第三十二章69 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達2】69/【前半ラブエピソード?13】03
今日の勝負は、鬼ごっこである。
お互い鬼から逃げる時、30分逃げ切ったら勝ちと言う勝負である。
先攻後攻で片方が鬼から逃げ切り、片方が捕まったら勝敗が決まると言う勝負である。
10秒数えて、そこから鬼が捕まえると言うルールで勝負はスタートする。
【クイアンビー/奏步】は、
『じゃあ、彼氏君。
まず、私から逃げるんで』
と言った。
【芳一/俊介】は、
「わかった彼女さん。
じゃあ、十秒数えるからな。
いーち、にぃーい、さぁーん、しぃーい、ごぉーお、ろぉーく、しぃーち、はぁーち、きゅーう、じゅーう。
それっ、追いかけろ」
と言った感じで追いかけ始める。
おさらいになるが、追いかける【芳一/俊介】の【異能力】は、
(1)【影に隠れる異能力】、
(2)【変装する異能力】、
(3)【落とし穴を作れる異能力】、
(4)【指を伸ばす異能力】、
(5)【猫に変身出来る異能力】、
逃げる【クイアンビー/奏步】の【異能力】は、
(1)【右手が伸びる異能力】、
(2)【足が速くなる異能力】、
(3)【姿を消せる異能力】、
(4)【左の手のひらが大きくなる異能力】、
(5)【話した言葉が実体化する異能力】、
である。
この力を使って逃げたり追いかけたりするのである。
見ようによってはこれもデートでは無いか?と思えるかも知れないが、これは勝負でありデートには含まれない。
あくまでもデートの方針を決めるための勝負であり、これはデートに含まれない。
なので、勝負事に大半の時間を使い、デートの時間はほとんど残らない。
デート時間の内、デートと呼んでいるのは全体の1割未満である。
それでも2人はこだわる。
デートの主導権は自分が握る。
ただ、それだけのために。
そのプライドを守るために、彼等彼女等は戦うのである。




