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5:2度目の来店

時間が無くて今日はアルファポリスからのコピペです(ほんとにすみません)


内容が被ってたり、繋がらないところがあると思いますほんとにすみません


“〇| ̄|_土下座

会計を済ませ、私はジークスレン様が出て行ったそのドアをぼーっと眺めていた。


ジークスレン様、なんだか、思っていた人と全然違ったな。


聞いていたより全然怖くなかったし。もしかして、家を出て行った私のことを知ってここに来たんじゃ...とすこし不安だったけどそんな様子はなかった。


まあ婚約破棄された惨めな女のカフェを訪ねるわけもわからないけど...。


変に身構えちゃったことが今は馬鹿らしい。


とてもいい人だったな...私好みの。


はっ。


た、確かに理想だけど、お客さんをそんな目で見ちゃだめだわ!私はオーナーなんだから。しっかりしなくちゃ。


でも...なんだか信じがたい光景だった。噂では女、子供容赦なく殺すと言われている騎士団長が...あの騎士団長が...


ふふっ。


カフェね。カフェに来たりするのね。ちょっと、いや、かなり意外だった。


迷い込んだだけだけど、団長にカフェって...怖ーい顔をしていたのに甘いパンケーキを食べた途端幸せそうにしちゃって。


なんだかこちらまで得をしたような気分だ。


また来るよね...?社交辞令なんかじゃないよね。


でも...ここは向こう(帝国)からしたら敵国。しかも戦争中の。


もしかしたらそんな理由で来てくれないかもしれない。


ならば!もうこの国に未練ないし、騎士団長様(笑)が来やすいように向こうの国に移店しようかな。


どーせこんな所にカフェやっててもお客さん来ないだろうし...。あ、でも連絡手段がないから移店したら、場所わかんなくなっちゃうか。


うーん...どうすればいいんだろう。


現代だったら連絡先聞いてた...ってだめだめ!さっきお客さんにそんな気持ち持っちゃだめだって自分を叱ったばかりなのに...。


私はごっちゃごっちゃした気持ちを整理するために、爽やかなミントソーダを作って飲んだ。



そろそろ夕方。どーせ誰も来ないしそろそろ閉店しますか。


ピーンポーン。


え?まさかの一日に二人来るとかいうラッキーデー?


ガチャ。


「...いらっしゃいませ」


そこにいたのは昼間に来たジークスレン様だった。また来るとは言ったけど、ちょっと早すぎじゃないですか?


なんて心で突っ込みながらも、私の気持ちはとても喜んでいる。


またきてくれた。あの幸せそうな顔が再び見れる。


そんな気持ちでいっぱいだ。


しかももう一人連れてきてるし。


「こちらのお席へどうぞ。」


昼間来た時は一人席だったが今日は窓側の二人席に案内する。


そしてさりげなくメニューを手に取り詠唱してスリーネー(帝国)語にする。


何やら話し込んでいるようなので、そっと水を出す。


そしてなぜか楽しそうに笑っている。かなり内容が気になるが我慢、我慢。


盗み聞きなんてよくないからね。



「注文いいか?」


「はーい。どうぞ」


「俺はオムハヤシにする」


「僕はパンケーキにしよっかな」


「畏まりました」


ジークスレンはオムハヤシ。お連れの方はパンケーキだそうだ。


別に悪くはないんだけどね?夜からパンケーキはちょっとどうかと思うよ?


この人は甘いものが好きなのかな...。


もしかしたらまた来てくれるかもしれないし覚えておこう。


オムハヤシ、私も夕食に食べようと思ってたからちょうどいいや。二人分作っちゃえ。


パンケーキは手間がかかるからめんどくさいけど、楽しいからおっけー。


10分後


「どうぞ。パンケーキとオムハヤシです」


「わーすごいね!この絵とそっくりだ」


「それにしても、この絵、再現度がやけに高くないか」


あー。そっか、写真を知らないのか。


私の場合、時空間魔法やらなんちゃらで写真ができるけど、そもそも、写真を知らないから思いつくはずもないのか。


「これは、絵じゃありませんよ。『写真』というんです」


「へーそうなんだー」


ジークスレン様のタイプとはまたちょっと違ってなんか軽いなこの人。


ちゃらちゃらしてそうな感じがする。


「そうか」


ジークスレン様はなんとなく、冷めてるというか、あまり人に興味がなさそうな感じのタイプだ。


この人に昼間可愛いと言われたのか、となんだか思い出してしまい顔が熱くなる。私は心の中で自分のほっぺたをパチンと叩き、気持ちを入れ替えた。


「ねーねー。僕、スティアって言うんだけど、おねーさんの名前はなにー?」


やっぱりチャラそうだな。なんだか苦手なタイプだ。


「アリーと言います。よろしくお願いします」


短くそっけなく挨拶をした。


だって苦手なんだもの。


「アリーちゃんね?かわいー名前だね!」


「なっ!」


こ、この人まで...可愛いという姿が昼間のジークスレンさんとかぶってしまい再び思い出してしまった。


「か、可愛くなんてないですよ...」


私のその言葉はジークスレンさんに向けたものなのか、スティアさんに向けられたものなのか。


というか、アリーは偽名だから。


偽名だから、偽名だからと自分に必死に言い聞かせる。


それでも、なんだか恥ずかしい...


一方、スティアと向かい合って座っているジークスレンはなんだか不機嫌だ。


眉を寄せてむすっとしながらオムハヤシを食べている。


「照れてるところもかわいいよ」


ハートがつきそうな甘いセリフに耳まで真っ赤になるも、やっぱりちゃらいんだ...という確信を得る。


「お前さぁ...女、口説いてる暇があったら飯食えっての」


ガーン。女って言われた。アリーって言ってくれてもいいのに。


昼間は言ってくれたのに...どうしてだろう...もしかして可愛いなんて言われて調子に乗ったから嫌われてしまったのだろうか。


なんか、こんの二人って真逆じゃない?


女嫌いそうなジークスレンさんと

女好きそうなスティアさん。


どんな関係か気になってしまう。が、大体予想はつく。二人ともいい体してるし、腰に剣をつけているあたり、同じ騎士団なのだろう。


きっと二人は仲がいいんだろう。


その仲の良い人を連れてこのカフェにきてくれるとは嬉しい限りである。



でも





二人サボってなにしてんだろう。


カフェに来てのんびりお茶?


カフェに来て店員さんにナンパ?


私はこの二人が心配である。



せめて店内だけでも、と店内は防音結界をはってあるけど、本来ならドカンバコンうるさいはずなんだよね?


つまり戦争真っ最中だよね?




なにやってんの本当。


頼むから、私の心臓がもたないから戦闘に戻って...

申し訳ございませんでした。そして読んで下さりありがとうございます。

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