第三十二章61 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達2】61/【前半ラブエピソード?12】06
【芳一/葵】は、【宙兵衛】にDMで、
【彼女とDMで話をさせてもらえませんか?】
と送った。
人と面と向かって話すことは難しくても、【DM】ならば、【宙兵衛】ともやっている。
これなら、少し話せる。
そう考えての提案だった。
【芳一/葵】なりの精一杯の勇気だった。
【宙兵衛】は、
【りょ。
ちょっと待ってて】
と返信が返ってきて、しばらく待っていると、
【向こうもオッケーだって。
じゃあ、君から先に送るって事でいいわけ?
君からの提案だし】
と更にDMがあった。
【芳一/葵】は、
【わかりました。
僕が言い出しっぺですから僕からDMします】
と返した。
そして、
「と、ととと、とんでもない事をしてしまった・・・」
とあたふたしたのだった。
それから、
「えーっと・・・
書き出しは・・・
本日はお日柄も良く・・・
じゃなかった・・・
どうすれば良いんだ?
そうだ・・・
調べれば良いのか?」
と言って検索して、書き出しの文章を調べた。
今は6月の初旬なので、
梅雨前線が近づいてきたようですが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
雨に濡れる紫陽花が美しい季節、こちらも相変わらずつつがなく過ごしております。
深緑の折、皆様におかれましてはますますご清祥のことと存じます。
などと考えている内に、それを否定した。
「駄目だ駄目だ駄目だ。
これだと堅ッ苦しい。
これじゃ、彼女のセンスに合わない」
と言って頭を悩ませていた。




