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レベルってなんじゃらほい  作者: サーモン横山
3/3

キター、スキルちゃんがキター!

 ひとまず完結なのですよ。


 今回は『スキル』というものをテーマに考えていくのです。


 スキルってなんだべ?


 という事をモロモロ考えて行きたいと思っていたのですが……。


 何と今回でこのエッセイは最終回になるかも知れないのです。


 皆さんには長らくのご愛顧を賜りまして今まで細々と続けてこられたのですが……不景気には勝てなかったのです。



 嘘なのです。


 ……かしこさの種が尽きたのです。ぶっちゃけ。


 今の私にはもう……あの意味不明な文を書くことすら不可能なのですよ。


 なので今回はつまらない考察になるのです。はふぅ。



 (´д`|||) スキルってなーに?


 一応やるのです。やるのですけどやる気も熱意も枯れたのです。


 とりあえずスキルの前提を載せるのです。


 スキルとは……技術の事である。とりわけゲームや本の中で扱われるスキルは超常現象そのものである。

 

 ……もうこれでよくね?

 

 やたらと『なろう』では乱立してるけど別に誰も困らないし、迷惑を掛けてるわけでもないから放置でいいやん。


 似たり寄ったりの仲良しさん達が『なろう』を埋め尽くしてもさ。スキルって言葉で思考停止して、そういう物だって受け入れちゃえばさ。


 それでいいじゃん? みんな幸せやん? 無駄に中身を考えるのも作者にとっては苦痛でしかないし、それならみんなが知ってる『スキル』に頼っても別にええやん。『スキル』で好き勝手するストーリーでみんなが満足してんだもん。時代がそれを求めてるならそれが正義なんだよ。


 それが嫌なら『なろう』を捨てればいいだけじゃん? 他にもサイトは沢山あるんだし。


 ……なんて言っても他のサイトにも投稿してるんだよね。その手の人達ってさ。


 

 はい、ここまでが今回の導入部なのですよ。長いけどこれに全てが詰まってるのですよ、ふふふ。


 さてはて、今回のテーマ『スキル』


 パソコンスキルとかコミュニケーションスキルとか色々なスキルがあるのですよ。現実ではね?


 その多くはちゃんと枠の中できっちりかっきりと決められてるのです。パソコン検定とか英語の検定とか簿記とかですね。これはスキルと言えるです。


 立派な技能なのですよ。


 まぁ一口にスキルというと『最低でもこれだけの事が出来る』という証明みたいなものなのです。現実では。


 パソコンが出来ると言うから雇ったのに、実際に仕事をすると全く動かせない……なんて事はざらに起きてるそうです。現実ではね?



 さてー、これで大体が分かったと思うのです。


 『現実とフィクションは別物』だということ。そしてそれに多くの人は囚われている……という事を。


 現実は現実なのですよ。それはとってもきびちくて泣きたくなるのがリアルなワールドなのですよ。『今』は特にそれが強いかな。世界的に異常事態なのですから。


 人の心は弱いのですよ。基本的に飴細工なのです。床に落とすと絶望するレベルで脆いのですよ。


 だから人は逃げる。それは当然なのですよ。その逃げ道のひとつとして『頭を使わずに溺れる』『手軽に時間を潰せる』『好き勝手に文句が言える』『現実とは違う世界に浸らせてくれる』……こんな小説の世界はとても都合がよろしいのです。


 ……ゲームも流行して入手困難になったです。抽選に外れまくって泣いたのです。ちくしょう。


 サブカルチャーは世相を映す鏡なのです。『なろう』が今の状態なのは……格好よく言うと『時代を反映している』からなのです。匿名性の高いネット世界であり、本性がべろんべろんに出てしまう所なのです。


 さてー、なんか話がズレてね? と思うですか? 


 ふふふ、この辺から考えていかないと今の『スキル』という概念の説明が出来ないのですよ。


 あんまりやりたくないですけど……分かりやすくチャートにするですよ。どーん!


 

 人心が荒廃する。世紀末キター!

 ↓

 人々は逃げる。逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ……。

 ↓

 素敵な思い出に溺れる。浮き輪でプカプカ。

 ↓

 荒廃が止まらない。先輩……私、先輩のことが……。

 ↓

 更に逃げる。あばよ、とっつぁん!

