表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/29

第20話 神話2

「それでは、第二部の始まりさぁ」

 青年はそう言うと子供達の拍手が響いた。


「魔王は倒された後になぜか目を覚ましたのさ、そしたら一度も見たことがない真っ白の世界だった。魔王がその世界をしばらく観察をしていると、後ろから二人の少女がやって来た。そのうちの一人に魔王は見覚えがあったんだ、それは自分を倒した勇者だった。そして、もう一人は魔法使いの姿をした少女だった。

魔王は二人の少女と話をして知った。勇者はどうも自分の事をあのときの魔王とは知らずにいろいろ話したからだ。自分はある世界で優しい魔王を殺してしまった。そして、魔王の意思を受け継いで自分の王に伝えると自分は王に殺されてしまった事を。魔王は勇者の言葉が最初は信じられなかった、だが、勇者の目見るとそれが本当の事だと理解をした。勇者の目は真剣そのものだったからだ。二人目の少女は魔法使いの世界から来て、自分は自分の国を守ったことをそして自分は仲間に裏切られ殺されたことを。しばらく話していると、急に三人に不思議な声が聞こえた。その声の話しを聞くと声の主は神だということ、神は三人に一つの世界を救ってくれと頼んだ。その世界を救うには七人の英雄の力が必要らしく、しかもその英雄はただの英雄では無く世界が存在を許可しなかった英雄らしい。例えば、魔王みたいに自分の正義を果たせなかった存在や勇者みたいに裏切られ殺された存在みたいな連中の事らしい。三人は正義心が強いためにすぐに許可をした。すでに他の四人の英雄はその世界に行っているみたいだった。三人は急に意識が無くなった。目が覚めると三人は知らない森にいた。三人は他の英雄を探す事から始めた、英雄を探す旅の途中にいろいろな事があった、そして神の言葉の意味が分かった。この世界の王は腐っていたのさ。それから二年後、ついに英雄が七人そろった、七人は最初、この世界の王に戦争を起こした。序盤は王が有利だったが、終盤に近づくことに英雄が有利になった。王は国民達に嫌われていたのだ。結果は王が一人になって殺され、英雄達はそれぞれ一人ずつ王に相応しい者を探して七つの国を作った。それがこの世界に七つの国が出来た理由さ。これで正真正銘の終わり」

 青年は頭を下げた。すると子供達が拍手をした。

 

 優はこのお話しに不思議に思った、だがそれが何かは思いつかなかった。すると、一人の子供の声が聞こえた。「なんで英雄は王様にならなかったのかな、それに何で国を七つにしたんだろう」優はその言葉を聞いて不思議に思った理由が分かった。それはその子供と同じことだった、それと英雄達のその後だ。きっとそこに答えがあると考えた。


「お兄さん、その話に続きはあるの」

 優は青年に聞いた、すると青年は首を横に振って「無いよ」と答えた。そして青年は帰っていた。

 優はそれからロキと分かれて、この世界を調べるために図書館に向かった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