第1話 エリ・エル二ール
これからはエリ目線の話を入れていきたいです。
エリ・エル二ールは姫だ。
子供の頃からやんちゃで城を抜け出して外でよく遊んでいた。
そして七歳の頃、私は周りの子達とは違う事を知った。私には王族であって、国民の為に生きないということを、私は国の為に好きでもない人と結婚することも。私には姉が二人、兄が二人、妹が三人いる。次の王は兄だということ。それから、私は礼儀を習った。
十一歳の時、私は一人で部屋で本を読んでいると一冊の見覚えの無い本を見つけた。その本は契約の本で私は試しに契約の呪文を言った。すると一匹の狼が出てきた、狼は私に襲ってきた。私は怖かった、死ぬと思った。
契約は契約陣という物の上でやらないといけなかったのだ。
狼は私を襲おうとしたとき一匹の人に似た猿が立っていた、猿は棒で私を襲おうとしていた狼を一瞬で倒した。狼は消えた。
すると猿は自分と契約を結ぶか聞いた。私はその猿がなぜか怖くなかった。
私は契約を結んだ。
猿の自分の事を孫悟空と名乗った。私は孫悟空のことを調べたが何も載ってはいなかった。
次の日から私は修行を始めた、孫悟空は自分の戦い方法を教えた。私は一生懸命覚えた。
十三歳の時、私は親に認められた。契約を結んだことを言い、騎士と戦って認められたのだ。私は十六になったら、聖流学園に入学をすることになった。そして、卒業後に私は学校で一番にならないといけないと言われた。一番になれば好きな人と結婚をしていいことになった、そのかわり、なれなかったらその時学園でトップクラスと結婚をすることになった。
十六歳、今日はついに入学式だ。私は寝坊をしてしまった、急いで着替えて外に出た。城の外は家族や警備の騎士が立っていた。みんな、頑張ってこいなど応援をしてくれた。私は門を出た、すると見覚えのない少年が立っていた。私は彼を怪しいと思った。私は彼に言った。
「そこにいる奴、そこで何をしてる」
これが私の学園生活で一番最初に知り合うことになった白石優との出会いだった。
それから、彼と話しながら学園に向かった。
私は簡単に学園に入れたが彼は門番に止められた。
私は偶然近くにいた女の人に声をかけた。
「あの人は学園に用事があるんです。だから、どうか学園に入れさせてください」
すると女の人は驚いた顔をしたが、すぐに自分がこの学園の学園長ということを教えてくれた。学園長は「大丈夫よ、あなたは学園に入っていなさい」というと学園長は門を出た。
私は言われたとおりに学園に入った。
遅刻はしなかった、そして一人の先輩に会った。先輩の名前はロキ・トラベルというらしく、優しい先輩でいろいろ教えてくれた、先輩と別れたあとに偶然先輩のいろいろな噂を聞いた。私は先輩の噂を信じられなかった。
次の日、私は自分のクラスである五組に入った。五組の教室は別校舎をまるごとだった。私は校舎を歩いていると白石優に会った。どうも彼はこの学園に入学が出来たようだ。彼と話した。契約の事を教える事になって、私は自分の武器の名前を教えた、どんな本にも載ってない事だから、彼も知らないと思った。だが、彼は孫悟空の名前を一瞬で言い当てた。私は驚いた。
どうも彼の住んでいる地域だと有名な事らしい。
それからも話しながら歩いていると前から先輩がやって来て、挨拶をしてくれた。先輩と別れると彼が話しかけてきた。どうやら、彼は私が先輩と話していたときに緊張をしてたことが気になったようだ。
私はなんでもないと答えると、先輩について聞かれた、私はその時なぜか心が痛くなった。私は思ってないことを言った。私は後悔をした、この場から嘘をついていなくなった。