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March 22 AM10;05

苦楽くらくに説明する様に促がされたので大人しく話す事にした、何と言うか話す方が良いと思われる。

「じゃあ苦楽」

「苦楽さんと呼べ苦楽さんと」

メンドくさっ!! と言いかけたが何とか堪える、此処でそんな事を言えば水の泡、ウォーターハザードだ。

「ぇー……じゃあ苦楽さん?」

「苦楽様と呼べ苦楽様と」

「メンドくせぇよ!!」

本当に面倒臭いので叫んでおく、顔とか綺麗だからまだ許せる、声だってアレだよ、綺麗だよ、ガチアニメ声だよ。

深夜アニメ代の話だが。

そして苦楽はあろう事かケタケタと笑い出しやがった、鬱陶しい。

「いやー……アレだな、忘却はからかいがいがあるからな、中々楽しいんだよ」

と言って机の上に置かれた黒い扇子を取り出し俺達に向かってバッサバッサと扇ぐ、意味が解らない、甘ったるい匂いが鼻につく。

「嫌がらせか? 本当に腹立たしいぞ?」

痺れを切らしたのか刹那が眉を顰めて呟く、苦楽は刹那を一瞥するとニヤリと笑う。

「嫌がらせ、というよりただ楽しいだけじゃよ、私は普段陰気な奴らとしか情報交換をせんからな、お前達の様な個性的な奴らと話をするのは楽しい」

「一番個性的な奴が言う台詞じゃないだろ」

「ぇー……刹那……私は普通だぞ? 平凡でピッチピチの十八歳じゃよ」

「十八歳!?」

「忘却、少しはツッコミの精神と言う物を解れ」

「冗談かよ」

「当たり前だろ、却、こんな年増が」

「年増? (ピキッ)」

「ぁ、何でもない」

「宜しい(ニコ)」

怖い、怖いよ苦楽さん、まるで大魔王と決戦してるような空気なんだけど。

「って言うかいい加減話を戻してもいいですか?」

話がかなり脱線している事に気づいて俺は言った。

「断る」

「何でだよっ!!」

「さっきも言っただろう、私はお前らともっと話したいのだが……無理か?」

「無理だよ、早めに切り上げないとオムライス待ちの刹那が俺の頭をムシャムシャと」

禁書目録インデックスみたいなシチュエーションよね? 萌えるわ」

「萌えんでいいっ!! 俺は『と○ドラ!』 とか『ときメモ』とかほのぼのした恋愛物が良いっ!!」

「そんな君に『スクールデ○ズ』萌えるぞ?」

「萌えねぇよ!! 色々怖いわッ!! ヤンデレゲーとか怖いわッ!!」

「ワガママだなお前は……ブ○ーチとかワ○ピースとかはどうだ?」

「何でそっちのジャンルに走るんだよっ!! 恋愛物関係ねぇっ!!」

「卍解ッ!!『覇神幻想はじんげんそうっ!!』」

「何でそれっぽいんだよっ!! 普通に少年漫画っぽいじゃねぇか!!」

「私がブリ○チをどれだけ読んでると思ってるんだ?」

「知るかよ、ってかこんなギャグムードじゃなかっただろッ!! 読者の方はとりあえず『シリアスムードだよなー』って思ってる気がする、そんな気がする」

「私がこの世界に存在する限りシリアスムードは芽生えない、その前に咬み殺す」

「今度はリボー○ネタかよっ!! Xバーナー喰らわしてやろうかッ!!」


直後、俺の視界が暗転。

まさか本気で必殺技を喰らったのかと思ったのだが違うらしい。

それは刹那の華麗なる手刀アタックだったらしい☆


主人公の扱いとしてこれはどうなのだろうか。





謎だ。



◆◇◆◇


ふと目が覚めた。

目が覚めたというより、体に重みが掛かった結果、起こされた、と言った感じだ。

「ふぇ?」

自分でも随分間抜けな声を出した気がする、重みと熱が相まってどっと汗が噴く。

「…………」

そこには、


苦楽さんが俺の上に乗っていた、丁度馬乗りになる体勢で。


「は?」


視界が鮮明になり意識が戻る、嗚呼俺の顔の隣には綺麗な顔をした……苦楽さんが居た、居てしまった。

沈黙。

沈黙。

