現実世界にレベルはあるのか?
前回のまとめ
なんか訳分かんないけど、とりあえずレベルとステータスは本から生まれた概念なのよ。それが逆輸入されて変な感じになってたの。多分。
このエッセイを書くに当たり、最初にテーマとして選ぶ予定だったのが今回のテーマである。
前回は不思議な力に押し流されてあのような事になったが、今回は真面目に行こうと思う。なぜならここはメモ帳とはいえ世界に配信されているからだ。誰も見ていないからといって全裸で踊るのは宜しくない。つまりそういう事である。
……風邪引くし。
では今回のテーマ、『人間にレベルはあるのか?』を考察していきたいと思う。
ふっ、真面目だな。
さて、まずはお馴染みのこいつの出番だ。出でよ!
(´д`|||) レベル……貴様……何奴か!
まずは『レベル』という概念を定義しておこう。ここでは辞書系をなるべく使わない方針だ。何故ならば……そこに答えがあるからだ。
……答えが出てるんなら別に掘り下げなくても良くないか? メンドイし。
という事になるので自力でモロモロをモロモロしていく事になる。ちなみにモロモロは諸々で、『様々な事』という意味で使用している。語呂がラブリーなので多用したいが多分これ以降出てこないだろう。
さて、レベル……水準、基準等の意味もあるが、ここではゲーム的な意味での『レベル』について考察していきたい。
レベル1 レベル2 などで表現される強さを表す指標。ゲームでは大体がそのようなものだろう。
その多くは、数字の大きさが優位性をもつ物であり、多くはレベル1からのスタートである……か? 最近のゲームはどうなのだろうか、自信がない。
まぁひとまずは置いといて……レベルの定義を決めるとしよう。
レベルとは……強さや強度を表す指標である。
これを前提に話を進める。異論は認めん。何故なら……すぐにぶれるからだ。
では早速『人間』にレベルを当てはめてみることにしよう。
赤ちゃん…………レベル1 ハローベイベー!
小学生…………レベル2 ちょいと生意気になってきた。
中学生……レベル3 反抗期キター!
中高年……レベル10 おつかれー。
老人……レベル100 そろそろ妖怪になる?
適当にやってみたが、違和感がすごい。
まず数字の大きさ、意味が分からん。
そしてレベルの意味するもの、それも分からん。
更にレベルの上限値も分からん。つまり数字による区分けがキチンと働いて無いことになる。分かりやすく言うと、レベル1と2の差が分からんと言うことだ。
……ひとまずの定義として強さ、強度をレベルとしたが……老人は果たしてレベルが高いと言えるのだろうか? 物理的に弱い種族だと思うが適当に表にすると問題が発生したことが分かる。
なので定義の再考だ。
今度はレベルを精神的な強さ……という定義にしてみようと思う。
さて、またしても先程の例で試してみよう。
赤ちゃん……レベル? 精神……精神? ベイベーに精神?
小学生……レベル1 これは何となく。
中学生……レベル➖2 中二病だよな。
中高年……レベル30 汚れを知って大人になった。
老人……レベル2 知ってる老人は大抵このぐらい。
……あれ? なんかまたしてもおかしくね? いやいや、どこがおかしいのだろうか。分からん……分からんぞ!
さて、軽く遊んでみたが、ここで本質が見えただろうか?
『レベル』というのは概念の存在。それはとてもファジーな物であるという事に。
ちなみにファジーとは曖昧、ぼやけた、という意味で使用している。他にも毛羽立ったという意味もあるそうだがそれは今回使わない。
カタカナは使うとインテリに見える。賢さの種を食べた私にピッタリではないか。
ちせいレベルが高いと高尚な文が書けるのですー!
きゃー!
ゲフン!
……話を続けようか。
この私、これでもそこそこの年齢である。色々なゲームを遊んできた経験を持っている。ゲームには大抵『レベル』という設定があった。
物によっては『レベル』という設定が無いものもあるが、その場合ステータスの成長なり、道具なりで同じような役割をしていた。レベルとステータスさんは蜜月の間柄だ。比翼連理と言っていいだろう。
ふふふ、すごくインテリに見えるのです。
ぐふふ。四字熟語とかインテリなのですよ。スーパーなインなテリーなのです。
ゲフン!
