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8話 二人目のハーレムメンバー

コメントまってます〜

「ん〜じぇいくぅ〜」


「起きろ〜エイダ。」


昨日まさかのクエスちゃんからの告白のあと、エイダを背負って宿に戻り、俺はそのまま寝た。となりに寝かしたはずなのに、なぜかエイダが俺の上に寝ているので、起こす。


「あれ?じぇいくぅここどこぉ?」


「宿だよ。寝ぼけてるのか? 飲みすぎだよ、昨日は。」


「ん〜頭痛いし、ジェイクの言う通りだな。次からは気をつけよう…」


そして支度をして朝ごはんを食べにいこうとしたのだが、同じく支度を終えたエイダが


「お、おはようのキスしてないぞ! 母上がこういうことは毎日しないとダメって言っていたからな! ん〜」


と顔を真っ赤にしながらも、振り向いた俺に必死に背伸びしながら、キスをしてくる。ようやく慣れたが、最初はそのまま俺の俺が暴走して大変だったよ、本当に。


「じゃあいくか」


「うん!」


そして嬉しそうにピタリと俺にくっつき、腕に抱きついてくるエイダさん。甘えん坊すぎですよエイダさん…だがそれがいい! それと静まれ俺の俺!

となんとか平常心を保ちながらいつものように1回の食堂に向かったのだが、今日はそこからがいつも通りではなかった。


「お、おはようございます!ジェイクさん、エイダさん。」


なぜなら、俺を見て少し顔を赤らめたクエスちゃんが、宿の食堂にいたからだ。





「最近きてなかったんですけど、ここの料理はおいしいですね!」


「あ、ああ。」


「というかなんでクエスがいるんだ?仕事じゃないのか?」


なぜかそのままクエスちゃんと一緒に朝食をとっている。俺は昨日のこともあり少し緊張している。エイダさんありがとう。昨日の件もあって、うまく会話できそうにないです自分。


「今日は休みですよ。そ、それで今日来た理由はジェイクさんにその…き、昨日の返事を聞かせてもらいたくて…」


「昨日の返事?」


顔が徐々に赤くなっているクエスちゃんだったが、それでも視線はおれから離さず、恥ずかしそうにしながらも、俺の答えをじっと待っている。昨日、泥酔して寝てしまった、エイダはなにがなんだかわからない様子だ。いやなさけない、これ以上クエスちゃんに言わせるわけにはいかないか。


「も、もちろん、クエスちゃんの気持ちが変わらないなら、ぜひともその俺と付き合ってほしい…」


「ジェイクさん…」


「じぇ、じぇいく? な、なんで…ひっく…ぐす…うわーん!」


突然泣き出すエイダ。そして困惑する俺とクエスちゃん。え?なんで泣いてるの?てかここ食堂だから目立つんですけドォォォ!


「ど、どうしたエイダ?」


「だ、だって私よりクエスのほうがいいんだろ?だから私に内緒で…ぐす…うわーん」


「ち、ちがうぞ!」


なんとか説明しようとするも、大泣きしてまったく聞く耳をもたないエイダ。いや泣かないでくれ〜 どうすればいいんだ! 悩んだ挙句でできた言葉はそれは…それはひどかった。


「お、俺はエイダも好きだ、安心してくれ!」


「ひっく、ぐす…本当か?」


「ああ!」


「ちょっとエイダさん、話があるので一緒に来てくれませんか?」


「う、うん」


今まで黙って成り行きをみてきたクエスちゃんがエイダを敷居がある、食堂の端に連れていく。てかいま思ったけどエイダって泣くと少し幼くなるよな…それもすごくいいけど。


サイド エイダ&クエス


「ぐす…それでどうしたんだクエス? じぇ、じぇいくと別れろなんて言われても…いや…うわ〜ん」


「ちょ、ちょっと泣かないでください。安心してくださいそんなこと言いませんから。」


「ぐす…本当か…?」


「…ええ。(同性の私でもきゅん来ますね、この可愛さ。)」


「そ、それで話って?」


「ジェイクさんのことです」


「う、うん…」


「エイダさんがジェイクさんのこと大好きなのはわかってますし、ジェイクさんと別れろとも言いません。ただ私もその仲間にいれてほしいだけです。ジェイクさんにも言いましたが、私は獣人なのでいわゆるハーレムも気になりませんから。」


「わ、わたしも別にジェイクと一緒にいれるなら平気だ。」


「ふふ。よかったです。ジェイクさんは昨日私が告白した時、嬉しそうにしてくれていましたが、どこかエイダさんのことを考えているような素振りをみせていたので、エイダさんに断られたらどうしようかと思いました。」


「じぇ、ジェイクが私を? えへへへ。って告白ぅぅ?」


「はい、昨日酔った勢いでようやく言えたんです。」


「そ、そうなのか。まあ私もクエスならいいかな、えへへ」


「エイダさん!(もう!可愛すぎます!)」


「く、くえす!?」


「ごめんなさい、エイダさんが可愛くて、つい。」


「そ、そんな可愛いなんて私は剣士だから…男っぽいし…」


「ふふ、でもジェイクさんも可愛いって言ってくれるのでしょう?」


「う、うん…」


「真っ赤にして照れてエイダさんギルドの時とは大違いですね〜」


「わ、私のことはいいだろ!そ、それでクエスはいつからジェイクが好きだったんだ?」


「そうですね、最初からですね。あれは…」



時は1年ちょっと前まで遡る。クエスは敏腕受付嬢として、毎日業務に謹んでいたが、知り合いの女冒険者の子が盗賊に捕まったということを逃げてきた他のパーティーメンバーから聞く。彼らはCランクの冒険者パーティーだったが手も足も出なかったという。クエスはすぐに緊急依頼を出そうとするが、この街にいる高ランク冒険者はすべて都合悪く出払っていた。


