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6話 朝チュン

べ、別にエタってなんてないんだからね! あ、そこの方!無言でブクマ解除しないで!無言で前のページに戻らないでぇぇぇ! なるべく、週1は投稿していきたい。そして週2を目指したい。不定期で本当すいません…

チュンチュン。


小鳥のさえずりで起きてみれば、窓からは朝日が俺を照らし、いつもと同じ朝なのになぜか満足感そして充実感を得る。 昨日の事を思い出すだけで俺の俺が過剰反応してしまうほど昨夜は、素晴らしいの一言だった。


「ん……じぇいくぅ……。」


と色っぽい声で寝言を言っているのは、俺の腕を抱きしめながらシーツ一枚で寝ているエイダである。昨日あんだけしたにも関わらず俺の俺は彼女のシーツ一枚姿を見たことにより臨戦態勢に入ってしまっている。だってしょうがないじゃないか。まさかエイダがあんなにベッドで乱れるとは思わなかったのだ。割と通常時にクール系な人はベッドの上ではすごいと昔、冒険者仲間に聞いたことがあるがまさにそれだった。昨日の出来事を思い出すだけでにやけてしまう。我ながら非常に単純だと思うが、俺はまったく恥じない。なぜなら卒業したからである。俺は卒業したんだから! 大事なことなので2回言ってみたが、まじでエイダで卒業とか俺は最高の卒業を迎えれたと心の底から思う。 しかしあまりに昨日のことを考えすぎていたのであろう。


「ジェイク? なんでそんなににやけているんだ?」


「!?」


俺の顔を見ながら首かしげて不思議そうにしているエイダがいた。あまりにトリップしていてエイダが起きていたことに気づかなかったようだ。


「い、いいいいや昨日のことを思い出していたんだ…」


「昨日? はうぅ…」


エイダも昨日のことを思い出したのか両ほほに手をあて、顔を真っ赤にしながらとなりで照れているが、いまそんなことをやられると……


「と、ととととりあえず、起きるか」


これはまずいと思い、すぐにベッドから出たのがまずかった。あまりに動揺で自分自身も全裸だということを忘れていたのだ。 そしてエイダに臨戦態勢の俺の俺を見られてしまう。


「ジェイク…」


顔を真っ赤にしながらも俺の名を呼びそして視線をあげて俺の目をみたと思ったら

「い、いまからするか? 私は、べ、別にかまわな… キャ!」


「悪い、そんなこと言われたら我慢できない。」


「しょ、しょうがないなぁ♡ ジェイクは♡」


いや、俺は悪くないよ?我慢しようとしたんだよ。俺は全然悪くない。エイダがかわいく誘うからいけないんだ…!


そして結局宿から出たのは昼過ぎになってしまった。



「おはようございます、ジェイクさん。なんか近くありませんか?エイダさんとの距離が。近いですよね?そう思いませんか?聞いてますか、ジェイクさん?」


「お、おはよう…」


昼過ぎにクエストを受けようと冒険者ギルドに来てみたのだが、なぜかクエスちゃんがこう黒いというか怖い。なにか気に触ることでもしたのだろうか?なんかこう…ゴゴゴ… とか聞こえるんだが。謎のクエスちゃんの黒いオーラに俺がビビっていると隣で腕を組んでいるエイダが


「別に問題はないだろう。 ジェイクと私は「そういう仲」なんだから。」


「!?」


なんか知らんが、もっと空気が悪くなった気がするんだが、しかもなんかクエスちゃんの顔がすごい。うまく言えんがとにかくすごいことになっている。


「へ、へぇ。そういう仲デスカ…。あ! ところでジェイクさん!」

「は、はい!」


なんか一瞬すごい怖い目というか目から光が消えていたため、めっちゃクエスちゃんにびびってしまい、変な返事になってしまう。今は笑っているが目がまったく笑っていない。怖い。


「このアメニ王国では一夫多妻が法律上問題ないのは知っていますか?」


「は、はい。知ってます。」


「…どう思いますか?」


なんか最後の質問だけ少し照れて少しいつもの可愛さが出て来たがまだ怖い。てかなんだ、この質問。そりゃあ一夫多妻はようするにハーレムだから…俺は…


「いや、まあ男の夢ですよね…。」


「まあ!」


「へぇ…?」


なぜか嬉しそうにする、クエスちゃんと先ほどと違い冷たい目線で見てくるエイダ。あれエイダさん怒ってる?やばい、やばい。 次の日振られるとかシャレにならない!


