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女騎士が仲間になった

 城塞都市外側にあるフィールド《ワイバーンの渓谷》。

 前線にいるハイレベルプレイヤーパーティーが、レベリングのために使うフィールドじゃ。

 その名の通り空を飛翔するワイバーンが生息する渓谷で、渓谷の下から覗いた空にはワイバーンたちがひっきりなしに往来しておる。

 プレイヤーが渓谷内部に入ると、その飛んでいるワイバーンの中から一頭~五頭のワイバーンが渓谷に降りてきて、プレイヤーたちを襲うのじゃ。プレイヤーはそのワイバーンを討伐し、経験値を得るわけじゃが……問題はその降下頻度じゃ。

 下手をすれば倒した直後。遅くとも、一分もしないうちに、次のワイバーンたちがプレイヤーに襲い掛かってくる。つまりこのフィールドは強制的にプレイヤーに連続戦闘を強いられるのじゃ。

 とはいっても、ワイバーンのステータスそのものは決して高いものではない。

 特殊な攻撃は、せいぜい中距離程度の射程範囲しかもっておらん火炎のブレスしかなく、竜種特有の頑丈さがあるため、タフネスは他のモンスターと比べ物にならん数値ではあるが、厄介な点は強いてあげればそのくらい。

 空を飛んでいても、ちょっとした投擲スキルを持つプレイヤーが何度か投擲攻撃をすれば翼に穴が開き、ワイバーンはあっさり地上に落ちるし、攻撃力は前線のフル装備タンクが一人いればあっさり防ぎきれる程度。

 地上に引きずり落とせばその動きは鈍重になり、タンクを一人置いて遠距離から滅多打ちにすれば、さして苦労することなく討伐自体は簡単に終わる。

 群れで来たところで渓谷の地形は狭い一本道の隘路。襲い掛かってきたワイバーンを全て地面に落としさえすれば、巨体であるワイバーンはせいぜい一頭ずつでしかプレイヤーと対峙できない。

 そのためこのフィールドはいわゆるボーナスステージとまで言われており、討伐難易度が言うほど高くないのに、経験値を大量に落とすワイバーンたちは、トッププレイヤーたちのかっこうのカモになっておった。

 じゃが、ワシらはどうやら思い違いをしていたらしい。


「ここにワイバーンたちを置いた理由は、素材採取の妨害をするためじゃったようじゃの……」

「なんという悪質な……」


 背中に盾を背負いながら、必死に上っていた崖の壁面に張り付くジョンに、五頭のワイバーンたちが群がり何度もブレスを吐きかけておった。

 ジョンの手には、《冷化ドリンク》に必要な《清涼草》が握られておったが、ようやくアイテムストレージへの格納操作ができたのか、清涼草は粒子になって掻き消える。

 それを見ながらワシは銃弾を放ちまくり、ようやく一頭のワイバーンの翼を打ち抜く。

 射程が短い拳銃のため、ワイバーンにあたるころには威力が減衰。一撃では穴が開かなかったが、立て続けに六発弾丸を叩きこむことで威力不足を何とかごまかし、ワイバーンの翼に穴をあけることができた。

 かたわらではYOICHIが長弓から矢を放つと同時に発動させた弓スキルアビリティ《ウィリアム・アロー》によって、ワイバーンの翼に一撃で穴をあけておる。

 さらにワシらの後ろでは、長い間詠唱しておったエルが杖を掲げ、虚空に巨大な氷塊を生成。杖の動きに合わせて自由自在に操れるその巨大な氷のハンマーを、ワイバーンの翼にたたきつけその骨をへし折る。

 最後は渓谷の断崖絶壁を、アクロバットスキルで、まるで平野のように疾走していたスティーブが、しつこく食い下がっていたワイバーン一頭の背中に乗り、連続攻撃アビリティ――《エタニティーリッパー》を発動。それによって翼が穴だらけになり墜落していくワイバーンを足場にさらに跳躍し、まだ残っていた最後の一頭の翼を、ワシの弾丸と、YOICHIの弓が、そのワイバーンに到達する瞬間と重なるように攻撃し、なんとか切り裂く。

