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 僕は爪を剥がされた痛みで目が覚めた。


 痛みの発信源は右手の中指。顔を向けると、そこにはペンチで僕の生爪を剥ぐ一人の少女がいた。


「あ、おはよう! 目が覚めた?」


 少女は元気にそう挨拶をして、今剥いだ僕の爪を舌で舐めた。どうやら血を舐めて綺麗にしているらしい。変なところで綺麗好きだ。


「うんうん! 三本目で起きたんなら、なかなか良いタイムなんじゃない? 今回は接続早かったみたいだね」


 見ると僕の右手の指は三本とも爪が剥がされていた。指の先が真っ赤に染まっている。

 そして今更になってそれぞれの指の痛みが僕を襲ってきた。


「おっ! いいねーその表情。いかにも『痛い!』って感じで」


 少女は愉快に言うと、今度は薬指にペンチを添えてきた。


「それじゃあ今回も、徹底的に君のことを壊してあげるね!」


 少女は嬉しそうに笑った。


 僕もそれに精一杯の笑顔で応えた。




『暗くて痛い』and『苦楽停滞』―― Fin.

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