第三十二章2 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達2】2/【前半ラブエピソード?7】02
『九流締めてやる・・・』
地の底から響く様な声が聞こえる。
【ウィンドグ/美麗】は同性も惚れる様な美人である。
だが、そこまでの美人はそれだけで、多くの逆恨みや妬みを買う。
彼女には9つの【呪い】がかけられた。
【九流締めてやる・・・】
それは、【苦しめてやる】に掛けられた呪いの言葉だ。
不安な夜を過ごす事になり、彼女は、霊を祓う力があると噂の同級生、【芳一/勇介】に助けを求めて来た。
【ウィンドグ/美麗】は、
『【勇介君】、ちょっと良い?
・・・君、霊を祓えるのよね?』
と言った。
【芳一/勇介】は、
「まぁ、僕の左手には魔を祓う力があるけど・・・
いわゆる退魔の力ってやつだけど・・・」
と答えた。
『お願い。
私を助けて。
私、どうしたら良いのか、もうわからなくて。
霊媒師とか退魔師に知りあいは居ないし、貴方しか頼る人が・・・』
「話を聞こうか。
確かにただごとじゃない悪意が君の周りから感じられる。
それも1つじゃない。
9つもある。
【九流締身の呪い】が掛けられているね。
誰かから恨みを買った覚えとかある?
それも9人。
これは9人居ないと出来ない呪いだ。
少なくとも9人は君に対して良くない感情を抱いているって事だ」
『きゅ、9人も?
私・・・
怖い・・・
死にたくない・・・
助けて・・・
もう、やだ・・・』
「落ち着いて。
気が弱くなると相手の思うつぼだよ。
これは真綿で首を絞める様にじわじわと君の命を吸い取っていく。
非常に陰湿な呪いだよ」
『助けて貰えないかな?』
「もちろんだ。
ただし、僕の言うとおりにしてもらうけどね」
と言った。




