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にゃあと話すきみ

作者: なちょす


私はきみを知っている。


いつも朝私のみぞおちにダイブしてくる

いつも私の顔のそばでにゃあと話してくる

いつも私にコツンと頭を当ててくる


きみの夜を知っている。


きみは私の帰りを待っている

お布団の上、私を待っている

私が寝る時、顔の横でゴロゴロと音がする

きみが「ちょっとお手洗い」と席を外しても、必ずゴロゴロ言いながら私の横に戻ってくる。

暑くても

寒くても。


茶色い毛に焦げ茶の縞模様。

クリクリお目目に弱気な性格。

産まれたばかりのきみを私は知っている。

小さな頃から変わらない。



私は親と喧嘩した。

きみは決まってそばに来る。


にゃあと話すきみの言葉は私には分からないの。


だけどきみの気持ちはなんとなく伝わってきた気がした。

こんな時だから、思い込みかな?ちがうかな?



きみに冷たくした日

きみは変わらず私にコツンと頭を当てる。

ゴロゴロと言いながら、まるで私を許してくれているよう。



どんなきみも知っている私


だけど最近知らないきみを見る。

私を待っていないきみ

ゴロゴロ言わないきみ




きっともうすぐ遠くへ行ってしまう。




私を知っているきみ。


私がどれほどきみを好きか分かっているきみ。






さようなら、

私のことを待ち疲れないように。

さようなら、

あちらでも早くお友達ができますように。




さようなら、またね、

私もいつかは必ずそちらに行くから、もしも覚えていたら、

またゴロゴロを、聞かせてね。





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