微笑。

微笑。

焦燥。

焦燥。


いや、可笑しい、

普通に考えて。


「可笑しすぎるだろうがっ!!」

「きゃっ!!」

俺が何か力一杯立ち上がると、乙女らしい声を出して床に倒れた、その……普通に書いてはいけない格好(そういう意味ではなく)の苦楽さんが上目遣いで俺を見ていた。

「何してるんですか?」

「私は欲求不満だからな、ちょっと解消させてもらった」

「マテコラッ!! 嗚呼、何か部屋が書いたら18禁レベルになりそうな感じになってるぞ!?」

「いやー……激しかったよ、思わず喘いだり叫んだりしたからお隣さんに明日気まずい目で見られるかもな」

「黙れ、お前もう黙れッ!! しかも廃ビルにお隣さんとか居るかっ」

「良いではないか、お前の童貞を奪ったのも私なのだから私がお前をどう扱おうと別に構わないだろう?」

「関係あるわっ!! 何だろう、アレだな、少なくともこの『小説家になろう』とかではやってはいけない事な気がするッ!!」

「大丈夫、愛はサイトのルールをも打破する、と言う訳で続きと行こうか」

「どう言う訳だよッ!? つか触るなっ!! ちょっ…ぁっ…!?」

「可愛いなぁ……忘却?」

「そんな目で俺を見るなぁっ!!」


◆◇◆◇


「…………」

ゼェゼェと息を吐きながら俺は床に突っ伏す。

皆、俺は取り合えず主人公としての地位的な物は守りきったぞ!! その、アレだ、犯されなかった。

「いやー……更に激しかったな、やっぱりアレか? 溜まってたのか?」

「ちょっと待て、今さっき自分の体を守りきったって一人称の主人公として地の文に書いたからもうお前は誤解を招くような事を喋るな阿呆ッ!!」

「本当の事だろう? お前の童貞を奪った時とかはそのアレだな……今思い出すだけでもゾクゾクする」

「黙れよ変態ッ!! お前はもう喋るなッ!! 地獄の釜で大王に料理されて死んでしまえよっ!!」

「料理とか……忘却、お前……やっぱり溜まってたんだな」

「そう言う意味じゃねぇぇぇえぇええええっ!!」

絶叫ドストライク、残念だが何か色々小説の内容が捻じ曲げられそうなので強制終了、何とかかんとか。

ちなみに契約のラヴェリタのジャンルは《ダークファンタジー&バトル&その他諸々》なので、官能小説とかでは勿論無いので。

暫く論争を繰り広げて取り合えず打ち負かされたので俺はコートを着た。

そしてある事に気づく。

「刹那は?」

「嗚呼、刹那なら忘却が寝てから何処かへ行ったぞ? 確か……「何か掴んだから行くよ、却には先に帰れと言って置いてくれ」と言ってたわね」


喉が干上がった。


「ちょっと待て!! 一人で出て行ったのか!?」

苦楽はキョトンとした顔で「どうした?」と呟く、俺は焦りでコートを着るのを一回失敗して再び着なおす。

そして叫ぶ。


「アイツ、事務所までのルート知らないんだぞ!?」

「は? じゃあお前らどうやって?」

空間転移ステレーション使ったに決まってんじゃねぇか!!」

「それなら空間転移ステレーションを使えば良いではないか」

「アイツは空間転移ステレーションを発動できないんだよっ!!」


俺はドアを開けて階段を下っていく。


「忘却ー」

遠くから苦楽の声が聞こえる。

「何だよッ!!」

「溜まってるならまた来いよ?」

「二度と来るかっ!!」


そう叫び返して階段を降りて大通りへと走った。



ゴメンナサイギャグ要素に走りすぎましたw

本当にゴメンなさいwwwwww

苦楽サン……何でしょうね、アレw


番外編

とりあえずCVキャラクターボイスを妄想で

忘却(福山潤)

刹那(釘宮理恵)

苦楽(坂本真綾)


…何か激しくゴメンナサイw


ペルソナ3がPSPで出るみたいなんでマジ欲しい(爆死


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