第三十二章65 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達2】65/【前半ラブエピソード?12】10
【ぱねぇぱにぃちゃん/亜緒依】は、
【企画の内容は聞いていますか?】
とあった。
【芳一/葵】は、
【はい。
ある程度はですが。
貴女の歌にアニメーションを付けるんですよね?】
と返した。
【はい。
その通りです。
いつもは歌だけ送ってアニメーターの方に一任しているんですが、今回は作詞から貴方と相談して決めると言う事でして。
一緒に考えていただけますでしょうか?】
【はい。
光栄です。
それで、どんな感じの曲になさるつもりなんですか?】
【はい。
逢いたくても逢えない人というテーマで行きたいと思っています。
本当は逢いたいのに・・・
事情があってお互い逢えない。
そんな2人の異性の気持ちを唄おうかと思っていますが、どう思いますか?】
【はい。
良いと思います。
実は僕も貴女と逢いたいと言う気持ちと逢えないと言う気持ちが2つあって・・・】
【貴方もですか?
実は私もなんです。
貴方と逢いたいと言う気持ちと逢えないと言う気持ちが2つあります・・・】
【そうですか。
同じ気持ちを持っていられたのですね。
嬉しいです。】
【私もです。
今は逢えないですけど、いつか貴方と逢いたいと思っています。】
【僕も同じ気持ちです。
実際に会ったらがっかりされるかも知れないと思って少しふあんですが・・・】
と言う返信がそれぞれあった。
これはお互い好きな者同士なのだが、それぞれ勇気が持てない。
そんなもどかしさが見え隠れしていた。
お互い、初めての恋。
それが今なのである。
虐められていた経験からお互い、初恋の時期は遅めだが、逢わずともお互いに惹かれているのは間違いなかった。
これは間違いなく恋と呼べるものだった。




