第三十二章37 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達2】37/【前半ラブエピソード?10】04
ここで、【ファニー・ファミリア・シリーズ/愛葉】と【芳一/一太】の関係を説明せねばなるまい。
【ファニー・ファミリア・シリーズ/愛葉】はいわゆるプロヒーローである。
最強と名高いヒーローだったが、度重なる連戦で身体を故障して、引退を考える様になった。
そこで、自分の力を受け継がせる弟子を取る事にした。
そんな時、とびっきりの才能を見せたのが、【芳一/一太】だった。
一も二もなく彼女は、【芳一/一太】と【ヒーローアビリティー】の譲渡契約を結んだ。
これにより、半年という時を掛けて、【ヒーローアビリティー】は、ゆっくりと【ファニー・ファミリア・シリーズ/愛葉】から【芳一/一太】へと移行していく。
半年と言う期間は【ファニー・ファミリア・シリーズ/愛葉】が【芳一/一太】を弟子にする期間と言える。
逆に言えば、半年の間に上手く、技などを伝授しなければ、後継者はろくなヒーローにはならない。
【ファニー・ファミリア・シリーズ/愛葉】も先代から上手く引き継いでいる。
【ファニー・ファミリア・シリーズ/愛葉】の【ヒーローアビリティー】は最も古く、最も由緒高い、【アビリティー】であり、この力の衰退は、【ヒーロー】全体の戦力の低下を意味する。
【ヴィラン】は日々、力を付けて来ている。
【ファニー・ファミリア・シリーズ/愛葉】の後継者が、ろくでなしだと話にならないのである。
【ファニー・ファミリア・シリーズ/愛葉】は、
《不味い。
不味いぞ・・・
私の後継者がこんなボンクラだと知れたら、私の輝かしい経歴の汚点になる。
契約を解除したいが、どういう訳か契約か、契約が解除出来ない。
このままではこのアホを世に解き放つことになる。
私の後継者としてセクハラ三昧を働かれた日には私の任命責任にもなりかねん。
どうにかしてこの馬鹿たれを半年の間に、鍛えなくてはならない。
もう、既に1月が経ってしまった。
残り5カ月でものにしないと私は破滅だ。
それに、3カ月を過ぎると、私の方がパワーが弱くなる。
そうなった場合、この男からのセクハラ攻撃に耐えられるかどうか・・・
私の貞操の危機となる。
私は、無事、引退して、幸せな結婚をするんだ。
こんな男のセクハラに負けてたまるか》
と思っていた。




