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守護獣な私と巫女と呼ばれる彼女と、のんびり過ごす獣愛物語。  作者: にゃんたるとうふ
お城の上で―――
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とある少女の日記

日記形式で書いてみたいと思ったんですが、あまりなってない気がする・・・


ヤンデレ感があるようなないような、微妙な感じになりました。

―――0日目―――


明日から念願だったお城で働くことになりました!

なので今日から日記をつけていこうかと思います、でも日記って何を書けばいいのかなぁ?

お母さんに聞いたらその日あったこととか気になる人のことを書いたらいいって言ってたからそうしてみようかな。


今日はお城が募集していた求人に応募した結果が届く日でした。

ドキドキしながら待っていると、昼過ぎ頃に手紙が来て明日から来てくれと書いていたので受かったのだと分かりました。

私は飛び跳ねて喜びました!・・・でも両親は複雑な顔をしていました。

むぅ・・・何でそういう顔をするの?心配することなんて何もないんだよ?だって守護獣様の足元で過ごせるんだから安全なんだもん!そう言うとさらに渋い顔をしていました・・・なんでかなぁ?

親戚の皆もどこからか聞きつけて家に押し掛けてきました、そんなに心配することないのに・・・


口々に考え直せとかまだ間に合うとか言われたけど、私の意思は固いのっ!!絶対行くんだから!!


なんで皆して守護獣様を毛嫌いしてるんだろ?私たち皆を護ってくれている方なのに・・・かくいう私も姿を見たことはないんだけど、一目でいいからそのお姿を拝見したいなぁ。

そのためにも頑張ってお務めを果たさないとっ!




―――7日目―――


日記を付け始めて一週間が経ちました・・・いや、違うんですよ?別にサボっていたわけではないんですよ?仕事を覚えたりしてたら忙しくて書けなかったんです!本当ですっ!・・・って誰に言い訳してるんだろう、私・・・誰に見せるわけでもないのに。


それはいいとして・・・この一週間にあったことは、王族の方々や私のような使用人たちの料理を作ったりお城にある部屋の掃除をしたりと色々なことをしたんだけど・・・

頂上にお住まいになっている守護獣様には会うことができなかったんです。

何でも会えるのは巫女様であるサナエ様と認められた使用人のみだそうです、せっかく一目見れると思ったのに・・・かなりショックです!

でも私は諦めないもん、まずは認められるように頑張らないと!・・・でも誰に認められたらいいのかな?




―――30日目―――


お城で働き始めて一か月が経ちました。

あれから私は守護獣様にお会いするために色々なことを頑張っていました。

護身術とかも身に着けたし、ナイフ投げもかなり物にすることができました。

料理も掃除も他の人たちより一歩上を行くぐらいの仕事ぶりだったそうです。

その甲斐あって、私は守護獣様の居られる頂上の掃除を任されるまでになりました。

やったぁ!!ついにやったあぁっ!!念願の守護獣様に会えるんだぁっ!!!


―――この後興奮に任せて書き殴っているため解読不能―――




―――31日目―――


昨日は興奮のあまり、気持ちを抑えられなくて思いの丈をぶつけたせいで自分でも何書いてるのか分からなくてぺージ一面ヒドイことになってる・・・もう少し気持ちを抑えて書かないとダメだよね、これ日記なんだから。


気を取り直して・・・ってこれは書かなくていいか、あれ?これも書かなくても・・・

今日は念願の守護獣様にお会いできる日です!何でもサナエ様に用事ができたそうでその代理です。

いつもは下ろしている髪をお気に入りの赤い紐で右側にまとめて身だしなみもしっかりして準備万端っ!

意気揚々と部屋を出て頂上に続く階段を上る前に履いていた物をすべて脱いで一歩一歩踏みしめながら進むと・・・頂上で身体を寝かせた守護獣『ソフィ』様のお姿を拝見することができた。

その鋭く光る四つの赤い瞳で見つめられ、私の身体は恐怖を感じることはなくむしろ・・・おへその少し下辺りがキュンっと熱くなるのを感じました。

それを自覚した瞬間に私は身悶えして、震えを覚えて少し息が荒くなるのを感じました。

私はその時の状況に頭がついて行かず、でも掃除を済ませなきゃいけないし、何より・・・ソフィ様に出来ない子って思われたくない一心で掃除を終わらせました。

終わらせたことをお知らせするために正面に正座をして顔を上げると、またも視線が交差して・・・身体が飛び跳ねる感覚を覚えて、さらに身体の奥から何かが溢れてくる感覚がして・・・

私はソフィ様に掃除を終えた報告をすると、すぐさま階段を駆け下りて自分の部屋に駆け込みました。


そして現在に至る訳なんだけど・・・この年でお漏らししちゃうなんて、でもソフィ様にバレなかったことを考えるとまだマシ・・・なのかなぁ・・・おまたがすーすーするよぅ。

