4話 最初のパートナー
ブクマ2000目前……!(白目) お、応援ありがとうございます。見てくれてありがとうございます!ランキング上位にしてくれてありがとうございます!感想してくれてありがとうございます!! ブクマしてry(以下略)
自分でも信じられません。でもなんかそろそろこのハイペース落ちそうなんでなんとかそこまでこの流れというかペースを落とさずブクマ増やしていきたい。
エイダ視点
ジェイクが意識を失ったあと私はすぐに行動した。 ジェイクをおんぶしながら進むとすぐに転移台があり、そこから運良く地上に戻れた。すぐにギルドに行き、ギルドの中の治療院でジェイクをみてもらった。ものすごくひどい状態のジェイクをみて私はひどく自己嫌悪に陥った。 完全に私のせいだった。ジェイクに50階層のボスを倒したのを褒めてもらってうれしくて、完全に調子にのっていた。もっと褒めてもらおう、私とジェイクならきっと大丈夫とおもって完全に油断していた。しかもジェイクは私に忠告してくれていたのに… ジェイクは私が転移されるのを止めようとして巻き込まれていた。 私のせいで…私のせいで…
丸一日たってもジェイクは起きなかった。 治癒士が言うにはさすがSランクだ。命に別状はないと言っていたが、私は心配で心配で仕方なかった。もう2度とジェイクが起きなかったらどうしよう? 私はそんなことばかり考えていた。
二日たってもまだ起きなかった。 私はトイレに行く以外片時もジェイクから離れなかった。どんどん怖くなっている自分がいた。ちゃんとお礼を言いたい、ダンジョンのことを謝りたい。 ただそれだけだった。 ジェイクは私に怒っているだろうか? でも彼が私をパーティー追放してもかなわない、私はそれだけのことをしたからだ。
三日目の朝も起きなかった。毎晩怖くて泣いて、なき枯れるほど泣いた。 私の中でこんなにもジェイクが大きい存在になっているとは思っていなかった。 まだ1ヶ月ほどしか一緒にいないのに、一緒にいると心地よかった、安心した。 剣士は基本前衛だから助けてもらうことなんてないけど、この1ヶ月はジェイクにダンジョンでいっぱい助けてもらっていた、この怪我だって私をかばってできたものだ。なんで彼はここまでしてくれるのだろうか。ジェイクを見ていると胸が苦しい。 これが恋というものなんだろうか? 初めての気持ちだった。でもきっとジェイクとは目を覚ましたらお別れだろう。だからせめて、ジェイクがちゃんと起きてくれればいい。 私が追放されようとなんだろうと、かなわない。
四日目の朝がきた、ジェイクはまだ起きない。 私は自分がこんなに弱い女なのかと思った。しっかり者の仮面を被った、甘えん坊、弱虫だったんだ。ジェイクというよりどころが見つかって、そして失いそうになったらこんなに取り乱してしまっている。ただ会いたい。 声が聞きたい。ちゃんと謝りたい… ジェイクと離れ離れになると思うと寂しくて仕方がなかった。そしてまた夜までずっとめそめそしていた。本当に弱い女だ私は。寝ているジェイクに何度も謝っているだけなんだから…
「ぐす…ジェイク…。 ごめん。本当にゴメンなさい…。」
「別に謝る必要はないさ。」
「ジェイク!」
ジェイク視点―――
目を覚ますとエイダが泣いて謝っていた。 そして俺はどうやらベッドの上にいるようだ。体の痛みはどうやら消えたようだ。 何日か寝ていたのだろうか?おそらくダンジョンのことでエイダはあやまっているのだろうが、それなら謝る必要はないのにな。
「別に謝る必要はないさ。」
「ジェイク!」
エイダが抱きついてきた。いや装備二人ともつけてないからすごいんですけど。エイダさんのブツがすごいことになってますよ。ありがとうございます。
「ごめん、本当にごめんなさい。全部私のせいだ。でも無事に起きてくれてよかった…」
泣きながらも安心して笑うエイダを見てるとなんかこう体が熱くなるがそれどころではない。 ちゃんと説明しないと。俺たちはパーティーなんだから。
「だから謝る必要はない。俺がもっと言えばよかったんだし、結局エイダに賛成したからもう少し潜ったんだしな。それに足手まといにならなかったんだから、なにも謝る必要はない。」
「でも私はずっと守られてばっかじゃないか…」
「なに言ってるんだ。 あのワイバーンから俺を庇おうとしてくれていたじゃないか。 あの数秒がなければ俺は気絶したままやられていたさ。」
「ジェイク…ぐす…すん…うわーん」
え?なんで泣き出すんですか? なんか悪いこと言いましたか俺? 訳が分からないがとりあえず謝る
「す、すまん、エイダ泣かないでくれ。」
「い…ぃ…か…?」
「え?」
「ぐす…私は…まだジェイクといてもいいのか?」
「お、おう。もちろんだ。」
上目遣いとか反則じゃないですかね?めっちゃテンパります、はい。あれなんかすごいドキドキしてるんだが。
「私はいっぱいジェイクに迷惑をかけたし、これからもかけるかもしれない。でも…ジェイクと一緒にいたいんだ。 1ヶ月しかまだ一緒にいないけど、ジェイクはもう私の中でとても大きな存在になっているんだ。ジェイクが怪我をしてそれを実感した。 ジェイクに怪我をさせておいて、こんなことを言うのもずうずうしいかもしれないが…」
一呼吸置いて、エイダは決意したようすで俺の目をまっすぐみてこう続けた。
「私はジェイクが好きだ。まだ会ってから大してたっていないが、その強さ、優しさに触れて…そして何度も、何度も私を守ってくれた。こんな気持ちは初めてなんだ。できれば、ずっとジェイクと私はいたい。もし…ジェイクがよければこれからもパーティーメンバーとして、そ、それから、じぇ、ジェイクの女としてもい、いさせてくれないか?」
と最後の方は顔を真っ赤にして恥ずかしそうにしながらも、俺の目を最後まで見つづけながら盛大に告白してきた。
そして俺は…
「ジェイク? どうし…!? ジェイク〜!」
あまりの緊張と嬉しさ、そしてその他諸々でそのまま、また気を失った。
はい、そこ! ヘタレとか言わない! こ、これからなんだから、主人公は!きっと…いや多分…あ、でもどうなんだろうか…