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その体に出会いと別れの挨拶を  作者: 炭本 良供
一章「サーフェイス」
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零話『天の癇癪』

 はじめまして。炭本 良供です。

 少しずつ投稿します。気長にお待ちくださると幸いです。

 あらゆる場所で、人が一人、また一人と倒れていく。

 何が起きているのか、何故倒れたのか、いつ自分がそうなるのかも理解することなく。

 

 ただ、一つわかることがあった。

 彼らはこの異変が起こる前にとあるものを見た。

 だから、この異常は、それによるものなのだと。

 ()()()()()のせいなのだと。


 けれど、それがわかったところで、状況は変わらない。

 人々は皆、抗うことを諦めた。


 ある人は、振るえながら願うように跪き助けを乞う。

 またある人は、狂乱して暴徒と化す。

 多く街は崩壊寸前。


 得体のしれないたった一つの混乱が、この日本に多くの被害と恐怖をもたらした。

  

 後に、突如としてあらゆる場所で無作為に起きたこの悲劇は、『天の癇癪(かんしゃく)』と呼ばれた。

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