第七話、【武器庫の〇〇】
投稿が出せずすみませんでした。
最近忙しすぎてなろうに手が付けられませんでした。
これからもご愛読の方をよろしくお願いします!
さて、本編GO↓
「“最強の武器庫”………?なんですかそれ!」
―文字通り最強の武器が集まる倉庫だ。俺の使っているこの刀「紫舞人」は切った相手の魂を喰らうとされていて使っている者の腕を主軸とし戦う。言わば“呪い”みたいなものだ。
「呪いみたいなもの……。」
「この刀の他にも呪いみたいなものはいっぱい有るぞ。」
「試しに使うか?」
「良いんですか?!」
「試しにだぞ。試しに。傷を付けてみろ、殺すからな。」
「は、はいっす!」
―紫舞人を握ると慎が光りだす。
「えっと、これは……?」
――阿木の顔は驚いていた。
「なんでお前が使えるんだよ………。紫舞人は使い手を選び、“刀自身が踊り殺す”というもので腕一本なら抑えられて大丈夫だが、お前は全身を“何か”に包まれてる……、俺の推測だとお前も選ばれたんだ。」
「俺を……選んでくれた………。」
「おかしいな。おい慎、お前は“何の武器を選ぶ?”」
「何の武器……」
「………刀系でお願いします。」
―すると、阿木の顔が一瞬笑ったと慎は思った。
「よし決まりだな!お前をしごけるなんて俺の日々のストレスはっさn……ゴホンッ。よし取り合えず決まったな!」
――この人俺でストレス発散しようとしてる……?!
「そうと決まれば来週まで時間が無い。早速武器庫に行くぞ。お前の刀を探しに行く。」
―――「最強の武器庫」
「ここだ、まず自分の指紋を認証させる。次に自分の学園のIDを言う。そして系統を言いやっと中に入れるのだ。慎はまだID持ってないから俺ので行くぞ。」
―――刀系統室「刀剣」
「刀がいっぱいだ!」
「ここにある刀を2本貰うんだ。自分に合った奴を選べよ?」
「はいっす!」
――真剣に刀と向き合うって事だな、よしやってみるか。
慎は目を閉じ、今後使う刀を思い浮かべ向き合った
「俺が使いたい刀はしなやかで力強く何色にも染めあげる刀と、自由と何者にも縛られないほどの魔獣の刀………。」
「…………そんな刀有ったら凄いでしょうねぇ。」
――慎の脳内に響き渡る声
「誰だ……!」
―阿木が慎の肩を叩いてこういった。
「稀に刀の声が聞こえる事が有る、その正体は未だに分からない。」
「刀の声……、もしかして今喋ってた奴のことか」
「のうお主、ついさっき願った刀の要望はほんとに有ると思うか?」
「有ると思います。いえ、絶対にあります!」
「なぜそう思うのじゃ?」
「信じてみないと分からないじゃないですか。」
「ほぉ?」
「信じなければこの先の未来は無い。」
「お主、まだまだ未熟やのう。だがお主の事気に入ったぞぃ!だから今から大事な事言うから覚えてなさい。」
「刀とは、自分に合わせるのでは無く刀に合わせるもの。
武器とは、人を殺めるものではない。大人しくさせるもの。
それを想像し現わにするのが“呪刀”である。」
「これ覚えとけば良いもんじゃよ。」
「想像……?」
「なんじゃお主、想像も知らんのか?刀とはなんぞや?」
「振るんじゃなく切る」
「相手の腐った根性もじゃよ。」
「想像してみらんか、お主の技が磨けば磨くほど刀も磨かれるのじゃ。」
「なるほど……。」
「まだ分かってないようじゃな。正解言うぞ。」
「“自分の振るいたい刀”じゃよ」
「自分の振るいたい刀……。」
「1年だろうが、10年だろうが、100年だろうが刀は時が覚え取れば忘れられぬ。」
「さぁお主よ、振るいたい刀を想像するのじゃ!」
「俺が振るいたい刀、俺が振るいたい刀!」
――一刀目は、刃先は鋭く鬼神のように強く、そして何色にも染め上げるほどの魅力!
――二刀目は、全てが殺意を持ち猛獣のような攻撃性を兼ね揃え、負けん気な刀!
名を、一刀目「鬼神桃之介」
名を、二刀目「夜神獄丸」
「この二刀でお願いします!」
「任せい!!!腕がなるわい!!」
「刀神!鬼神桃之介:火」
「刀神!夜神獄丸:闇」
「この刀に在りし魂よ、今一度目覚めよ!」
―刀が慎の目の前に現れこういった。
「我の名はなんだ?」
――慎はゴクリと唾を飲み込んだ。
「鬼神桃之介。今日から鬼神の主人になる神谷 慎だ!」
「我の主人か、久しいな。力を貸そうでは無いか、だがしかし我を裏切るような弱気だとすれば、殺すからな。」
「あぁ!目一杯努力して強くなって見せるぜ!」
――鬼神は満足して刀となり、慎の腰に戻っていった。
「奥底に眠るは闇の刀よ、今一度目覚めよ!」
―またもや刀が慎の眼の前に現れこういった。
「妾の目を覚ましたのは貴様か?」
「あぁ、そうだ。」
「図々しい人間の子よ、何用で呼んだのじゃ?」
「俺の刀になって欲しいんだ。」
「お主の技量では到底妾には届かないがまぁ一種の余興と思えば良かろうぞ。」
すると刀の声が
「契約は終わったかのぉ?」
「あ、あぁ…。」
――すると刀の声が光りだした
「…この姿になるのはいつぶりだろうな。」
ここまで書くのに1週間もかかってしまった…。
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