五話
ここまで読んで下さってありかとうございます。
今作はご承知のとおり戦記ものです。
基本的、文章量約1,0Kバイトです。
基本的には、二日に一回更新したいと思っています。
「放て」
空に上がっていく、色とりどりの魔法や砲。
第二軍が進行を開始した。
敵の主戦力。進行作戦でほとんど失われた軍には厳しい程の量である。
魔法で防御壁を展開するも、さすが主戦力の第二軍、一撃でそれを突破していく。
画面から敵兵力が急激に減っていく。
「弱い、弱い。新兵強化には本当ちょうどいいな」
「新兵がつこっむ前に倒して見せますよ」
僕は、第二軍総司令官で大将である玖瑠葉を呼び出していた。彼女は魔人目、魔人科、魔神、レア度10である。
漆黒の軍服に栄える金髪。
服を着ていながら谷間が判るってなんだよ。
「それ、困るんだけど」
新兵、育たないじゃん。
大体のところでぶつけるか。
「第二軍だけで、首都進行するのは?」
「危険すぎる」
本当、今のAIって凄いよな。
けど、もうこのゲームも終わりだしいっか。
「第二軍、首都に向かって突撃せよ」
「はぁ!」
画面の中の惹三谷中将が敬礼して、慌ただしく指示を飛ばし始める。
ゲームの中で画面をみるってどうなのよって思うが、これも今日で終わりなのである。
なんか、虚しいよな。