23話 クエスちゃんもダンジョン攻略へ。
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「え?クエスちゃんもうダンジョン行くのか?」
俺が着々とクライド君へのイライラを募らせたその次の日の朝。幸い、エイダは熟睡してだいぶすっきりしたのか、昨日のような、ピリピリした、近寄るなオーラは完全になくなり、まだ少し元気はないが、ほぼいつもとかわりないエイダに戻った。そして安心して3人で朝食を食べていたら、クエスちゃんが自分もそろそろダンジョンに行きたいと言い出したのだ。
「はい、かなり全盛期に近い状態までもっとこれたと思います。もともと、その・・プロポーション維持のためにトレーニングは常にある程度してましたから、対人戦闘での勘を取り戻す特訓でしたので。そろそろモンスター相手の特訓もしておいたほうがいいと思いますし。」
「ん~心配だな・・・。」
まあ元Bランクなわけだし、俺とエイダのパーティーに入ればかなり安全に強くなれるだろうから、問題ないのか?でも騎士とか戦士系じゃないから、万が一攻撃食らったら致命傷になりかねないし・・・どうすれば・・・。
「大丈夫だろう。私はクエスと一緒に戦うし、いざとなったらジェイクだっているんだ。基本的に私が先手を打って攻撃して、クエスが隙をついて攻撃、もしくは2面攻撃でとどめを指してもらうという手順でいけば問題ないだろう。何度も言うが私たちにはジェイクがいるんだ。Sランク上位なのになんでそんなに自信なさげなんだジェイクは・・」
「いやだって、俺魔導士じゃないから魔法待機させておいて危なくなったら一瞬で敵に打つとか、二人に常に防御魔法とか展開とかもできないし。」
「言っておくがそんなことは、Sランクトップクラスの2人くらいしかできないぞ?ふつうの魔導士は極力魔力を温存するんだ。魔力に限りがあるからな。あの二人が特別なんだ。」
「え!?そうなの?」
それは知らなかったな。あまりほかのパーティーの戦闘スタイルに興味なかったのはあるけど、そこまで差があるものなのか。なるほど、あの二人だけなのか。やっぱりすごかったんだなぁシェリーとクレアは。お兄ちゃんはうれしいぞ。
「ジェイクはSランクだからほかのSランクにもあったことあるんだろう?なら知ってると思ったのだが。」
「いやないな。ジェリーとクレア以外はアランっていう剣士しかあったことがない。」
「シェリーとクレアというとSランクトップの氷結姫シェリーと爆炎姫クレアか。アランというのは数年前に引退した勇者アランか?」
「そうそう、アランは俺のあこがれなんだよ。」
勇者のってのはかっこいいよな。引退して雲隠れしたって聞いて結構落ち込んだなー、冒険者になったころは。いつかまた会えるといいんだが。 そういやシェリーとクレアはそんな二つ名だったっけか。クレアは恥ずかしがってたが、シェリーは結構気に入っていて
「姫ですよ、お兄様!ならお兄様は王子様ですね!」とか言ってたっけか。懐かしいな~
「なるほど~だから英雄になりたいってジェイクさん前に言ってたんですね!」
「ふむ、私も勇者アレンの逸話は耳にしたことがある。いくつもの村や町を救ったという話が劇などにもなっているくらいだからな。あこがれるのもわかるな。だが私は強者ジェイクも好きだぞ。」
「・・・茶化すな。」
そう。俺の二つ名は「強者」なんだよな。いや悪くないけど良くもないよね。いや普通に結構ださいかもね・・。
なんでも対人戦で負けたことがないから絶対強者、絶対勝者とか言われたりするんで、そこからとったとか。いやでもパーティーメンバーのほうが最強だったと思うよ、実際。対人戦でも防御魔法かけてからの、魔法ぶっぱなしで勝ち確だったし。まあでもヨーイ ドンで勝負ならワンチャン、シェリーたちにも俺はぎりで勝てるかな。瞬間的な移動スピードは結構自身あるし。まあやらないけどさ。
「え~私も好きですよ!絶対強者ジェイク。」
「ああ、対人戦無敗ってのがかっこいいな。」
「ですよね~!獣人の間でもジェイクさん結構好感度高いですよ!ランクの高い女性獣人冒険者とか特にジェイクさんのファン多いですから!」
「・・ふざけてないで、早くいくぞ。クエスちゃんもいくのは許可するから。じゃ俺は先にダンジョンに向かってるから。」
「あ!待ってくださいよ~」
「あ!ジェイク私もいくぞ!」
恥ずかしくなってきたので席を立って、二人が追いつけるようにゆっくり宿の外に向かう俺は、クエスちゃんの俺の獣人からの人気が高いというのを聞いて心なし、少し・・いや結構テンションがあがった。
YOYO!あまり話が進まない!本当に申し訳ない!書くスピードも上がらない! YEAH~




