三話
「陛下」
僕の前に膝まついている。
妖精目、水妖精科の中の最上位種レア度10の水護の女性である、名前は水憐。
髪は透き通るような水色。
顔は幼く可愛らしい。
伸長は百六十あたりである。
服は全体的に白、所々に水色の線が引いてある軍服、下は膝丈のスカート。
いつみても可愛い。
撫でたい、抱擁したい。
システムの壁が恨めしい。
「どうかしたか?」
愛らしい、真っ赤な唇から声を洩らす。
「北部に敵が進行。第二軍が撃破。同様に南部にも敵が進行。第十一軍の守備隊、第二連隊、第三中隊が撃破あと小規模進入が多数」
はは、ゲームが終わるからって無茶してきやがった。
だが、僕にはやることがある。
富豪の討伐だ。
システムコマンドを開いて現在地を確認する。
ずっと同じ敵だと強すぎて勝てないこかあるので、十二時間事に場所が変わるのだ。
ちっ、遠いな。
次、変わるまで一時間か。
周辺の向かってきた敵への仕返しが先か。
「第三、第四、第五、第六、第七軍、第八軍に戦闘準備。その他守備隊にも、空挺を至急戦闘配備。それ以外の軍で、反撃を行う。第二軍、第十軍、四十五中隊は僕の士気下に入れろ」
この時間だと北部しか落とせないか。
けど、北部に攻めてきた国弱いのに。本当やけくそだな。
まぁ、徹底的に叩いてやるが。
「はっ!!」
人目軽鬼科の少年と馬鹿な人目小人科の少年の話し。
先生、目って何ですか。
知能がある生命体を大雑把に分けた分類だよ。
人目、妖精目、魔族目、植物目、昆虫目、鳥目、爬虫目、菌目、魔目、神目の十一個だよ。
違いをどうぞ。
上から順番に別けていって。
神目…体が百パーセント魔力で出来ている。
妖精目…体の八十パーセント以上が魔力で出来ている。
人目…二足歩行ができる。哺乳類。
魔族目…その他の哺乳類。
昆虫目…昆虫
鳥目…鳥類
爬虫目…爬虫類
植物目…植物
菌目…菌類
魔目…その他
両生類と細菌類はめんどくさなって魔目にぶちこんだの?
ほとんどいないから、魔目だよ。
面倒だったんだろうね。