第三十二章72 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達2】72/【前半ラブエピソード?13】06
【異能力】には限界があるが、【芳一/俊介】は、障害物、遮蔽物を上手く使って30分間、逃げ切った。
例えば、【影に隠れる異能力】の場合、1分後には影から出て来てしまうが、その時、上手くベンチの影などに隠れる事によって、【クイアンビー/奏步】の目から逃れている。
【猫に変身出来る異能力】も他の猫とじゃれ合う事で、特定しにくくしている。
【変装する異能力】も能力解除の瞬間に、【落とし穴を作れる異能力】を同時に使って、落とし穴に隠れる事で、身を潜めたりしていた。
そうやって絡め手で逃げていたので、30分間逃げ切れたのだ。
【クイアンビー/奏步】は、
『きぃ~悔しいっ。
本当は、見えない範囲に隠れていたんじゃないの?』
と文句を言った。
【芳一/俊介】は、
「そんな事は無いよ。
ちゃんと見える範囲で逃げていた。
僕らの間に、ルール違反は無しだ。
そう言う取り決めだったろ。
約束は守るさ。
男に二言はない」
と言った。
『それはそうか。
悔しいけど、負けを認めるわ。
じゃあ、そっちに行くって事で』
「ありがと。
好きだよ、彼女さん」
『私も好きよ。
彼氏君』
と言う形で決着が付いた。
だが、これだけでは無い。
これはあくまでもデートで進む方向を決めただけだ。
デートをするに当たっては次のバトルが待っているのだ。
【クイアンビー/奏步】は、
『彼氏君・・・
今日はイタリアンの口なんだけど・・・』
と言った。
【芳一/俊介】は、
「それは残念だ。
僕は和食の口なんだよね・・・」
『・・・』
「・・・」
『どうやら、またまた勝負が必要な様ね』
「の様だね・・・」
『「デュエルっ」』
と言って次の勝負する事になった。




