さっか、ぼーる、ほし、です
二年が経った僕はある試練をしている、そうボールが欲しいのだ、だから必死に伝える。
「さっか、ぼーる、ほし、です」
ろれつが回らない
「そうか、サッカーがしたいのか」
「さっか、の、しあい、みたい、せかい、りーく」
「試合が見たいのかい」
「てれび、せかい」
そう必死にお願いしているとお父さんは笑顔でいいよと言い、今から買いに行くかといった妹は今は寝ているのでお父さんとふたりで行くことになったショップに着きボールの置いてあるところにいくと子供用のシューズも置いてあり買ってもらえた家に帰り、早速近くの公園に行きたいと進言したその時には妹も起きていたのでみんなで一緒に行くことになった。
公園に着き、早速ドリブルをしようと思ってボールを蹴ってみるとボールは変なところに行ってしまった。だが次第にまともなドリブルが出来るようになってきた。これは前世でサッカーをしていたのもあるがコーチとして教えるために勉強していたのが一番大きいのだろう、そして毎日公園でサッカーを夜が来るまでしていると気づけば五歳になっており小学校に入学する時期になったと同時に河咲フロンターレのアカデミー試験を受けに行った。試験は体力測定、リフティング、ドリブル、シュート、そして最後にコーチとの一対一だ。
まずは体力測定50m走からだタイムは8.19だったまずまずだな次にリフティングだ各々落としてもいいから終了と言われるまでやれと言われた30分くらいして終了と言われた途中退屈になったので好きだった音楽のリズムでリフティングをした、ドリブルのコーン有50mをした9.21だったいいんじゃないだろうか、次にシュートだ止まって打つのと、転がしてもらったボールに走りこんで打つのと、ドリブルしてから打つのをやった、まず止まって打つのはカーブをかけて両足とも、走りこんで打つのは真芯で捉えて強い球を、ドリブルから打つのはキーパーの届かない絶妙なところに決めた、そして最後のコーチとの一対一の前のに休憩が入った。
周りのみんな自信にあふれてる子供達は俺は絶対受かると言うような顔をしている⦅まぁ僕も子供だけどね、あれ不安そうな子が隅っこに一人いる⦆
「ねぇ君大丈夫?」
「えぇだ、だいじょううぶだようぅ」
「全然、大丈夫じゃないじゃんどうしたの?」
「ぼくになにをすればいいかわかんなくて」
「ふぅ~ん、わかったよじゃぁ僕がやったこと真似してみればよく見ててね」
そう言うとカットインと言われる簡単なドリブルの技を教える
「そんなのでいいの?」
「そうだよ、でもこれは凄く難しいんだこれは急にドリブルを横に向きを変えてるだけに見えるけど実は縦に抜かれるって相手に思わせなきゃいけないから本当に難しいんだ」
「どうしたらいいの?」
「そうだね君、利き足は?」
「ひだりだよ」
「そうかなら左足で相手の右方向にドリブルして相手との距離が近くなったら左足の足の裏で一回外から内に転がしてからアウトサイドで一気に相手の左側に切り返すんだ」
「わかったやってみるよありがとう」
「今から一対一のテストを行います受験者は集まって下さーい」
「よし、行こうか」
「う、うん」
そして、試験に向かった、
僕は一対一でどう抜こうか迷っていたコーチはたぶん身体も当ててこないでただゴールの進路妨害をするだけだと思うから抜くのは容易いただ派手に抜くのか完璧に抜くのかを迷っていたそこで僕はその両方ができるステップフックと言う技をすることにした。
ステップフックとは、まず中央にあるボールを左足でボールの外側から右に大きく一歩走るようにまたぎそのまま右足も走るようにしつつ右足の先でボールを引っ掛け、左足の外側を通して左足の前まで持っていき右足はボールを放した後そのまま左足の斜め前まで持っていきボールをインサイドで左側へ蹴り出し抜き去ると言うキレイな技だ、僕はそれをインサイドで左側へ蹴るのではなくインサイドでコーチの股を通すことにしたのだ。
完璧に決まった僕が教えた18番の子もきれいに抜けていたからよかったと一安心していた。
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〈アカデミー運営視点〉
