第三十二章30 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達2】30/【前半ラブエピソード?9】08
【トチル】は、
『もちろんでございます。
それで宜しければ、わたくし共がご案内させていただきますよ。
お連れの方もそれで宜しいですか?』
と言った。
【スカルプチャドル/祈梨】は、
『ちょ、ちょっと返事待ってください。
今、彼氏と相談しますので』
と言った。
【トチル】は、
『えぇ。
かまいませんよ。
小一時間ほど、席を外しますので、その間にご相談なさって下さい。
それでは一旦、失礼いたします』
と言って姿を消した。
【スカルプチャドル/祈梨】は、
『ちょっと何、考えてるの、【和真】。
私達、関西に行く予定だってでしょ?』
と言った。
【芳一/和真】は、
「申し訳ないけど・・・
関西旅行では君を満足させられないと思う」
と言った。
『え?
どういう事?』
「一夜漬けで、神社仏閣とか調べたけど、君以上の知識を得たとはとても思えない。
たぶん、知ったかぶりをして案内しても、君は知ってるよとか思うに決まっている。
でも、ここは違う。
君は不安に思ったかも知れないけど、僕はここで君に男らしさを見せられた。
それに結構、かっこいい台詞とかも言えた気がする。
だから、ここでの旅行の方が、エキサイティングな旅行になると僕は思ったんだ。
京都、奈良、大阪には行こうと思ったら、いつでも行ける。
でも、ここは今回だけだと思う。
二度と来れない。
たぶんだけど、このまま帰ったら、記憶とか消されるんじゃないかなって思う。
だったらここを旅行先として楽しめば、覚えていられるんじゃないかって思ったんだ。
僕の直感では絶対にこっちの旅行の方が良い思い出になる。
後悔はさせない。
来て良かったねと思わせて見せるから。
僕を男にさせてくれ」
と話し合った。