 そうしてようやくすべてのワイバーンが落下し、自由になった崖の上ではジョンがほっと溜息をつきながら、こちらの方を睨み付けておった。

 うむ。


「報酬を払う約束はしたろう?」

「だとしても苛酷労働だっ! 割に合わねェ!!」

「ワシらだってこんなクエストがあるとは知らんかったよ。予想しとらんかったのは、お互いさまじゃろう」

「あ、あの……だとしても少しイジメ染みているのでは?」


 そう口を挟んできたのは、先ほどまでの光景を、顔をひきつらせながら見ていたメルトリンデじゃった。

 まぁ、確かに少々非人道的な光景ではあったかもしれんが……。


「仕方ないじゃろう。他のメンツはすでに挑戦して死に戻り済み。根本的に防御力が足りんとわかったのじゃから」

「冒険者の方が死なないというのは本当だったのですね……。感心しました」

「そんなことどうでもいいだろっ!? それより、重武装戦士のアンタが何で防御力足りねぇんだよ!?」

「基本ステータスの防御力が低くてのう」


 すまん。と、悪びれなく言ってのけたワシに、ギャーギャー崖の上から文句をぶつけながら、意外と器用に降りてくるジョン。ロッククライミングのスキルでももっておるのじゃろうか……。

 ちなみにストーリーエリアで死に戻りをする場合は、ストーリーエリア内の神殿で復活することになっておる。一々ストーリーエリア外にまで飛ばされておったら、再入場がかなり面倒なことになるからのう。

 と、ワシが内心考えている間に、地面に落ちたワイバーンたちが怒りの咆哮を上げる。空の覇者たる自分たちを、地面に引きずり下ろした罪を償わせるといわんばかりに、血走った目をワシらに向けておった。

 じゃが、戦うわけにはいかん。あくまでワシらの目的は素材の回収。そして必要素材たる清涼草はあと三つほどたりん。倒してしまってはまた飛べるワイバーンがリポップし、崖に生えている清涼草を採取するジョンに襲い掛かるじゃろう。

 どうもここのワイバーンは崖に上っているプレイヤーを、ヘイト値関係なく優先的の襲うようじゃしなぁ。

 せっかくワイバーンが落ちておるのに、わざわざ無事なワイバーンのリポップを誘発する必要はなかろう。

 ワシらはそう考えながら、どうやって目の前の五頭のワイバーンをいなすか考えておると、


「ギャァアアアアアアアアアアアアアアア!!」


『…………………………………』


 空から一頭のワイバーンが飛来し、下に生えておる清涼草に向かって、崖を下っていたジョンに襲い掛かる。


「ちょ!?」


 悲鳴を上げるジョンを眺めるワシらに、襲い掛かってくる地上のワイバーン。

 ふむふむ。


「本気で素材取りに来ているプレイヤーを殺しに来ておるのう。まさかモンスターを倒しておらんうちにワイバーンがリポップするとは。ジョン、すまんが耐えながら素材採取を頼む」

「ちくしょぉおおおおおおおおおおおおおおお! 絶対追加報酬上乗せさせるからなっ!!」


 そんな悲鳴を上げながら、必死に次の清涼草へと崖をつたって向かっていくジョンを見送り、ワシは襲い掛かってきたワイバーンの頭を、振り下ろしたハンマーで叩き潰した。




…†…†…………†…†…




 そんな苦労のかいあってか、何とか手に入れることができた《清涼草》と、 《ララ泉の聖水》。

 現在はオズワルドの家に戻り、その素材を使ってスティーブが《冷化ドリンク》を調薬中じゃ。


「……………………」


 料理用の鍋とお玉で……。


「お、お爺さん。大丈夫でしょうか!? 大丈夫でしょうか!?」

「また『あqwせrftgyふじこlp!?』ができるんじゃないじゃろうな」

「どうやって発音したんですか今の……」

「あの劇毒料理……作ったのあいつか。レシピは有効活用させてもらっているが」

「ねぇ、ジョン。その有効活用って何に使っているの?」

「え? 食用?」

「「「っ!?」」」

「おい、外野煩いぞ!」


 せめてちゃんとした調薬キットを使えと、戦々恐々とするワシとエルに、メルトリンデは呆れきった顔をしながらツッコミを入れ、信じがたい事実を暴露したジョンにYOICHIと共に戦慄を覚えておると、いよいようるさくなったと思われるスティーブからツッコミが入った。

