22話 絶対に許さんぞ。くらいどぉぉぉ
今日ちょっと試しに今日は2話更新です。あとでもう1話投下します。
ジェイク視点
「というわけなの。私自身も愚かだとは思っているわ。なにせクライドは感謝どころかなんとも思っていないだろうから。だけど私にはこれくらいしかできないから・・」
と自嘲気味に笑ったエクセラさんに対し、案の定エイダは爆発した
「そんなの絶対おかしい! 後遺症があるならまだ同情の余地もあるかもしれないが、いたって健康なのに、幼馴染をそんな扱いするなんて・・・・男として恥ずかしくないのかあの男は・・・。
エクセラさんもエクセラさんだ! なんでパーティーを抜けないんだ!」
「・・おい、エイダあまり言いすぎるな。」
ほっておくとエイダは止まらなさそうなので、少し止めるにはいるが、
「ジェイクさんいいのよ。エイダちゃんの言う通りだから。でもごめんなさいね私はやっぱりまだ抜けるわけにはいかないの。」
「なんでなんだエクセラさん!」
「それは私が弱いかしらかしらね。」
「エクセラさんが弱い? そんなわけが・・」
「いいえエイダちゃん。身体的な強さではないわ。心の話よ。私も結局あの時から大して成長できてないのかもしれないわね。 さあ私の話は終わりよ。もう遅いし、そろそろ帰りましょう。」
「え、エクセラさん!待ってくれ!」
そう言ってエイダが転移門に向かうエクセラさんを追いかけていく。まあ話を聞いて、いろいろ思うとこはあるが、確実に言えるのは、クライド君がクズなのと、エイダが今晩不機嫌になって多分俺は今晩もイチャイチャできないのだろう。 絶対に許さんぞぉぉ。
くらいどぉぉぉぉ。機会があったら絶対にボコす。
そのあと結局ギルドに行く途中もエイダはなにかとはぐらかされ、エクセラさんは素材の換金が終わると「今日は本当にありがとう」と言い残し足早に去っていった。そして案の定・・・
「ふん!絶対におかしい!ふん!ふん!」
エイダはかなり不機嫌になった。ベッドの上で枕を抱きしめながらぐるぐると何度も寝転がりながら怒っているのだ。まあ言ってることはかわいいと思うのだが。ふん!とか言ってるしね、エイダかなり美女だからこう、なんか怒り方は幼くていい感じなんだけど、現場にいたらそんなことは思えないね。殺気とか気迫すごいんだよね。宿に帰ってくるときも低級冒険者がすれ違っただけなのに悲鳴あげてたからね。夕食を食べるときもぴりぴりしてたから、となりのテーブルに座ってた、おそらくこのクラスの宿に泊まっているので割と上級冒険者であろう人がぶるぶる震えてたから、可哀そうだったよ。ちゃんと夕食後、代わりに謝っておきましたよ。しかしだいぶ強くなりましたね。Sランクも目の前ですねエイダさん・・・。
「なるほど~それであんなに怒ってるんですね・・。」
「・・・ああ。」
ちなみに俺はクエスちゃんと部屋の端のほうで静かに小声で話していた。エクセラさんの話をクエスちゃんにも話したら納得顔のクエスちゃんだった。小声で話してるのはエイダに聞かれないためだ。クライド君の話が聞こえるとまだ怒り出さそうだしね。せっかくこれでも落ち着いてきてるんだから。
「あんまり怒らないんだな・・?」
クエスちゃんにもエクセラさんに聞いたことを割と事細かに説明したのだが、なるほど~と納得しただけで、エイダのように怒らず、特に表情の変化がなかったので、聞いてみた。
「それは・・まあ・・私は数年受付嬢やってましたから。 そういった話はそこまで珍しくないといいますか・・ まあもちろん、エクセラさんがそこまで強いのに、黙って寄生させてるってのは結構珍しいとおもいますけど。そういう最低な男性は結構多いんですよ。だからかなり屑男だなーって思うくらいですね。」
「・・・そうなのか」
いやクライド君みたいなのまだいるのか。もう2度と会わないことを祈りたい。俺の夜が大打撃なんだ。クライド君2号がでませんようにと祈っていると。
「・・私はもう寝る。」
と言っていつの間にか風呂に入ってたエイダが寝始める。ダンジョンに行ったのと、ふんふん!いって疲れたのか数分で寝息が聞こえだした。
「寝ちゃいましたね。 そういえばジェイクさん溜まってませんか?一緒にお風呂入りますか♡」
「!?」
そしてもちろん一緒に入ったのだが、お風呂は部屋の中にあるので、大きい声を出すとエイダが起きるので、最後までできなかった。一緒に浴室に入ってからそのことに気づいた俺たちだったが、クエスちゃんを見ていたら天元突破してしまったので、なにがとは言わないが1回だけお胸様と口でしてもらっただけで不完全燃焼だった。クエスちゃんにこれ以上は私も我慢できなくなるからダメです と言われ。俺は涙した。
週1になってるな。
こ、こんなはずじゃ・・




