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その体に出会いと別れの挨拶を ~あの日、憑依した少女にもう一度出会うために~  作者: 炭本 良供
二章「インターフェース」

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十話『俺に潜む』

 薄暗く、人の気配が全くない静かな廃校。

 そのグラウンド。

 名前も知らない体を扱っている俺と、俺の体を掌握する彼。


「っ」


 そして、彼の周囲に転がっている(おびただ)しい数の人の体。

 彼に気を取られていた俺は遅れてその存在に気づく。


「お前ッ!」

「大丈夫さ、()()()()()()()()()()()()

「こんなことまでして、一体何がしたい!?」


 目の前にしてもわからない。

 彼が俺の体を奪い、町の人まで巻き込んでここまでする動機が。 


「わかるだろう?」

「……………………」


 けれど、俺が理解できるはず、そう彼は言った。

 彼の言葉に俺は考え込む。

 他でもなく俺を狙う理由。

 俺の能力、彼の言動を考えるならば、一つ思い浮かぶ。

 それは、俺にとって最悪の事実で、できることなら考えたくなかった事実。

 でも、それが本当なら――――


「あーあ。君自身に気づいてほしくてせっかく()()日記を途中で区切ったのになあ」

「!」


――――やっぱり、そうだ。

 あの日記は、コイツのもの。

 『くらい』、『夜』。日記のその言葉によって、推測が確信へと変わる。

 

 あの日記は、コイツが夜に――――いや()()()()書けなかったんだ。


「いや」


 だって()()()()()()()()()

 

「理解できた」

「おっと?」

「お前は――――」


――――お前は、俺が起きている間ずっと――――


()()()()()()()()()()()()


――――俺の中で眠っていたんだ。

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