 じゃが、同じ調薬師として信じられん光景を見せつけられているオズワルドは、流石に黙っていられなかったか、


「なぁ、本当にそれで薬できるのか!? できるのかっ!? できたとしたらワシちょっと調薬師としてのプライドが砕けそうなんじゃけど!?」

「おい、今すぐやめんかスティーブ。才能あふれる若者に越えられるのなら、年寄り冥利に尽きるが、頭おかしいバカに越えられるのは耐え難い屈辱じゃぞ!」

「爺さん、あとで話があるから首を洗って待ってろよっ!!」


 そんな言い合いをしているうちに、できてしまったのか、料理鍋から「ちーん」という電子レンジのような音が響き渡り、お玉に掬った水色の液体をスティーブが見せてきよる。


『アイテム名:冷化ドリンク

 性能:加護《冷化結界》付与/15分

 内容:清涼なミントの味がするドリンク。飲んだ者の周囲に、聖なる泉の水によって作り出された、冷たい空気を詰め込んだ結界を発生させる。

 また、二日酔いの特効薬としてドワーフは重宝しているが、こちらは俗信であり本当に二日酔いに効くかどうかは、実証されていない。

 敵の体温を感知し、敵の居場所を探るモンスターから身を隠すことができる。

 品質:☆☆☆☆☆★★★★★』


 って、二日酔い治しは俗信じゃと書いてあるんじゃが!? と、ワシが《玄人眼》で見たそのアイテムに度肝を抜かれている間に、なにやら納得がいっていない様子のオズワルドが瓶詰のそれをうけとり、飲んでしまいよった。

 そして、


「うぅ、悔しい。でも治っちゃう」

「おいこら」


 俗信なのになんでこんな即効性があるんじゃ!? と、オズワルドはワシの目の前で見る見るうちに目をはっきりと開き、きりっとした顔立ちになる。もはやアル中の情けない爺さんの面影は、今のオズワルドから見受けることはできん。

 本当に俗信なんじゃろうな……?


「ではオズワルドお爺様、領主さまからの依頼うけていただけますよねっ!」

「むぅ。仕方あるまい……ここまでしてもらって仕事をうけないというのは、ドワーフ仁義にもとるからな。それに」


 ようやく自分が知る凛々しいオズワルドに戻ったからか、メルトリンデはうれしそうにオズワルドに話しかけ、オズワルドはワシらの依頼を快諾してくれた。

 まぁ、いろいろ納得いかんところはあるが、これでひとまずはクエスト達成かのう? と、ワシが考えておると、


「あんな無茶苦茶な調合法する奴に……劣っているやつだと言われたくないし」

「………………………………」


 思わずといった様子でオズワルドが呟いたその一言に、ワシは思わず涙を流しながら、うなだれるオズワルドの肩をポンと叩いた。

 こうして一人のアル中ジジイが更生を果たしたわけじゃが、その事実はどういうわけかその現場に居合わせた面々に苦い味しか覚えさせんかったという……。




…†…†…………†…†…




 私の名はメルトリンデ。要塞都市グランウォールの領主さまに仕える騎士だ。名前から察してもらえると思うが、私は王国では数少ない女騎士であり、それゆえにあまり周りからはいい印象をもらっていない。

 そのため私は「女だてらに……」と舐められないよう、それ相応の鍛錬と、実績を積んできた。最近ではその実績が認められつつあり、騎士団内でも私が女だからと侮るような人物は少なくなりつつあったのだ。

 だから、初対面でいきなり、


「お、女騎士じゃとぉおおおおおおおおおおおおお!?」


 と、驚きの声をぶつけてきた《神に呼ばれた転生者》というやつが、最初は気にくわなかった。

 見るからに歳を召したご老人が、戦場に出るなどと……という感情があったことも否定はしない。

 だがGGY(じじい)という、かなり、大分、親は何を考えていた、と思ってしまう名前をした転生者は、意外なことに最初の態度以外は紳士的で、馴れ馴れしかったり、敬語ができなかったり、ひどいものだと不敬罪に問えるような態度をしてくる転生者にしては珍しく、一般的常識である礼儀作法をきちんとできた人物だった。

 あの気難しいオズワルドお爺様も「あいつは良い奴だ!」と最後は仲良く肩を組んでおられるほど、最後にはあのお爺さんを信用していた。

 それによって、お爺さんは人間的にはとても信頼できる人物だと、私は第一印象を改めることになったのだ。

 今もそのご老人は、オズワルドお爺様の調査結果を報告しに領主さまに謁見している間、礼儀正しい態度で膝をつき、言葉遣いも決して乱れさせずに領主さまとの謁見を乗り切っていた。


「ふむ。魔力を流し込まれ魔獣化か……そのようなことができる魔族は限られておる。おそらくは爵位持ちであろう」

「爵位持ち……というと、ボスモンスターでしょうか?」

「転生者たちはそう呼んでいるのであったな。おそらくはそやつじゃ。まさかこのような、人間の拠点にほど近いところまで奴らが進んでくるとは……。ただの偵察か、それとも周囲にあった街はすでに陥落してしまったのか……。調べる必要が出てきたのう。だが、その間に夜襲狼を増やされては元も子もない。調査をするにしても、その爵位持ち魔族は早急に退治しておかねばならん」


