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保健室の幽霊  作者: あさ
5/11

不思議

side美園




「あー!!!やっちゃったー!!!」




昨日はせっかく二人きりになれるように、最近噂の保健室の幽霊の話持ちかけて、生徒会長の、まるで任務だという風に仕組んだのに!!!まさか本気で出るなんて!!!




「しかも30分寝坊したー!!!」




信じらんない!!!

ジローとの毎朝の登校に遅刻しちゃう!!!


急いで着替えて歯磨いて洗顔して、長い黒髪は寝癖が酷いからアイロンでなおしていく。

スカートを三段曲げて、気合い十分。




「行ってきまーす!!!」




母の朝御飯はー?って声にはダイエットー!と答えて、晴れた空に思いきり背を伸ばした。

そしてちょうど歩いてきたジローと鉢合わせ。




「おはよジロー!」


「おはよう。」




私は少し驚いた。

昨日は一人で逃げ帰ったから、てっきりジローは怒ってるのかと思っていたから。

だけどジローぜんぜん怒ってない。

むしろご機嫌?って感じ。





「昨日はごめんね、まさか本気で出るなんて……。」


「あぁ、あの子人間だよ。」




え、と下げていた顔をあげると、ジローは珍しく笑って、良かったね、と言った。


それはお化けがいなくて良かったね……なんだろうか。


私は疑問に思いながら、ジローと並んで登校した。




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