第三十二章25 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達2】25/【前半ラブエピソード?9】03
【芳一/和真】はプランを練りに練った。
定番と言えば定番だが、【京都】/【大阪】/【奈良】の関西方面の旅行である。
間に大阪を挟み、最近、【スカルプチャドル/祈梨】が神社仏閣に興味を示していると聞いた【芳一/和真】は、【京都】と【奈良】を旅行先に選んだ。
だが、このプランは意味がなくなる。
それは、何故か?
2人は見たこともない町に旅行に行くことになるからだ。
迷い込んだ、不思議な町。
【迷い家】ならぬ【迷い都市】に迷い込んでしまうのだ。
【迷い家】とは東北、関東地方に伝わる、訪れた者に富をもたらすとされる山中の幻の家の事を言う。
それと同じ事がこのカップルにも訪れたのである。
新幹線に乗る、2人。
【芳一/和真】は、
「き、緊張するね」
と言った。
【スカルプチャドル/祈梨】は、
『どうせ、プランとか連日練ってて、寝てないんでしょ?
私が起きて見ていてあげるから少し寝たら?
向こう着いて眠くなっていたら楽しくないでしょ?
着いたら起こしてあげるから。
寝なさい』
と言った。
「え?で、でも・・・」
『良いから。
寝るのも仕事よ。
向こうで私を退屈させるつもり?』
「わ、わかった。
じゃあ、少しだけ・・・眠るよ・・・
ごめんね・・・」
『お休みなさい』
「おやす・・・み・・・」
と言って、【芳一/和真】は寝息を立てていた。
それを見ていた【スカルプチャドル/祈梨】も安心したのか、
『あ・・・
私も・・・何だか・・・眠く・・・なって・・・』
と言って眠ってしまった。
2人を襲った急激な眠気・・・
それは2人を異世界へと誘う合図でもあった・・・