 領主さまはそうおっしゃると、申し訳なさそうな顔をしてお爺さんを見た。

 あ、これは無茶を頼まれる時の顔だ……。と、長年仕えていた私がそう悟った瞬間、やはり領主さまは、


「申し訳ないが、転生者よ。その爵位持ち魔族……退治してきてはくれんか?」


 と、とんでもないことをおっしゃられた。

 普通は何の前準備もなしに、爵位持ち魔族の討伐を依頼することなどありえない。

 爵位持ちとは、ただでさえ強力な魔族の中でも、一線を画する実力を持つということ。わずかな油断が死を招き、油断していなくとも、弱点なりなんなりの情報を持っていなければ、騎士団が直接出向いても相当な被害が予想される。

 まさしく正気の沙汰ではない依頼(クエスト)。いくら転生者と云えども、さすがにこれは断るだろう。と、私はお爺さんの方を見て「断ってもいいですよ!」と囁こうとした瞬間、


「かしこまりました」

「なっ!?」


 信じられないことに、お爺さんは特に驚いた様子も見せず、シレッと領主さまの依頼を受けたのです。

 私と同じことを考えていたのか、周りにいた騎士たちもかすかにざわめき、領主さまも目を見開きます。どうやら領主さま本人も、受けてもらえるとは思っていなかったようです。

 そんな私たちを、逆にお爺さんは不思議そうな目で見ています。

 いや、なんでそんなに平然としているのですかっ!?


「ほ、本気で言っているのか?」

「え? はぁ、もうクエストは受諾してしまいましたし……」

「い、いやだが……」


 さすがに夜襲狼の被害を一時的とはいえ治めてくれた恩人が、断られること前提の、死ねと言わんばかりの依頼を、あっさり受けたことに領主さまはいまさら慌てはじめます。

 そんなに慌てるくらいだったら、初めから言わなければいいのに。と、私は思わずため息をつきながら、領主さまの尻をぬぐうために一肌脱ぐことにいたしました。


「領主さま、この勇敢な方々をこのまま送り出すのはあまりに無体、あまりに非道! 夜襲狼の被害を退けてくれた恩をあだで返すことになります。ここは私……メルトリンデ・アスカロン・ヴィ・リーニアに、彼らと共に爵位持ち魔族を討伐する許可を頂きたい!」

「む!」


 一応私も腕利きの騎士。援軍に送るとするならば十分な戦力になる存在であると自覚している。

 その私の自己評価は正しかったのか、領主さまはしばらく考え込んだ後、厳かに頷き、


「よかろう。我が要塞都市騎士の力、存分に発揮してくるがよい!」

「はは! ありがたき幸せ」


 そう言って私はお爺さんたちの恩を、あだで返すことがなくなったことに安堵し、


「よろしく頼みます、ご老人!」

「うむ。まさかついてきてくれるとは思わなんだが……。それにワシらとて余裕で相手をできるわけではないし、下手をすれば死んでしまうぞ? よいのか?」

「見くびられるな。私はこう見えても次期騎士団長候補と目されている。先ほどの渓谷ではあまり役には立てなかったが、今度の戦いではあなた方にわが騎士団の実力を、いかんなくお見せすることができるだろう」


 と、一応ついていくことを認めてもらえたことに安堵しながら、私は久々に感じる命をかけた戦いの気配に、思わず身を震わせた。




…†…†…………†…†…




《攻略掲示板》

スレッド名:隠しクエスト捜索し隊part2


1:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 ワールドボス攻略のために、集めた情報を吟味し、整理しよう。

 荒らし厳禁。偽情報厳禁。

 偽情報で前線組を引っかけた奴は、トップクランの面々で、草の根掻き分けてでも粛正するので、そのつもりで。

 みんなで、まじめに、仲良く、攻略情報を交換しましょう。


2:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 恨みが見える文言だな……。


3:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 昨日はひどい目にあったからな……。


4:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 まったく誰だよっ! 鏡の盾もって行ったら石化魔法はね返せるって言ったやつっ!!


5:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 爺たちがいないから、トップクランに入っている職人たち総動員して作った盾なのに……はははは、素通りされましたとも。


6:魔王の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 安心してください。犯人と思われるPKプレイヤーは根こそぎ粛正しておきました。


7:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 ちょ、信長それ八つ当たり……おや、誰か来たようだ?


8:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 その後>>8の姿を見たものはいない


9:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 まちがえてますよ~


10:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 >>8が死んだな


11:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 死んだのは>>7だ! >>7だ!!  >>7だ!!  >>7だ!!  >>7だ!!  >>7だ!!  >>7だ!! つまり俺


12:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 自分で言うなしwww


13:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 元気いいなお前ら。何かいいことでもあったのかい?


