第17話 ルール
優は部屋から出ると自分の部谷に戻っていた。部谷に入るとそこにはロキとクルミがいた。
「ロキさんとクルミ、大会の開始のことはすでに知っているよね。僕がリーダーってことになっていたけど、それでいいのかい」
「あたいはすでにそう思っているぜ」
「私もリーダーってタイプではありませんし」
二人は優の言葉に肯定をした。
「それじゃあ、向かう」
優は二人に聞くと二人は首を立てに振った
もともと優は二人に荷物をほぼ持っていなかったので小さなバックを持って二人と一緒に学校を出たのだった。
マキが優達が出っていてから、しばらくして一人で出てきた。
「それじゃあ、白石優のチームを追っていきますか」
マキはミカの言う通りに優を協力をするために優が学園から出っていくのを待っていたのだ。
なぜマキが一人で行動しているのは、他のナンバー達はミカの命令が気に入らなかったのだ。しょうがなく、マキは今回ナンバーのメンバーではなく一人だけで行動をしているのだ。そのために、優を協力を一人だけでするために後ろからついていっているのだ。他のナンバーはすでに開始をされているために優達をサポートしなければならないのだ、最低限は他のナンバーの所までは。
「まずは、アルカディアに向かっているかな」
マキはそんな独り言を言って、姿を消してアルカディアに向かった。
そのころ優達はルールの書かれた冊子を読んでた。
「まずは、情報を整理をしよう。王の世界とは、この世界にあるらしい七つの国で王の遺産という者を早く集めた者が勝利、それ以外はなにをしてもルールには影響がない。それで、遺産が何かはこの世界の王と学園長しか知らない。だが、その遺産は大変な物らしいということしか書かれていないよ。とりあえず一つ眼の遺産を探してみる」
優は二人にそう言うと二人は
「そうだね」
「そうですね」
と返事をした。
「まずはこの国の遺産を探す?それとも別の国に行って遺産を探す」
優はこの世界のことが分からないために二人の意見を聞こうとした。するとロキは言った。
「この国よりも先に他の国に向かった方が良いと思います。この国には明日から学園の生徒達の奪い合いになると考えられます。
もう出てる他のチームもすでに他の国に行っているはずです」
「じゃあ、どこの国から向かう」
「まずは霧の谷にあるアルカディアにしない」
クルミはそんなことを言っていた。
「そうですね、アルカディアは誰も選んではいないでしょうから。しかも凶悪なモンスターなども存在していませんから」
ロキはクルミの意見に乗っかてきた。
「モンスターなんかいるんですか」
「もちろんだよ。優くんは知らないの」
そんなことをクルミが言ってきた。
「それなら私が教えます。この世界にはモンスターと呼ばれる魔物がいます。強いのでは人間と同等の知識を持ったり、一撃で森などを壊滅できたりします。普段は町に入らないように王に使えている宮廷の魔法使い達が結界を張っていますから大丈夫なんですよ。だが町以外の場所だと普通にいます。ですから、アルカディアなんですよ。アルカディアの近くにはドラゴンしかいませんですから。ドラゴン達は最強クラスなんですが、人間に好感的なので普通は危害を加えないですよ」
「それなら、アルカディアにしよう」
三人はアルカディアに向かうことになった。