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vary world  作者: izyi
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一話

izyiの作品を目に止めて頂きありがとうございます。

最後まで読んで頂けると幸いです。

というわけで俺は今,異世界にいる。

「あの糞神が…。てか,デバイスってなんだよ。」

自分のデバイスがどこにあるかわからなかったので服を探っていると,右耳の後ろに違和感があった。なんだこれと思いなんとなく触っていると,

《ようこそvary worldへ》

「ええっ,な,なんだよ。」

いきなり目の前に文字が現れ,脳内に音声が響いた。下の方にslideの文字が見えたので指を横に動かしてみると,

《state・explanation・item・killfigure・studium・setting・map》

という項目が設定されていた。取り敢えずこの世界の説明をしてほしかったので,explanationを選択すると,

《この世界には様々な職業があり,個人により能力が異なります。職業は生れもった適正により決まり,能力は生れもったもの後に修得したものの二種類に別れます。ですが自分で修得するとなるとかなりの年月がかかってしまいます。なので,この世界では生まれた時点でほぼほぼ強さや存在価値が確定してしまいます。では,settingの欄から職業を決定して下さい。職業の説明はその職業の名前をタップすると確認できます。》

「はぁ…。」

《あと職業は後では変えることができないので慎重に選んで下さいね。》

「おいおいマジかよ。職業変えれないとかあんのかよ。」

仕方なくsettingをタップし職業を見てみると,

《悪魔・死神・愚者・死・吊られた男》


「どれも糞みてぇな職業だな。てかこれって全部タロットカードじゃん。」

職業変えれない割にいい職業ねぇな。

・悪魔

こまめな攻撃と精神汚染で敵殺す。体技が必要。

・死神

固有の魔法を活かし圧倒的手数で敵を殲滅する。強力な固有魔法が必要。

・愚者

圧倒的火力で敵を屠れる。ただしアホになってしまうので元々の知能がIQ200ぐらいないとそもそも動けない。

・死

この場で人生をリタイア。来世を信じるw

・吊された男

三年間吊される。吊されたあと好きな魔法を三つ修得できる。ただし吊されている間は食料も水もないので頑張ってねw

説明を見てもやっぱりいい職業がない。最後の二つなんてwとかついてるから絶対に選べない。愚者もありえないな。という事は悪魔か死神か…。

「んー。」

しばらく悩んだあと,

「死神でいいかな。なんか響きがいいし。」

死神をmy職業のところへslideさせると,

《職業:死神に決定しました。今からギルドへ転移します。》

また転移かよ,と思いながらも光の門へと足を踏み入れた。


目の前には少し明るい雰囲気の部屋が広がっていた。

「いらっしゃいませ。新規の方ですか?」

「は,はい。」

「こちらでは,ステータスの更新や発行が行えます。ここに手を乗せて下さい。」

ギルド の店員が持っていた魔方陣に手を乗せると,視界に大量のアルファベットとよくわからない文字とが重なり合って幾何学的模様を描いていた。

「はい,完了です。あとはあなたのデバイスで確認できるはずです。」

「はい,ありがとうございました。」

「今回は初回だからキャルは頂ません。」

「ではまた。」

ギルドから出て今日の寝床を探していると,

《stateが更新されています。》

後で確認するよ,と思うとメッセージが消えた。

キャルというのが何かわからなかったのでデバイスで確認するとどうもこの世界の通過らしい。デバイスではcと表示される。itemのところで所持をみると5000000cも持っていたので家を買えるんじゃないかと思いmapで家を売っているところを探すと,歩いて数分のところに一件店があった。


少し歩くと古びれてはいたものの看板にhomeと刻んであったのでここが目的の場所であることは察しがついた。

「こんにちはー。」

申し訳なさそうに入ると奥の椅子に一人の店主らしき人が座っていた。

「あのー,家を探しているのですが紹介して貰えますか?」

「あぁいいよ。そこ席に座ってくれ。」

良かったぁ。そこそこノリのいい人で。奥に座っていた時は超気不味かったわー。

「予算5000000cで買える家ってありますか?」

「そんなにあればほとんどの家が買えるよ。」

店主らしき人がカタログのようなものを俺に見せてきた。

俺にはよくわからなかったので一番中途半端な値段の奴を選び店主らしき人にこれにすると伝えた。店主はmapにその家の場所にポイントを付けてくれた。

「ここから数分ぐらいだから歩けば着くだろう。毎度あり。」

「ありがとうございます。」

店を出てしばらく歩いていると,

《約五十m先を右折して下さい。》

「マジで便利だな,このデバイスって。」

デバイスに連れられ家に向かった。途中にあったホームセンターでベッドを購入し,家へ向かった。


《目的地へ到着しました。ナビゲーションを終了します。》

ようやく家に着くと二階にベッドを置いて,疲れを癒すためにベッドに寝転んだ。少したったところで寝入ってしまった。


最後までお読みいただきありがとうございました。

次回からようやくこの世界の輪郭がはっきりしてくる予定です。


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