01:変化
十一歳を過ぎる頃には色々と成長する事ができたと思う。
スキルで変わったのは次のこと。
称号の追加は『火の女神の加護』『水の女神の加護』『老地竜の弟子』
女神の加護は今までと同じ様な効果だけれど、『水の女神の加護』を得た時に他の女神の加護と合わさって『六女神の加護』に変わった。
別に女神のモノになったつもりはありませんけどね・・・。
『老地竜の弟子』の方は薬の調合を教わっている時に得た。メリサが風邪を引き高熱を出して寝込んだ日だったので焦ってしまい失敗ばかりの僕にグアスランドさんが落ち着けとくれたものだ。
効果は次の通りだ。
『老地竜の弟子』:年を重ねた地竜の弟子である証拠。彼女の知識を学び、多少なりとも身につけた者に贈られる称号。地属性に対する補正効果と言葉によらない知識の伝達が可能になる。
言葉によらない知識の伝達とはグアスランドさんが選んだ知識が僕の頭に転写されるというもので、僕がそれを意識すれば何時でも思い出す事が出来ると言うチート具合。『神の書庫』のグアスランドさんバージョンにちかいけれど、彼女が選んだ知識だけという点で大きく異なる。
スキルは各属性魔法と遺失魔法と武術。
『無形魔法』 Lv06
『光魔法』Lv03
『闇魔法』Lv02
『火魔法』Lv03
『水魔法』Lv06
『土魔法』Lv05
『風魔法』Lv10
『重力魔法』Lv10
『空間魔法』Lv10
『識別』Lv05
遺失魔法である重力魔法と空間魔法こそ内緒にしているけれど、低レベルのものがあるとはいえ全属性を使える事に付いては、皆に驚きを過ぎて呆れられた。
武術に関しては才能が無いみたい。稽古をさぼることも無かったのに・・・。
もっとも剣術や体術と言ったスキルは無いようで近衛騎士の人達でも持っていなかった。僕のイメージではありそうだと思っていたのだけど、周りの人達に聞いても「無い」との答えしか帰って来なかった。
彼等に言わせると、「魔法でも無いのにスキルにはならないだろう?」ということだ。剣術等に合わせて使われる事が多い『身体強化』は『無形魔法』に属するらしいが・・・。
まぁ『神の書庫』にも剣術等の記述が無かったのでそのようなスキルはないのだと思う。
短っ!
—ステータス—
—ルイジュ・ブラッド(11)—
種族:ハーフエルフ Lv43
職業:
スキル:『無形魔法』 Lv06『光魔法』Lv03『闇魔法』Lv02『火魔法』Lv03『水魔法』Lv06『土魔法』Lv05『風魔法』Lv10『識別』Lv05『重力魔法』Lv10『空間魔法』Lv10
固有スキル:『神の書庫』『神通信』『神の贋作』『神託』『飛行魔法』 Lv10
称号:『殉教者』『神子』『天駆ける者』『神言』『創世神の加護』『老地竜の祝福』『老地竜の弟子』『幼風竜の祝福』『幼風竜の友』




