運動会part3
後はクラス対抗リレーだけか。Z組は加藤も居るしぶっちぎりの1位確定だなと思っていたら…甘かった。
A組には、服部 保恵夢先生、服部先生の名前はぽえむって言うんだ。
B組には、唐沢 玄太先生、ん〜知らないなぁ。
C組には、柴田 六郎先生、え?うちの副担なのに何故だ…
Z組は…助っ人無し
と今、放送部の子がアナウンスしてた。
よくわからないけど、C組ご愁傷様です。
間も無く開始だ!また嫌な予感するし、私は最初に走ろっと。
すると、横に…柴田先生が現れた
「生駒希星!よろしくな!」
「先生、助っ人なのに最初に走るんですか」
「自由だ!生駒を叩きのめさないといけないから、生徒を押しのけてきた!ガッハッハ!」
「でしょうね…ってなにその使命感。そんな使命感要らないです。もしかして…先ほどの 障害物競争選抜の延長ですか、普通に走りましょうね」
「どっちが教師か分からんな、ガッハッハ!」
お前が言うなぁ。とにかく柴田先生からは離れて走ろう。
いよいよスタートだ
「位置について…よーい…パァン!」
開始早々、人間戦車の横に居た私は1番外側に飛んで、1人を横に押して柴田先生への生け贄にしてから走り出した。
「生駒!卑怯だぞ、ええい、これでも喰らえぃ!」
すると、1位を独走していた私にみるみると1人追いついてくる!それは柴田先生では無く人間魚雷へと化したB組の生徒だった!
私は堪らず仕方なく避ける、すかさずA組の生徒も物凄い速さで飛んでくる、がまた避ける!
そのまま私は3番手で小田にバトンを渡す事になった。
1位B組 2位A組 3位Z組 4位C組の順に次走者に渡った。
「頼んだぞ、春也」
「はいよ、暴れてきますぜ」
「いやいや普通に走ってね」
春也はA組を抜いて2位でバトンを繋げたようだ。私は戦車に絡まれ中だ。
「ガッハッハ!生駒、ナイスファイトだ!」
「先生、C組のみんなかわいそうですよ、せっかくの助っ人なのにビリスタートだし」
「そのように見えるか!C組の連中を見てみろ!ガッハッハ!」
C組の連中は、皆腹を抱えて笑ってる。
「と言う事だ、最初の順位なんてわからないぞ、1人転んだりバトンを落としたりしたら順位なぞ変わる、楽しめたらいいんだ、ガッハッハ!」
そんな会話をしていたら、B組がバトンを落とし順位が変わった。
1位Z組 2位B組 3位A組 4位C組 の順だ。
その後、C組が追い上げ1位、A組が2人抜いて2位、3位Z組、4位B組でいよいよアンカーへとバトンが渡っていく。
「C組凄いな、柴田先生居なかったらダントツ1位だったんじゃ」
「酷いことを言う!儂はな味方の士気を上げたんじゃ!ガッハッハ!」
A組の保恵夢先生がC組にジリジリ迫ってる。脚速いね、流石。
Z組もアンカーの加藤にバトンタッチ
僅差でB組も唐沢玄太先生にバトンタッチだ。
ん?加藤と唐沢先生がヤバい!…2人共、尋常ではない速さで上位との差を縮めてゆく。
アンカーは、半周じゃなく1周走るんだよな、これは乱戦になるな。
現在1位のC組が半周を過ぎてこんな感じだ。
C→少し後ろにA→結構離れてZとBが並走状態。
保恵夢先生が抜いたな、C組のアンカーを突き離してゆく。
加藤と唐沢先生がC組のアンカーにもうすぐ襲いかかりそうだな。
C組のアンカーがなんか可哀想だ。
加藤がC組を抜いた…が唐沢先生が加藤を抜いた!えぇ〜唐沢先生凄い!
保恵夢先生はゴール目前だ!…いよいよ決まる!
「1位 …ざわざわ…」
「え〜、ただいまの競技におきましてA組とB組の選手、どちらが先にゴールテープに触れたか判別不明な為、ビデオ判定になりますので少々お待ち下さい。」
「加藤、ナイスファイトだった!」
「唐沢先生、速すぎですフフフ、またやりましょう」
「あぁ」
友情が芽生えている2人がいる中、アナウンスが入る。
「お待たせしました、ただいまの競技に関してビデオ判定致しましたところ、1位 A組」
「2位 B組」
「3位 Z組」
「4位 C組」
と響き渡った。多分.……胸の差だなと思ったのは私だけではないはずだ。
こうして秋の大運動会は、無事終了した。




