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総力戦4

修正

 今回総力戦に参加している人数は氷城さんと僕を抜いて[九人]。

 ここは島で周りは海に囲まれている。だから途中参加は勿論、途中退場も出来ない。

 つまり、氷城さんの言っている事が正しいのなら……後一人、この島で生き残っている。


 そんな考察をしていると、


「何時まで考え込んでいるつもりですか?早く続きを始めましょう!」


 そう言い、再びあの早い氷槍が僕の胴体を貫かんと飛来してきた。

 また、避けては隙をみて攻撃の繰り返し……何か決定打に欠ける。僕の攻撃力だけでは氷城さんを倒す事は出来ないだろう。


 ……でも、まあ僕は、勝ちにそこまで拘っている訳ではない。元々この勝負は向こうから持ちかけられたものだった訳だし、そもそもコレは半ば無理矢理の様なものだった。


 作戦が何かある訳でも無い。

 だがしかし、僕にとって重要な事がある。それは……





 この勝負の結果によってはイジメ案件かケジメ案件、または両案件になりかねないからだ……!




 勝負は無理矢理だったかもしれないが、クラスが巻き込まれた原因の要点としては一応僕の行動が起因していると不本意ながら言えなくはないからだ。


 だから、最低でもドロー。引き分けか氷城さん相手に勝たなければならない。

 現在も避けながらではあるが、全力で頭を回転させている。そのせいか、攻撃もままならなくなっている。


 残っている後一人が何処にいるかも分からないから作戦を伝えることも練ることも出来ない。

 氷城さんの能力も未知数……

 あの氷槍以外にどんなことが出来るのだろう。予測も予想も出来ない。勝つ……いや、最悪引き分けでも良い。そんな未来が視えない。


 なんだか川辺だからだろうか体冷えてきたし。


 何かないか……!?何か……

 氷城さんに攻められるだけの何か……どこかに無いか……!

 どこかに……何かないか……







 そういえば……さっき……



『炎使いでしたかね?私との相性が[悪くて]直ぐに……』



 冷える……氷……炎……相性が、悪い……


 成程、そぉいうことか。

 分かったぞ。氷城さんの能力……!

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