 ↓

 麻薬に溺れる。うへへふへへほほへへへ……。


 

 今は最後の所なのですよ。お手軽麻薬に溺れる状態なのです。現実逃避なのです。


 勘違いされても困るのでちゃんと書いとくです。


『逃げることは悪くない!』


『逃げることは悪くない!』


『逃げることは悪くないのだー!』


 とりあえずこのぐらいやれば、分かりますよね。


 逃げる事は普通なのです。みんなやるのです。逃げないと心が死ぬのです。だから良いのです。


 問題は逃げ方と逃げ場所なのですよ。


 その一つとして多用されてるのが無料で読めるネット小説なのです。現実から逃げるのに適した『頭使わない』『なんかみんな見てる』『ざまぁもあるよ』という辛い現実から自分を解放してくれる今の『なろう』はとても都合が良い場所になったのです。


 ……いや、批判じゃないのですよ? 元々そういうもの、そういう側面があるのが娯楽というものなのです。だからそれに文句を言うのは『めー!』なのですよ。


 古代ローマのコロシアム。あれは民衆の不満を解消する為に作られた……という説があります。作った本人に話を聞けないので断定は出来ませんが……今の人間を見る限り、そういう面は大きいでしょうね。


 娯楽に逃げて心の平穏を保つ。


 せちがらいですー。せちがらい世の中なのですー。漢字で書くと世知辛いなのですー。


 

 はてー、ここまでが話を進める上での土台なのです。ここまでの情報が無ければ見えてこないのです。『スキル』という物の概念が。


 いくですよー?


 『説明』するのって、ものすごくメンドイ事なのです。だからみんな手を抜いて結論に走るのです。


 でも結論なんて正直どうでも良いのです。それは現実によってあっさり変わるものなのです。人間自体が不変な存在でもないので価値観も常識もグネグネするのです。


 だから行き着く先はその都度変わる。時代の流れ、心の流れですねー。でもその道筋は意外なことに、どの時代も似てるものなのです。人間は昔から変わらない生き物なのです。


 その辺は『変わらない』『へへん!』な生き物なのです……へへん?


 『不変な』生き物と言えるのです。種としての成長は無いって事なのです。


 歴史は繰り返すのですよ。へへん!


 

 ……誤魔化せたですよね? ね?


 こほん。


 

 スキル、というものは人々の願いなのです。一揆を起こした農民達が望んだ物であり、江戸っ子がオサレに浸ってたものと同一の存在なのです。


 妬み僻み羨望嫉妬渇望……そんなものを形にしたのが『スキル』という夢の存在……概念なのです。


 それがあればきっと自分はハッピーになれる……。


 現実がそうではないから、そう望むのです。現実で頑張ってる人は手軽に手に入る力を恐れます。それは手軽に消えていくからなのです。常識とか平和とかもその類いのものなのですよ。


 あれも概念ですからねー。


 努力して維持しないとあっさりと消えていく。


 それをみんな経験してしまったのですよ。現実の逆襲です。カウンターパンチです。鼻血ぶー。


 でもでも、みんなそれを見たくない。認めたくないのです。いつまでもぬるま湯に浸かってふやけたいのです。皮が白くなるですー。


 そしてあまりの過酷さに現実を妄想に置き換えてしまう。現実とフィクションを混ぜちゃうのです。本末転倒とはまさにこの事ですな。まぁ逃げるのはいいんですけど、これは逃げるというか……ね?


 ちょっと……やりすぎなのですよ。


 

 『なろう』に蔓延る『スキル』とは理想であり逃げ込むための夢の世界なのです。

 

 夢と希望の象徴なのです。


 だから……あんまり虐めないであげて欲しいのです。スキルちゃんは本当は努力家でこつこつ真面目な委員長なのです。そんなスキルちゃんをゴテゴテのケバケバのギャルン! にしたのはスキルちゃんをよく知らない人達の欲望とかなのですー。


 ギャルよりもギャルン! の方が強そうですー。


 

 さてー、この辺でまとめは十分なのですよ。メモ帳は考えをまとめるのに役に立つのです。


 はてふてー、一応ここを読む人用に『なろう』を読んでる前提で話を進めたのです。えすえぬえすー、とかスマホゲームとかは話が膨らむのでカットなのです。でも同じ事なのです。


 にんげんの欲望って怖いですー。




 今回の分かりやすいまとめ!


 スキルちゃんは本当は委員長なのです。レベルとステータスさんがいちゃこらしてるのを見て、いつも『ぐぬぬ』してるのです。


 頑張れスキルちゃん!



 ま、考察はこんなもんなのです。


 スキルとはなんじゃ? その答え……というかひとつの考えなのです。スキルもレベルもステータスも悪くないのです。元々これらはそういう類いの物。



 そう考えれば……


 今の世界が少しだけ見えてくる……


 優しくなれる……


 ですかねー? 



 あ、前回の終わりで現実世界にある『差』について引っ張りましたけど……ここまで読めば何となく分かるよね?


 人と人との『差』なんてものは努力と運だけなのです。現実はどこまでもシビアなのですよ。せちがらーい!


 努力は必ず実を結ぶ……訳でもないのです。でも努力しないと砂のお城なのです。


 不思議なものですねー。まぁどうでも良いのです。大切なのは『ちせいのたね』なのです!


 でも運の種も欲しいのです。ゲーム……外れまくったのです。今はお金が無いのです。すっかんぴんで『たね』すら……ぐふへ? うへへへ? にゅへへへへほ?


 はっ、いかんのです! 禁断症状なのです! 



 

 という訳でこのエッセイはひとまずお仕舞いになるのです。


 

 またねー!


 

 人を憎んで『スキルちゃん』を憎まず。


 悪は人の心にあるものです。

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