「これはどういうことだ、何か間違えたのか?」
「いえ、間違えはありません」
ありえん五歳で50mのタイムが8.19だと意味が分からん小学6年生でもいいと言われるタイムだぞそれよりもおかしいのはドリブルのタイムだ50mを9.21誤差1.02だぞ意味が分からん障害物アリなのにそんなのプロでもできるかわからんもしできるとしたらワールドクラスののドリブラーだけだこれは怪物だ日本をいや世界を変える選手になるかもしれん。何としても育てなければ最高の選手に。
「この選手を絶対に特別選手指定枠に入れろ大至急サッカー協会に連絡だ、面談の用意だ急げ!!」
「は、はい、わかりました」
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「合格者を発表します合格した人は後日親御さんと来てください試験終了後親御さんにも合否の結果を通達しますのでわからなかった方も親御さんに聞いてみてください今回の合格者は79名中11名です
、では番号をお呼びします。十」
番号を言いかけると横から男の人が入ってきてマイクを持っている人に紙を渡す、するとマイクを持っている人は驚いたようにこちらを見てきた、何だろう?
「すみません、先ほど合格者は11名と言いましたが特別選手指定枠1名入ったため12名に増えましたのでここに訂正いたします、では合格者発表です。56番、37番、39番、7番、70番、3番、62番、44番、21番、22番、18番、最後に特別選手指定枠10番以上です、なお特別選手指定枠に入られました、
10番、伊吹祐樹君は面談が在りますのでこちらについてきて下さい。最後にこれを持ちましてアカデミー試験終了となります。皆さんお疲れさまでした。」
みんなが帰っていく中、僕はマイクを持っていた人、受田さんに付いていくことになった。
付いていくと豪華そうな部屋の前まで案内された
コンコン
「伊吹祐樹様お連れしました。」
「入ってくれ」
「失礼します」
なかに入ると偉そうな人、三人が待っていた
「受田君ご苦労様戻っていいよ」
「はい、失礼します」
「どうぞ、座ってください」
「しつれいします」
「いきなりですまないが特別選手指定枠の説明をしていいかな?」
「はい」
「特別選手指定枠とは才能がある選手をより大切に強く育てるためにできたサッカー協会が作ったルールでクラブチームが合計で2,3名のユース生を出せるルールなんだ、だがそれは本当に才能のある人間にしか入れない枠組だ、しかも今まで最初は入れても途中審査で除名されて今は誰もいない、厳しい審査だが今回の試験の結果と映像をその審査に提出し通った。ここからはお願いなんだが特別選手指定枠に入ってわくれないか?」
「入ってめりっとはあるんですか?」
「もちろん日本代表無条件参加可能にユースの移動これに関しては海外も有効だあと家族も含めてjリーグの試合観戦無料とこれまでがサッカー協会の出しているサービスでこれからはうちがだすサービスだアカデミー費用無料と自動車での送迎スマホの供給これは連絡用の為だなプロから練習相手を
連れてきたり出来る。あとのして欲しい要望は出来るだけ飲むから言ってくれ」
「そうですね、まず3年生になるまで試合にださないこと練習場所ていきょうと18番くんいがい僕も練習をみないかかわらないこと18番くんにもきかないことですかね?」
「わかったそれで構わない親御さんとも今度話すことになると思うからその時にまた話そう」
「もう帰っていいですか?」
「あぁかまわないよ」
「それでは」
僕は帰ることにした
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「ふぅ、彼としゃべっているとベテランの選手と交渉している風に感じるな」
「そうですな、それに何かあるかのように感じる天は彼に才能をいくつ与えたのだろうか」
「そうですね彼がしゃべっていると僕も息をのんでしまって言葉がだせませんでしたよ」
「やはり凄いな彼は ハハハハハ」
天は彼に才能など与えていない与えたのは最悪な後悔とやり直すチャンスだただそれだけだ