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虚構世界のユグドラシル  作者: norun
第一章 転機
3/5

〜覚醒〜

主人公の青波ユウは、第二十師団団長の真壁に流転(キュー)()についての使い方を教わり実際に模擬戦をやることに....

次の日さっそく真壁さんに急かされ昨日赴いた武道場まで降って来た


「昨日は、ゆっくり休めたか」


真壁は、僕と向き合って話している


「はい、まだ気になることは多いですが

なんとか寝れました」


そこで真壁は、僕に近づいきて片手大の黒色の立方体を渡してきた


「真壁さんこれってなんですか?」


僕がそれを不思議そうに眺めていると真壁さんは、僕と同じような立方体だが少し色の薄いものを取り出し説明を始めた


「これは、流転(キュー)()と呼ばれるものだ」


「少し見ててくれ」


そう言って真壁は目を閉じた


「-変化(チェンジ)-木剣(ウッドソード)-」


真壁がそう言い放つとさっきまでの黒い立方体が声と共鳴し色と形をみるみる変えてゆく


真壁の手には先ほどの立方体と全く違う形状、素材の木剣が握られていた


「こんな感じでこの立方体は、所持者の意志とイメージにしたがって形状を変化させる」


そう言って僕に木剣を触らせた

手触りは、完全に木だった

僕が持っている無機質な立方体とは全く違う感触を手に感じる


「よし、新人!」

「お前も試してみろ!」


僕は、木剣を強くイメージた

さっき触った感触形全てを強く思い描き叫んだ


「-変化(チェンジ)-木剣(ウッドソード)-」


するとみるみるうちに立方体が姿を変え剣に変わった


真壁さんは、驚いたような顔をして僕に近づいてきた


「驚いた、

まさか初めてで成功する奴がいるなんて....」


そう言って真壁さんは、僕が作り上げた剣を手に取った


「すごいな、造形も見事だ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


真壁さんは、僕に剣を返し次なる説明を開始した


「よし、次は、強化だ」


「強化はさっきの変化チェンジとは違って少しやり方が違う」


真壁はそう言ってユウから少し離れて剣を構え目を閉じた


「-流転アップグレード-石剣(ストーンソード)-」


剣が光りだし剣先の方から明らかに木ではない別の物質に変化してく

発光が終わるとその物質は石であるというのが見て取れた


「こんな風にしてより強固にそしてより鋭利なものに変えていくんだ」

「上位の物質に変えるには自らの強い意志が必要になる」

「何かを成し遂げたいとか誰かを守りたいとかそう言った感情だ」

「感情の表れがこの武器の強さに比例していく」


そう言って真壁は剣を一振りして見せた

石剣は勢いよく空を切った

その風圧は二メートル以上離れているユウにも伝わるものだった


「よし、新人今やれと言っても石を固めるのは難しいかもしれない」

「だがイメージを持つというのは大切なことだ」

「少しやって見てくれ」


ユウはそう言われて真壁と同じように剣を構え集中する


剣は光を放ち始める

しかし、光を放ったのもつかの間すぐに光が消えてしまう


真壁の言う通りそんなに甘いものではなかった


「初めてにしてはいい感じだと思うぞ」


真壁はそう言ってユウの肩に手を置いて励ました


「次は剣を使った模擬戦をしてみよう」


「そんなこと言っても僕剣なんて扱ったことないのいきなりなんて無理ですよ!」


「こう言うものは慣れが大切なんだよ」


そう言って真壁とユウは間合いを取って剣を構える

真壁の視線は獲物を捕らえる獣そのものだった


ユウにはその視線が耐えられなかった

思わず身じろぎしてしまい一気に間合いを詰められる

ユウは真壁の剣をなんとか受け止める


重い・・・・


真壁の振り下ろした剣は真壁の太い筋肉に支えられ威力は抜群だ


この一発でユウの腕は痺れ動かすののやっとだった


「どうした新人、もう終わりか」


ユウにはどうしようもできない腕は痺れ足はすくみ

まともに動くことができない


「まだまだ行くぞ」


そう言って真壁は駆け出す

連撃を繰り返しユウは後退して行く


このままじゃ負ける・・・・・


その瞬間ユウの体が青い光に包まれユウは不思議な感覚に襲われた

今まで感じでいた恐怖が薄まり闘志のようなものが湧き上がる

その瞬間今まで押されていただけのユウが真壁と対等に戦い始めた

今度は真壁が逆に押され始め真壁はユウの剣に振り払われた


「新人やるじゃないか」


そう言って真壁はまたユウに向かって駆け出す

ユウは剣を振るい真壁に斬りかかる

ユウは先ほどよりも早い速度で剣撃を繰り返す

真壁は先ほどまでの余裕の顔色は消え焦りがにじみ出てきていた


真壁は後退し剣に力を込める


「-流転(チェンジ)-鉄剣(アイアンソード)-」


真壁の剣は材質が鉄に変わりさらに鋭く強固なものになった

真壁は駆け出し斬りかかる

しかしやはり真壁の方が押されていると言う事実は変わらない


「とんでもない新人が入ってきたな・・・・・」


二人の剣撃は激しく側から見れば剣が交わっていることすら視認できないかもしれない


真壁は危険を感じもう一度後退する


「これは使うはずじゃなかったが、しょうがないか」


「-補助効果(レインフォースメント)-筋力(エスカレートオ)上昇(ブフィジカル)-」


真壁の筋肉は膨れ上がっていく


「行くぞ、新人!!!!」


「そこまでだよー!!」


そこに轟いたのいはアランの声だった

真壁とユウは急停止し真壁の膨れ上がった筋肉は元に戻った


影者(イーター)が現れた」






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