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◆プロローグ

偽りだから嘘をつくのか。

嘘をつくから偽りなのか。


どちらにせよ、嘘は嘘。偽りは偽り。

それに変わりは無い。



異国の血が混ざった、ライトブルーの瞳が僕を捕らえる。

ミルクティブラウン色の長い髪が目の前で揺れる。


僕の手を取って、彼女は笑う。



「愛しているわ」


と、そう呟いて。

ただその美しさに目を奪われて、何も言わずに彼女を見つめた。


まるで妖精のように、手を離せばどこかへ飛び立ってしまいそうだ。

声にならない声を出して、僕はその言葉を飲み込んだ。


偽りの彼女は、また嘘をついた。

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