でもまだ身体が熱くてお腹の奥が疼いて治まらないのはなんでだろ?おへその下辺りだからここ―――(文字が乱れて一部読めなくなっている)―――


えっ、え?なに今の・・・疼く場所を触ったら背筋がぞわっとして、頭がボーっとする感じがして・・・

でもまだ疼きは収まってないんだけど・・・おまたもむずむずするし、少しだけ触ってみようかな。


―――ここから下はページが濡れた形跡があり、よれよれになっていて読めなくなっている―――




―――32日目―――


気付いたら朝になっていて、日記もヨダレと――のお汁でベタベタになってて昨日の内容が半分読めなくなってる・・・でも恥ずかしい内容だったような気がするから読めなくなってよかったかも。


昨日の仕事が途中だったと思ったけどどうやら私は仕事をこなしていたらしい、かなり辛そうな顔をしていたらしく先輩に心配されちゃったけどソフィ様に会った後ということで大目に見てもらえた。

私は別にソフィ様が怖かったわけじゃないんだけどなぁ・・・顔が引きつっていたのは多分疲労だと思うし・・・


今日の仕事はちゃんとこなしましたよ?

でも、昨日ソフィ様に会ってからソフィ様のことを考えると胸が熱くなって・・・身体の奥から昨日と同じように何かが溢れてきて抑えられなくなってソフィ様のことしか考えられなくなっちゃって、だから寝る前に少しだけ・・・少しだけ触ってから寝ようと思います。




―――33日目―――


昨日は励み過ぎたせいで少し身体がだるくなってしまいました。

今日はもう少し抑えた方がいいかな?




―――34日目―――


昨日は前より抑えたおかげで身体はだるくなかったけど・・・

お腹の奥が疼いて仕事どころではなかったです・・・どうしょう。




―――35日目―――


昨日の反省を踏まえて、疼きが治まるまで励んだ結果・・・仕事に身を入れるくらいになりました。

これで毎日抑えられるし、ソフィ様のことももっと考えられるから毎日幸せですっ!

あと、サナエ様の専属の侍女に任命されました・・・なんで私が?と思ったけどソフィ様に会う機会が増えるかもと考え直してすぐに承諾しました。

えへへへっ、早くソフィ様のお姿を見たいなぁ・・・♪




―――38日目―――


今日は大国から偉い方が来るということで慌ただしい一日でした。

おもてなしの料理を作ったり、お迎えするお部屋を掃除したりと様々なことをしていると・・・

突然、お城が揺れて食器類がいくつか落ちたり踏ん張れず尻餅をついてしまう人が居たりと大騒ぎになっているであろう中・・・

私はその原因である頂上に座り込んで、目の前の光景を眺めていました。

偉い方の護衛の方がソフィ様がいる頂上へと無断で上がろうとしているのを止めるために説得するも聞き入れてもらえず、ソフィ様に会わせてしまうし急に吹いた強風にあおられて尻餅をついている間に視界が光に包まれ・・・目を凝らすと、頂上が無くなっていました。

私は何が起こったのか分からず、これをしたであろう護衛の男性に視線を向けると微笑みを向けてきた。

そんなことはどうでもよくて、再び砂煙が舞う頂上に視線を戻すと・・・ソフィ様の気配というか匂い?を感じて見つめていると、砂煙の中から片足の無い状態のソフィ様が姿を見せました。

そのお姿を見て生きていてくれたことへの安堵と、ソフィ様のお身体に傷を付けた目の前の男に対しての怒りが込み上げてきました・・・ついつい懐のナイフに手を伸ばしかけたくらい。

ソフィ様と男が少し会話を挟んだと思っていたら、何かがぶつかり合う音がしたと思ったら背後で大きい音がして目の前にソフィ様が立っていました。

音がした方を眺めていたソフィ様でしたが、唐突に私の方を向いてサナエ様を呼んで来いと言いました。


何で私の目の前で他の女の名前を出すのですか?どうして私を見てくれないのですか?どうしてどうしてどうしてっ!!

私だけを見て私だけに本当の貴女のお姿を見せて私だけに貴女を独り占めさせて・・・


って私は何書いてるの!?最近、ソフィ様のことを考えると気持ちが抑えられなくなってる気がするなぁ。

でもあの時もそう思ったけどすぐに気持ちを切り替えてサナエ様を呼びに行ったんだっけ?

ソフィ様の命令なら何でもこなせる気がするな・・・この身体だって差し出せるもん。

でもこれからソフィ様どうするんだろ?お住まいの頂上はあんな状態だし、修繕には結構な時間がかかるみたいだしどうなるんだろ?




―――39日目―――


ソフィ様が頂上の修繕が済むまで、サナエ様と一緒に他国を回るそうです。

私もついて行きます!大丈夫です、ソフィ様の身の回りのお世話はこのユキナに任せてください!











サナエ様にも誰にもワタシマセンカラ・・・

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