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飛行少年の生活水準向上記。(仮)  作者: 105 秋
終わりと始まり
5/94

05:転生条件

 少年が教えてくれた世界は女神が言った通りに魔法のある世界だった。


 少年が初めて作った世界だという事。

 少年の名前は「植oし2三美」(面倒いので以下「少年神」)だという事。

 世界の名前は「エグゼグ」だと言う事。

 世界ができて一万年しか経っていない事。

 一つ目の世界で一万年というのは短いらしい事。

 地球と同じ時間で回っているという事。

 地球と同じに酸素を吸って二酸化炭素を吐く動物が多い事。

 地球よりも文明は進んでいない事。

 世界を作るのに地球を参考にした事。

 魔法がある事。

 レベルやスキル、称号といった物がある事。

 人族以外の種族も居る事。

 王侯貴族が居る事。

 ドラゴンが居る事。

 魔物が居る事。

 動物が居る事。

 等々。

 


 僕が転生する上での話し合いもした。


 僕が希望したのは、飛行魔法が充分に使える事。

 好きに飛びたいので自由な身である事。

 自分で動ける様になるまで死なない事。

 いつかあの女神様に会いたいという事。


 彼が希望したのは、自ら死を望む様なことをしない事。

 世界の崩壊を望まない事。

 多様性を求めているので特定の生き物を絶滅させないようにする事。

 他の世界の存在を知らせない事。



 話し合いの末に決まったのは次の事。


 基本的に少年神が要求する事は全て飲んだ。(そもそも世界の崩壊とかは僕の望む所でもない。)

 禁句・禁話については少年神が僕の魂にプロテクトを掛ける。

 飛行魔法が充分に使える性質を持つ為に人族には転生できないのが、物心がつく年まで餓えない環境に生まれる様に少年神が選んでくれる。

 寿命を全うしたら再び女神に会う段取りを努力する。(女神様次第なので確約はできないらしい。)

 自由な身かどうかは僕が自分でどうにかする。(生まれた時から拘束される奴隷や呪い子といった存在は避けてくれるらしい。)

 


 最後に少年神から言われたのは、僕の意識体を無償で貰って浮いた分の創神力と、魂への制限を掛けた事によって生まれた余分な創神力を使って幾つかの特典を付けてくれるらしい。


 一つ目は知識。

 例を上げると、動植物魔物人類の生態や歴史、言語知識、魔法やスキルの知識。その名も『神の書庫ハクタクニナリタイ』。万能ではなく少年神の知らない事は僕も知ることはできない。


 二つ目は特殊スキル。

 一年に一度、少年神との通信ができる。その名も『神通信オリヒメトヒコボシ』。


 三つ目も特殊スキル。

 神の名が付いたスキルを知られない様に他の人にステータスを隠す力。その名も『神の贋作カメンノキミ』。



 魔法なんかについては後のお楽しみと言われたけれど、空を自由に飛べるのであれば何の問題も無い。

 あるとすれば中二病臭いスキル名くらいだ。



 こうして僕の転生準備は整った。



次から本編始まります。


ルビ振りのセンスは適当です。春の小川の方向で・・・。

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