死を超えた先の世界
登場人物
青波 ユウ (あおなみ ゆう) 主人公
榛葉 ちづる (しんば ちづる) ヒロイン
アラン・シュトラヴィス ドクター
真壁 達也 (まかべ たつや) ボーダーワールド 第20師団 団長 主人公が所属している
〜プロローグ〜 始まりの終わり
日差しが照りつける初夏の日
暑いはずなのに寒気を感じる。
体に力が入らない。
群衆のざわめき点滅する車のヘッドライト真紅に染まる自分。
そう僕、青波ユウは、死んだ、、はずだった。
ファーストダイブ 〜出会いと現実〜
西日が強く差し込む病室そして漂うのは、アルコールの匂い。
「ここは、どこだ?」
体を起こそうとするがうまく起き上がれない
頭に強い痛みを感じ視界が霞むひどい耳鳴りまでする。
うまく働かなない感覚期間を何とか使い辺りを見回す、すると入口から白い服を着た人物が自分に近寄ってきていることに気づいた。
「まだ無理に体を動かさないほうがいいよ」
「さぁ横になって、手を貸すから。」
そう言って、腰のあたりを支えてくれベットに寝かせてくれた。
「ここは一体どこなんだ」
「俺は、確か車に轢かれて、、」
そうだ確かに僕は車に轢かれて死んだはずだ。
あの冷たくなる感覚、何もない暗闇に引っ張られていく感覚を今でも鮮明に覚えている。
「君は、死んでない。」
「いや、正しく言えば死んだが死んではいないだ。」
「一体、どういうことだ。」
彼か彼女かは分からないが話を続けてきた。
「この世界は、現世とあの世の狭間、境界世界だ。」
「しかし実際この世界は、狭間とは言えど現世の方に近い位置に存在している。」
「僕にもこの世界のことは詳しく説明できないんだがとにかく君は、まだ死んでないってことだ。」
何なんだ境界世界ってそんなの聞いたことないぞ。
「わけがわからないって顔してるね」
「まあ無理もないか」
「僕もこの世界に初めてきた時はそんな感じだったから」
と言ってにこりと笑った。
「自己紹介がまだだったね僕は、アラン・シュトラヴィスだ。」
「ここでみんなの体調管理や精神ケアを行なっている。」
「気軽にアランとでも呼んでくれ」
そう言ってアランは、手を差し伸べた。
「よろしく。」
僕は、挨拶をし軽く握手を交わした。
「さて、今日は、これくらいにして明日ここについて詳しく説明しよう。」
「それじゃあまた明日」
そう言ってアランは、部屋から出て行ってしまった。
境界世界、君は死んだが死んでない
何度反芻しても理解できないほんとにそんなことがあるのだろうか
アランの言ったことが頭を駆け巡り結局休むこともできないまま次の日を迎えることになった。