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秘密結社のお姉様!?  作者: 折上莢
さくらふぶき編
52/71

おうち文化祭 2

台所から返事をして、二人に買ってきてもらった材料を広げる。時間がかかりそうな、烈リクエストの『(誰とは言わないが)好き嫌いすんなカレー』から作ろうと思う。誰とは言わないが、ね。好き嫌いはしちゃだめだよね。誰とは言わないけどね。


「えっと…、野菜は最初に全部切っちゃうか」


千春と私の以外はご飯もので、そこそこ野菜を使う。袋から出した、ゴーヤ、ナス、人参、トマト、カブ、タマネギ、ピーマンをそれぞれの大きさに切っていく。

烈リクエストのカレーは、野菜九割肉一割の野菜たっぷりカレーだ。どこかの誰かさんが苦手な野菜がたくさん入っている。買ってきた野菜のほとんどはカレーに入る。残り一割の肉を炒め、鍋に水を張り、野菜を全部入れて煮込む。


その隣で、次は碧流リクエストの『おこさまらんち!』に取り掛かる。チーズが乗ったハンバーグとチキンライス、エビフライ、フライドポテトの一般的なお子様ランチ。タマネギを炒めて、ハンバーグのタネを作る。ビニール手袋をしてタネを作っていると、碧流がひょっこり顔を出した。


「おねえちゃん、おてつだいすることある?」

「リビングの飾りつけは終わった?」

「うん、いま二階ではるきとれつがお化け屋敷つくってる!」

「じゃあ、ハンバーグのタネ作るの代わってもらおうかな」

「うん! やる!」


顔を輝かせた碧流に、ビニール手袋を渡す。碧流の手には少し大きい。

タネを捏ねる碧流の横で、チキンライスを作る。タマネギと人参を炒めて…としていると、二階からバタンと大きな音がした。二人で天井を見上げた。


「…なんか、今、大きい音、したね…?」

「うん…」

「…無気力さんが落ちたかな…」

「れつかも…」


烈だな。


「まあいいか。碧流、それ楕円の形にして」

「うん!」


炒め終わった野菜にご飯を入れて、ケチャップを入れる。


「…もうちょい…?」

「うん、もうちょい」


追加で入れて、全体が赤くなるよう混ぜてケチャップライスの完成。


「おねえちゃん、はるきのは何だったの?」

「…オムライス」

「オムライス? 普通の?」


碧流が何かを察したのか眉を下げながら更に問い掛けてきた。

うん、普通のオムライスだよ。名前以外は。


「れつのはカレー?」

「うん、野菜カレーだよ」

「やさい…」


ぎゅうと顔をしかめる。碧流もそこまで野菜が得意ではないので、やっぱり野菜九割肉一割カレーは嫌みたい。


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