「い、いいいやエイダさん!違うんだ「これをお願いする。」…」


「緊急依頼のやつですね。かしこまりました」


「いくぞ、ジェイク。」

「は、はい」


弁明しようとした俺を遮るようにいつのまにかエイダが依頼書を取っていたらしくそれを提出する。先にギルドの外に向かったエイダを追いかける俺の背中は誰から見ても一番センチメンタルであろう。


「……」


「……」


お分りいただけただろうか? 終始無言なのである。めっちゃ気まずい。どうしよう。僕たちはどうしてこんなところへきてしまっ「ジェイク…」


「は、はい!」


「さっきの話だけど…」


「あ、ああ」


やばい、動揺で噛み噛みなんだが。まじで別れ話とかだとしゃれにならない。謝ればいいのか?だってハーレムは夢だよ?でもやるとはいっていないのに…


「やっぱりジェイクは他の女の子とも私のような関係になりたいと思うのか?」


「あ、え、えと…」


え?なんて答えればいいの?そりゃあなりたいよ、男だもの。でも普通にこんなこと言ったら別れ話されるよね? いやまじどうすればいいの?まずいまずい!


「私は「いやそりゃあ夢は夢ですけど!されど夢ですから!俺みたいな男にそんな都合よく女の子がくるわけないって!俺にはエイダがいるんだから!これ以上は傲慢だよ!だからお願いします!別れないでくれ!」


言ったぞ。言い切った。別れ話をされる前に言い切ったぞ。まじで別れるとか言わないで(涙)


「別れる? そ、そんなことあるわけないじゃないか! 私はただ、ジェイクが、ハーレムなんか作ったら私が捨てられるんじゃないかと思ってその…」


「え?」


なに、ハーレムOKなの? てかエイダを捨てるとか…


「いやエイダを捨てるとか絶対ないから。逆に死んでも別れたくない。というか別れるっていわれても絶対わかれたくないよ、俺。」


「し、しんでも…はうぅ…」


めっちゃ照れてるエイダかわいい。てかすごい恥ずかしいこと言った気がするけど、気にしない。俺の羞恥心なんかよりエイダさんだ。


「ぜ、絶対だぞ!ずーっと私と一緒にいるんだぞ?わ、私はジェイクが他の女の子とも関係もつのは悪いとはおもってない。それにジェイクくらいの男なら一夫多妻など当たり前だと私は思う。」


「………」


え?何この子超かわいいんだけど。しかもハーレムOKとかまじですか。


「や、約束だ!これからジェイクと関係を持つ女の子がどんなに増えようと、わ、私をすてないって…」


「エイダ!」


「じぇ、ジェイク…」


たまらず抱きつく。なんだこのかわいい生き物。もう絶対離しません!


「当たり前だろ。さっきも言ったが別れたいと言っても、離す気はないぞ。絶対いやだわ。」


「はうぅ…じぇいくぅ…」


ああ!もう辛抱たまらん! なんてかわいいんだエイダは!もう一回宿帰ろう、そうしよう!


「エイダいますぐ宿に「グガガガガ!」」


「……」


めっちゃタイミング悪く今回の依頼のターゲットであるレアモンスター、キラ・トマトにエンカウント。ちなみにこのキラ・トマト、低級冒険者からすると超最悪のモンスターである。なぜならレアモンスターであるため、確かにかなりの値打ちがあるが、どこからでるかわからないし、結構強いのである。しかもなぜか女性ばかり狙ってくるモンスターで、女性を守ろうとする男性冒険者を完膚なきまでにボロボロにするので有名なのだ。気持ちだけはなにも守れないという戒めを与えているモンスターで低級冒険者のトラウマ的存在である。てかまじで、カチンときたよ。


「っく…パワースラッシュ!!!!」


一瞬で息の根をとめる。まったくいい感じのムードだっただろうに。なんてことだ。でもまあ、依頼がおわったからよしとするか。


「じゃあ帰るか…エイダ。」


「ああ!」


と嬉しそうにエイダが返事すると、少し進んだあと、こちらに振り返って


「依頼の素材を提出して…は、はやく一緒に宿に戻ろうな♡」


このあと俺はすぐにエイダをかかえて、超スピードで地上に戻り、超スピードで宿に戻った。詳しくは言えないが、あまりに熱中しすぎて、結局次の日はクエストに行けなくなってしまったとだけ言っておこう。


ネタ多いね今回。てかイチャイチャしすぎだよ。うらやまけしからん…

あれ、俺のエイダさんはいつ現れるんだ?(錯乱)

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