「私がいくしかないですかね…」


「え?く、クエスさんが?」


「ば、ばかクエスさんは受付嬢になる前はBランクだったんだぞ」


「そ、そうだったのか…」


盗賊と出くわしたのは近くの森だったらしく、クエスは焦りもあったのだろう、他の職員や、上司になにも言わず、少し外しますとだけ言って急いで森へ向かった。


森についたクエスは、30分もしないうちに盗賊の隠れている、洞窟をみつける。獣人ならではの、人間をはるかに超える嗅覚と聴覚を使えば探すのは簡単だった。


しかし彼女は焦っていた、いつもならいくら多少鈍っているとはいえ、大して作戦も味方もなしにいきなり敵地本陣に突っ込むような真似はしなかっただろう。しかしクエスは焦っていたのだ、このギルドの受付嬢になってから知り合ったミーシャという冒険者の安否を気にして。それがいけなかった。

スピードもなにも考えなしに、ただひたすらミーシャのもとへ突き進んだクエスは、何十人もの盗賊を葬ったが、ミーシャのところにはこの盗賊団のかしらがいた。


彼はBランク下位、程度の腕前だったので万全の状態だったならクエスが圧倒的に有利だったであろう。 しかし、受付嬢として働いていたため少し鈍った体と、全速力で駆け抜け、敵を葬ってきたクエスに彼を倒すほどの力は残されていなかった。


「かはっ…」


「クエスちゃん!」


「へへ、ものすごい上玉じゃないか、殺さないようにしないとな。しかし獣人か、これは高く売れそうだな。でもその前に味見でもしておくか。さっきの女はおまえらが味見してもいいぞ」


「さすがお頭!」


「ありがてぇ!」


スピードタイプであるクエスは耐久が低く、盗賊団の頭の攻撃をもろに食らってしまい一撃で動けなくなってしまう。ミーシャに群がる複数の盗賊団員とクエスに覆いかぶさろうとする、頭。彼らが二人の体に触れようとした、その時…


「お、お頭〜!やべえやつにあっちまいました。はやく逃げましょう!すでに100人以上殺されてここにいなかった、第2部隊が壊滅的被害をうけました!やつはすぐにでもここ…」


バタンという音ともに報告にきていた倒れる。上半身と下半身が別々となって。


「壊滅的被害じゃないよ。全滅だ。そしてここのやつらも残さず全滅だ。俺は盗賊が大嫌いなんでね。俺を襲ってしまった自分の部下を恨むがいい。」


そういい、黒いコートを着た青年が一瞬にして消え、辺りには盗賊団員たちが、変わり果てたすがたになっている。


「た、た頼む! 金ならやる!命だけは!」


「悪いな。俺の目標は英雄ヒーローなんだわ。」


「ま、ま…グフゥ」


そして命乞いしていた、頭は心臓を貫かれ、一瞬にして絶命した。そして黒いコートをきた青年はカバンから、瓶を取り出し、傷ついたクエスに中の液体をかける。すると、かなりのダメージをうけていたクエスの体は動けるようになるまで回復していた。


「あ、ありがとうございます。こんな高価そうな、ポーション…」


「きにしなくていいさ。幼馴染にもらった特別製だから一切お金はかかってない。」


「で、でも本当に助かりました。私もあそこにいるミーシャもあなたがきてくれなかったら…」


「助かったんだから、それでいいんだよ。たらればなんて考えても無駄だからさ。それより早く街に行ったほうがいい、そろそろ夜になるからね。護衛しながら、夜の森はすこし骨が折れる。」


「は、はい。」


そして黒いコートの青年は2人を無事に街まで送り届けた。



「〜って感じの出会いだったんです。」


「そうだったのか、それはちょっとかっこいいな。ジェイクだったと思うとなおいい。」


「ですよね〜!強いってだけでも結構獣人の私からしたらきゅんとくるのに、優しくて、頼り甲斐あって、気遣いもできて! あれからずーっとアピールしてたのに、全然気づいてくれないんですよ、ジェイクさんは。」


「ジェイクは結構鈍感だからな…」


「ですね〜」


「あ、それと他にも!」



このあとジェイクが朝食を食べ終わって、30分後くらいにようやく2人はジェイクのもとへ戻った。先ほどまで大泣きだった、エイダはすごくたのしそうにクエスとの会話を楽しんでいた。


サイド ジェイク


「ということでジェイクさん!私もこの宿に泊まりますね!というか同じ部屋に!」


「……。」


大泣きしていた、エイダを連れて行ったクエスちゃんが1時間ほどして戻ってきて開口一番がこれだ。しかもエイダもすごい楽しそうに笑ってるし、訳がわからない。まあクエスちゃんはもともとギルドの寮暮らしだからここに住んでも問題ないんだろうけど。


「今日からよろしくお願いしますねジェイクさん♡」


「よ、夜はがんばらないとな!ジェイク!」


「よ、よろしく」


どうでもいいけど、もう決定事項なんですね。まあいいですけどね。てか夜がんばるってなにを頑張るんですかエイダさん。恥ずかしそうにしているってことは期待しちゃっていいんですよね。いまからすごい夜が楽しみなんですが。



どんどん強くなるジェイク!そしてどんどん増えるハーレム! 


どんどんうらやまけしからんジェイク!


ちくしょ〜!

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