14:飯マズの転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 美人女騎士と一緒に、デュラハン攻略することになったぜぃ!


15:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 メーカーズのギルマスじゃないですか!


16:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 おい、食堂いつになったら再会するんだよ!


17:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 待てセ○ール! お前今なんて言ったっ!?

 三行にまとめて、女騎士のスクショうpすべし!!


18:飯マズの転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 セ○ールだけどセ○ールじゃないし。というか>>17欲望が隠せてないぞ ( ̄ー ̄)っ【スクショ】

 ・俺たちストーリークエストクリアしてないから、ワールドボス討伐に参加するために、ストーリークエスト攻略中。

 ・なんか知らんけどデュラハンのストーリーにて、女騎士が仲間になった。

 ・流れでそのままデュラハン討伐←イマココ


19:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 流れを何故略したぁあああああああ!?


20:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 そっちを知りたいのにぃいいい! あとスクショありがとうございますっ!


21:飯マズの転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 なんならピースしてもらおうか、ピース? 世間知らずっぽいから、女子の見張りがいない今ならやってもらい放題だぜ! 爺さんのジド目が痛いけどっ!


22:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 ぜひお願いします!


23:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 いい仕事するじゃないかスティーブン!


24:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 おまいらwww 話が進まんだろうがwww


25:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 隠しクエストの詳細開示を求む。


26:飯マズの転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 ストーリーの流れ自体は変わんない。

 ただ夜襲狼の素材を持っていく場所が、研究機関から酔っ払いドワーフに代わる。そこでクエストをクリアすると、新しい薬の調薬レシピを報酬としてもらった。

 今エルの《筆記》スキルで複写しているところ。明日には市場に流すけど、これなんか使えるかな?


27:覇王龍の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 結界型の冷房薬? クー○―ドリンク?


28:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 おい、めったなことを言うな!


29:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 あれは体の芯から冷やすけど、これは体の外側を冷やす奴だから(白目


30:飯マズの転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 炭酸入れてオリジナル化を図ります


31:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 思うんですけど、あなたがやっているのは調薬じゃなくて料理だと思います。


32:飯マズの転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 まじか!?


33:キングアーサーの転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 新薬に関しては要相談だな。見た感じ生産系のクエストみたいだったし、トリガーは一定レベル以上の生産スキル――《調薬スキル》を持っている人物って感じかな……。

 今のところ考えつく有効活用手段は、蛇や蜥蜴系のモンスターの不意打ちに使えるくらいか?


34:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 ワールドボスには?


35:キングアーサーの転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 不明


36:飯マズの転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 ですよね


37:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 取りあえず今言えることは……俺は今から調薬スキルをとってデュラハンストーリーに突撃するということだっ!

 すべては女騎士タンのために(*´д`*)ハァハァ


38:名無の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 おそいな。俺はすでに控えに調薬があるぜ!! (*´д`*)ハァハァ


39:王槍の転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 落ち着けお前らwww

 《跳躍》じゃダメかな?


40:みーにゃんの転生者さん(**/**/**/………)○○○○○

 笑点やってんじゃにゃいんだにゃ


 本日は冒頭部分なし。なぜかって? 思った以上に話が長くなって、ストックが尽きちゃったからさっ!(おい


 始まり、一章、二章、三章やっちゃったから、次は四章のデュラハン書こうと思っていたらこの様だ!


 笑えよ、JohnSmith(なもなきひとびと)よ!!


・女騎士にも実は詳細なステータスがあったり


キャラクター名:メルトリンデ・アスカロン・ヴィ・リーニア

種族:人間

筋力:300

防御力:320

魔力:150

器用:180

素早さ:200

メインスキル:《ナイトLv.28》

サブスキル:《光魔法Lv.26》

      《見切りLv.26》

      《踏ん張りLv.26》

      《自己回復Lv.25》

      《魔法干渉Lv.25》

      《指揮Lv.24》

      《不屈Lv.24》

控え:無し


控えスキルはNPCにあっても無駄なので最初からなかったり^^;


新しいスキルの説明は、


《見切り》回避率上昇スキル。このスキルのパッシブアビリティに、ごく低確率で敵の攻撃軌道を教えてくれるものがある。


《指揮》三人以上のパーティーのリーダーになった際、全ステータス微上昇


《不屈》一定確率で致命攻撃を受けた際、HPを残し耐えきることができる。レベルアップごとに残るHPが変わるが、発動確率に変動なし。


ですかね? 大体前線戦士より若干弱めに設定。ほとんどのスキルをカンストしていませんから。

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