修行へと繰り出した。
大地と自分の状態をリンクさせる属性同一型の魔力覚醒『訶利帝大炎熱』の使い手、砂場で使えば体が砂となり、岩場で使えば自身の体が岩となる。周辺の属性情報を吸収し自分とリンクさせる覚醒であり大地の化身となる力。
モースはここから覚醒を発展させ大地から自分が情報を受け取ると言う構図を逆転、自分の感情を大地に反映させると言う荒業を習得、それにより彼女の怒りや敵意を受け周辺の大地全てが彼女の意のままに動くようになる。と言ってもこれもまた衰えており、作中では溶岩を操る程度に収まっていたが全盛期ならライデン火山全体を掌握しライデン火山ごとネレイドを押し潰すことが出来ていた。
蛇足ではあるが、ジャックとは面識がある。まだモースが娘を産むよりも前に海辺の街を襲った際偶然着港していたジャック海賊団と邂逅。喧嘩になり争う寸前まで行ったが『モースは泳げないので陸地上がって来いとジャックに吠え』『ジャックは陸地に上がれないので船の上に来いと吠え』一昼夜互いに罵り合った後飽きて解散となった。なのでジャックの中ではモースと言えば肉の塊みたいなデブ…と言う印象で止まっている。
ちなみに今でもジャックの事は陸地に上がって来れない山賊もどきだと思って下に見てる。喧嘩しても負けるつもりは毛頭ない。
名前・ 知識のダアト
性別・女
身体・身長160体重65
年齢・33
異名・知識のダアト
好きな食べ物・健康的な食べ物
嫌いな食べ物・不健康な食べ物
得意分野
事象の記憶・事象の予測・健やか健康生活
苦手分野
知らないふり・嘘・不健康
趣味
健康体操・健康ジョギング・健康食生活
能力値
現時点では不明、ただ今回出てきたどのキャラクターよりも上位である事は確定。
備考
魔女排斥期間マレウス・マレフィカルムを統べる中央組織『セフィロトの大樹』の幹部の一人にして、現マレフィカルム最強の使い手。一時的にモース大賊団の食客として在籍し力を貸していた。
重度の健康マニアであり普段から書物で読み齧った健康法を試しており、早寝早起きは基本、朝起きたら自身考案のダアトダアト体操をした後ジョギングを行い適度な食事を取り毎日のルーチンワークを欠かさないマメな性格。座右の銘は『自分体に入れる物は拘りたい』。
変な思考をしている物の実力はマレフィカルム最強と言うだけあり超一級。エリスと同じ識確の力を持ち、エリス以上に多くの事柄を見落とす目を持つ。正確な未来予測、事象の本質を見抜く、凡ゆる出来事の記録などエリスが超極限集中を用いてようやく使える識確事象を平常時から扱え、またエリスが現状使う事の出来ない情報への干渉も可能としているなど識に関してはエリスの完全上位互換に近い性能を持つ。
また先天的な魔力閉塞症を患っており魔力が魂から出てこず常に魂内で圧縮され続ける体質を持っている。その為彼女の体からは魔力が感じられず普通の人間では彼女の気配すら察知することが出来ない。また圧縮された魂を魔解石リベレスクにて解き放ち推進力として扱う闘法も会得しており、身体能力・魔力出力共に世界トップクラス。
デティや魔女と言った卓越した存在は魔力ではなく魂も察知する事が出来るのだが、彼女はどう言うわけが魂すらも感じることが出来ない、魔力がありその魔力が魂の中に圧縮されている以上魂そのものはあると思われるが。
…デティ曰く『ダアトの魂にはなんらかの細工がされており、こちらの認識能力を阻害するような作りになっている』との事。これにより魔力も魂も察知出来ない不可視の存在が出来上がっていると考察している。
当然魔力覚醒も極・魔力覚醒も会得済みの第三段階到達者。しかし習得した魔力覚醒には凄まじいデメリットが課されており、おいそれと使える代物ではない。がしかしその分強力な効果を持っており、その内容は魔力覚醒の範疇に収まる物ではなく、彼女が最強と言われる所以がそこにある。
モース大賊団を裏から操りマレフィカルムに対し反旗を翻す駒として使われているモース大賊団を弱らせる為、様々な工作を行いその過程で弟子達の弱体化もしようと画策していた
がそこをアスタロトに見抜かれ戦闘、更にエリスも乱入してきてさぁ大変。アスタロトもエリスも張り倒し三つ巴を制した後彼女は悠々と東部を後にした。
実力はまさしくマレフィカルム最強であり、エリスをして『真っ向から戦えるのは人類最強のルードヴィヒ将軍くらい』と言われる程。事実彼女の高度未来予測を上回れる人間はおらず、どれだけ実力があっても彼女に未来も心も読まれる以上勝ち目はほぼ無い。
ここに唯一隙を見出せる存在は同じ識を使えるエリスのみ。エリスだけが彼女の未来予測を崩す鍵であり、ダアトを倒せる世界で唯一の存在である。それをダアト自身も理解している為、また何処かでエリスとの再戦を予感しており、期待している。
エリスとダアトの長きに渡る因縁と互いの運命はここから始まりを迎える。
名前・ ケイト・バルベーロウ
性別・女
身体・身長205体重50
年齢・95
異名・冒険者教会最高幹部、『魔術師』
好きな食べ物・ココア
嫌いな食べ物・硬い食べ物
能力値
保有総魔力・A+ 魔力放出力・A+
魔力精密度・A 魔力持久力・B
近接戦能力・G 肉体精密度・G
肉体持久力・- 知識量・A+
総合能力値・71000
備考
冒険者協会黎明期に活躍した伝説のパーティ『ソフィアフィレイン』の魔術師。パーティが活動を終えメンバーが散っていく中一人冒険者協会に残り協会の運営に尽力していた。後輩のガンダーマンが会長に就任してからは彼の補佐を務めており脳筋の会長以上に協会の運営に携わっている。
冒険者協会内部に蔓延るマレウス・マレフィカルム討伐の為エリス達と取引を行い、彼女達に仕事の斡旋を行ったりしている現状唯一の明確なマレウス側の協力相手。ではあるのだが妙に人を試すような事を言ったり自分だけ得をしようとしたりする言動からあんまりエリス達からは信用されていない。また老齢なので普通に動けないし俗っぽい性格なので侮られがち。
しかし、いくら衰えても歴戦の魔術師。魔術の腕前は魔術王ヴォルフガングと並び称される程でありダアトとカイムの二人を相手に圧倒してみせるほど強力な力を持ちデティすら口を開く程の魔術の腕前を披露する。冒険者協会にて記録されている魔術威力測定の数値は未だに破られていないアンタッチャブルレコードになっている程。卓越した魔術の腕で限定的に魔女の不老を再現するなど魔術師界隈から見れば普通に超偉人であり冒険者協会では未だに強い支持を持つ伝説の人物。
また頭の回転も良く口先一つでエリスをいいように振り回したりラグナからの追求から逃れるばかりか寧ろ丸め込むなど凄まじい舌技を持つ…がそう言う部分もあるのであんまり信用されていない。
ヒンメルフェルトの死を悲しくは思わない、死は救いであり死は安寧である。危ない思想に聞こえるかもしれないが、結局人は死ぬから生きるのであり、生きるから死ぬのである。
死が悲劇であるならば人は母の腹から生まれたその時より悲しみを背負っていることになる。それはあまりにも救いがないではないか。
だから私は天を見上げる、見送る事が私に出来る最大の賛辞であるから。ヒンメルフェルトよ、君はよく生きたと…。誰にも言わないけどね、こればっかりは嘘偽りない本音なんですよ。