レベルとステータスさんは同じ物……として扱っておく。この先そういう前提で挑んで欲しい。
この『レベルとステータスさん』は人の造り出した『ゲーム』の中の概念である。これは……異論ないだろう。
そしてそれを現実に当てはめてみても……なかなか上手くいかないのは当然の結果だと言える。
それは何故か?
『レベルとステータスさん』は現実世界を理解するために造り出された概念だからだ。分かりやすく説明していこう。そろそろ知恵熱で氷枕が欲しいからな。
ぷひー。
あんねー? 人間ってワケわかんないの。だから色々分解してみて細かい単位にして理解していこうとしたの。腕力とか知性とか教養とか精神力とかなの。体をバラバラなイメージじゃないのよ? 『人間』という存在を理解するために概念をバラバラにしたの。
だから色々とおかしいの。
あるところでは異常に強くても他の所ではへっぽこなの。分かりやすく言うと、優しい人でも、とある人、とある条件によっては鬼になるの。それがわりと普通なの。矛盾してるのがデフォルトなの。基本なのよ。だから細分化して細かい分野ごとに見ていったの。
その名残が『レベルとステータスさん』なのよ? 別にマッドな研究でもないの。大きくなった人間は得てして考えるの。
『人間って……なんじゃらほい?』とね。
みんな考えるのよ。自己を得た時点で誰しもそれを思うの。つまり中学生辺りなのよ。反抗期なのは答えが出ない事と、肉体と精神のバランスが狂うからなのよ。
……でも眼帯はないと思うのです。あれは拗らせた感じなのですよ。
みんな悩んで答えは出ないの。だって矛盾してるのが人間で、その答えを多くの人は答えと認めないの。だって中学生だもん。
だから逃げるの。『レベルとステータスさん』という概念にね。
そういうものとして捉える事で『答え』を得た、という事にして満足するの。まやかしなの。でも生きることは大体がまやかしだから別にいいの。
若い世代に『レベルとステータスさん』が人気なのはそういうことなの。年をとっても好きな人はつまり……そういうことなのよ。
いつまでも中学生なの。永遠の14才なの。
普通に年を重ねていけば『レベルとステータスさん』を疑問に思うのよ? それが普通なの。だって人生の中でその概念が通用しないと知っているから。
きっとそれが大人になるって事なのよ。
でも人は辛い人生から逃げ出したいと思うのよ。逃げる先がまやかしでもいいの。辛い時はトンズラなのよ。無理しても死ぬだけなの。ポックリなのよ? 家族が泣くの。
だから昨今の……これはどうでもいいな。
こほん。さて、少し早足で駆け抜けたが言わんとしたい事は伝わっただろうか。
レベルという概念は人間を理解するために生まれたツールではあるが、それは細分化した人間の能力を測るものでしかない。よって人間そのものに対してレベルという概念を押し付けるとおかしな事になる。
……って事よね? そういう風に読める? 読めるですか?
メンドイからこの辺でいい? だめ? ダメでも進むけど。
あ、今さらだけど『概念』の説明をしとくですよ。ここで使う『概念』とは……そういうものであると感じる事象、現象、イメージを引っくるめたもの……という事にしてます。半分は思い込みの産物ですが、そのくらいユルく設定しておかないと万人に説明出来ません。
例えば……『犬』という概念は人によってかなり変わるでしょう。大型犬、小型犬、狼やポリスメン。その中で大体こんなもんかー? というユルユルな感じで抽出した物が晴れて『概念』となるのです。
よく分かんないです? ぶっちゃけると『みんなの思い込み』というのが『概念』となります。多少違くても問題ないので……問題ないのですよ。共通意識とか色々ありますがメンドイのです。
そろそろ話がつまらなくなってきた気もするのでテーマに帰ろう。『現実の人間にレベルはあるのか?』というテーマにな。
ここまで進めた話から答えを出すと……
『ねぇよ、バカ』という結論になる。
だが現実世界で生きるものは皆感じていないか?
他人との明確な『差』というものを。
そこにある明確な『なにか』を!
そして……疲れたのです。続きは次回と言うことで。
種の効果が尽きたのですー。
ギブミーかしこさのたねー!
多分今回はレベルという概念が生まれた背景の考察なのよ? きっと。多分。自信ないですー。たねー! よこせー!