表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/7

仲間との誓い

 事件現場で出会った謎の少女、アキラ。彼女の言葉は、シジュとミホの心に大きな衝撃を与えた。


「私たちのような存在は、この世界にもっと多くいるの。そして、私たちには、特別な使命があるのよ」

 

異能力者の使命――その言葉の意味するところを、シジュはまだ理解できずにいた。


 翌日、学校の屋上。シジュとミホは、昨日の出来事について話し合っていた。


「アキラさんの言ってた使命って、何だと思う?」とミホが尋ねる。


「わからない……でも、俺たちの力が、何かのために必要とされてるんだとしたら……」

シジュは自分の手を見つめながら言う。


「シジュ……」

 二人は無言のまま、遠くを見つめた。


 その時、屋上のドアが開き、一人の少年が現れた。


「やっぱりここにいたのか、シジュ、ミホ」

「空也……?」

 転校生の空也は、いつになくシリアスな表情をしていた。


「君たちは昨日、アキラと会ったんだろう?彼女から何を聞いた?」

「空也、君もアキラさんを知ってるの?」ミホが驚いて尋ねる。

「……話せないことも、あるんだ。ただ、君たちには忠告しておく。彼女の言葉を鵜呑みにしないほうがいい」


 そう言い残し、空也は立ち去った。シジュとミホは、複雑な表情で見送る。


 放課後、二人はいつものように一緒に下校していた。


「空也の言葉、気になるよね……」とミホ。

「ああ。彼は、俺たちが知らない何かを隠してる気がする」とシジュ。

「でも、私たちにはまだわからないことだらけだよ。異能力者の使命についても、空也くんのことも……」

「だから、知る必要があるんだ。真実を」

 シジュの瞳に、強い決意の炎が宿る。


「ミホ、一緒に探ろう。異能力の謎、そして、俺たちの使命を」

「うん、わかった。私、シジュの隣にいる。ずっと」

 ミホはシジュの手を握りしめ、微笑む。

 こうして、彼らの運命の歯車は大きく動き始めた。異能力者としての旅路の始まりである。


 その夜。シジュの元に、一通のメールが届く。

 差出人はアキラだった。

 『真実を知りたいなら、明日の放課後、中央公園で会いましょう』

 シジュは息を呑む。真実への扉が、今まさに開かれようとしているのだ。


 一方その頃。人気のない路地裏で、空也と一人の男が会談していた。


「計画は順調に進んでいるのかな?」と、男が不気味な笑みを浮かべる。


「ああ。シジュたちは、徐々に真実に近づいている。だが、最後まで気付かせるわけにはいかない……我々の目的のためにはね」

 空也の瞳に、冷たい光が宿った。

レオンコナシュです!お読みいただきありがとうございました!

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、是非ブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

作者のモチベーションも上がりますので、ぜひよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