1192は創らせない。
~小田春也視点~
、、、、ザバァンザバァァアン!サバァアン!
、、、皆様おはようございますでありんす。現在私は目隠しをされ、手を後ろで縛られ、舟に揺られてるでありんす。グスッ何も悪いことなぞしてないのにでありんす。これは何処かに着いたらイキナリ首を斬られて早くも退場でありんすかね、、、その後一番乗りで平成に還れるのならまぁいいでありんすけど、、、やっぱり怖いでありんすよ、、、怖いから寝るでありんす、おやすみなさい。ザババァン!ザババァン
ザバァンザバァァアン
「皆の者船を左に旋回させよ!海賊に囲まれ出しておるぞ!」
スピースピースピー!スッ!スピー
「クッハハハ!我らから逃げられると思うなよ!こっちはプロの海賊集団だぞ、抵抗せず投降するなら命まで奪わん!」
「クッ!し、重衡殿だけは渡すなぁ!」
スピースピースピー
「え?なにそれ美味いの!?」
スピースピースピー、ん〜まま、もうたべられないでありんすよ、そろそろでざーとのいちごのしょーとけいきをだしてほしいでありんす、、、、、
ん、んー!はっ!まさか着いたでありんすか!?
キュウウゥー!シュルルル!シュパパァン! 2本の矢が放たれ、春也の顔と胴を貫いた!?
いや、放たれた矢は目隠しの布の縛り口と手を縛っている縄を切り裂き、船底に突き刺さっている!
最初に春也の目に映ってきたのは、なんと、船の先頭で弓を構えたままの小早川隆一であった。
お互い、目を白黒、あたふたしながら見つめてると、ガタンッ!春也の載せられた舟は沈みだし、船員は既に皆、海に飛び込み仲間の舟の方へ泳いでいた。
先生!助けて欲しいでありんす!まだ死にたくないでありんすよ。
わ、我は先生ではない!、、、が助けてやろう。
ん?何か雰囲気が違うでありんす。別人でありんすかね。
無事救助された春也は、小早川先生の乗っている船に載せてもらい、事なきを得た。
小早川先生ありがとうございますでありんす!
わ、我は那須水軍の那須与一である。だ、断じて小早川隆一とかではない!
しっかり下の名前まで言っちゃってる小早川先生に、春也は、目を細め、ニタァと笑った。
、、、つまりこういう事でありんすね、海賊に憧れていた小早川先生は、この転生を機に海賊に成り切っちゃってるでありんすね、高校デビューならぬ転生デビューでありんす。その設定了解でありんす。ラジャー!
ち、ちなみにお主、腕に付けてるブレスレットはもう確認したのか?
ハッ!目隠しされて、怖くて寝ちゃってたでありんす!確認するでありんす。ポチッ!
小田春也 男
平重衡レベル22
体力81
攻撃23
守り34
素早さ300
特殊スキル
気配探知 中級(忍者)
視界に映らない200m先までの敵を探知出来る
あざとさの心 初級
不明
騒ぐな春也 初級
不明
ステータスシェア
どこにいても自分のステータスを仲間にシェア出来る(自動)
弓回避 極
重衡とか、重衡とか色々ツッコミ処満載でありんすが、レベルもステも上がってるし、弓回避がいきなり極って!
、、、まさか目隠しと縄は小早川先生が弓で?えー!本当に死ぬ所だったでありんす。グスッ