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QUEST8
ちくわはおいしくいただきましたw。
おかげで腹はだいぶ満たされた。
「よぉ! そこのイタチさん、調子はどうだい!!」
なんか知らないけど、見ず知らずの人が俺に話しかけてきた。
「誰やお前……」
「俺は通りすがりのカレーうどん職人さ!」
「そのカレーうどん職人が俺になんのようだ?」
「ここだけの話、この世界のどこかに出会った人のどんな願いでも叶える精霊が住む、伝説の島があるらしいぜ。噂じゃ、かつてこの世界を治めた偉大な王様もその精霊に会って願いをかなえてもらい王様になったらしいぜ♪」
そんな伝説があるのか。なんか異世界らしくなってきたな。
「どうだい? 異世界転生した君にはとっておきの情報だろ?」
「なぜ俺が転生者だと知っている」
「それは内・緒・だぜ♪♪♪♪♪」
カレーうどん職人は俺にウインクをすると風のようにどこかへ去っていった。