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18話 エクセラさんと一緒に

コメント待ってます!

「よしいくぞ!ジェイク!」


「おう」


早朝,俺たちはダンジョンに向かう準備をしていた。クエスちゃんは相変わらず、ギルドで訓練中だ。全盛期の強さに戻るための特訓中で毎朝、俺たちよりもはやく出ているから相当気合が入っているのであろう。

そして昨日あまり元気のなかったエイダは、今日は元気いっぱいだった。

気になった俺はダンジョンに向かう途中でエイダに聞いた。


「急に元気になったじゃないか。どうしたんだ?」


「いや悩んでもしょうがないと思っただけさ。ジェイクの言う通りほかのパーティーのことだから

無暗に首を突っ込むわけにはいかないからな。だから今私ができることをするんだ。」


「できること?ダンジョンか?」


「ああ、なにか嫌な予感がするからな。少しでも強くなって、何かあったときに助ければいいと思ったんだ。」


「なるほどね」


「まあ、ジェイクがいるから安心だが、私もいつかはジェイクくらい強くならないといけないからな。落ち込んでいる暇はないというわけだ」


「んじゃ張り切っていくか。」


「もちろんだ!」



元気全開のエイダが張り切って攻略していたため、あっという間に60階層まで俺たちはたどり着いた。まだお昼にもいってなさそうだから、驚愕のスピードではないだろうか。エイダが後ろを気にしなくていいように俺はカバーするだけだった。すごい楽だわ。

そして60階層の入り口にて俺たちはある人に出会った。エイダはすぐに彼女に声をかけた。


「エクセラさん!」


「あら?エイダちゃんにジェイクさんじゃないですか。もうこんなとこまで来ているなんてすごいですね」


相変わらずの図体でうふふとか言ってるからすこし不思議だ。いまだに完全に慣れないのだが、エイダはあえてすごくうれしそうだから本当に気が合うのだろう。


「ああ、ジェイクがいるから安心して突っ込めるからな。どんどん進めるのだ!エクセラさんはこれから潜るのか?」


「私はここから50階層方面にいこうとおもっていたの。さすがにソロで60階層以上は厳しいから。」


「なら私たちとこないか?いいだろジェイク?」


「ん? ああ、構わないぞ。」


「そ、そんなことだめです。このまえのお詫びもまだしていないんですよ?」


「一緒にきてくれたら十分お詫びになると思うぜ。なあエイダ?」


「ああ!もちろん報酬は私たちとエクセラさんの半分こで大丈夫だ。」


「そ、そんな、あなたたち2人で半分だなんて、少ないわ。ちゃんと均等に・・」


「エクセラさんは稼がないといけないんだろ?均等にしたらソロより稼げるか微妙なとこだし、俺たちは別に稼ぎが目当てでもないからな。」


「で、でも・・・」


「お詫びしてくれるのではなかったのか?エクセラさん?」


「エイダちゃん・・わかったわ、ありがとう。同行させてもらうわ。」


「じゃいくか。」


「おお!(はい!)」


そして俺たちは3人で攻略を始めたのだった。エクセラさんの参加もあってほとんどスピードを落とさず攻略が進んでいった。あっという間に65階層に俺たちは到着した。エイダとエクセラさんはそれは楽しそうにしゃべりながらどんどん進んでいくので、ついもう半分どころか70%も攻略完了しているのを忘れそうになる。まあそれだけエイダが強くなったのとエクセラさんが強いのだろう。


「二人とも、ものすごく強いのね。特にジェイクさんの攻撃なんてはやすぎてあまり見えないわ・・」


「エクセラさんは見えているのか!? 私はまだジェイクの攻撃が見えないのに・・・悔しい・・」


「見えているといってもギリギリよ。躱せるとはおもえないわ」


「でもジェイクの攻撃がみえるなんてエクセラさんはやはり強いな。」


「ふふ、エイダちゃんもきっとすぐよ。私と大した差はないわ。私にはわかるの。」


「そうなのか。ならジェイクにもっと近づいているわけか、えへへ」


「・・・。」


とめちゃくちゃ嬉しそうな笑顔で俺の顔を見るエイダ。ちょっといろいろたまってるんでそういう反応しないでもらえないかね・・・。今晩こそはいけるだろうか。


「・・・ふふ、本当に仲がいいのね。」


「ま、まあな。」


思わずきょどる俺は悪くない、絶対に悪くないはずだ。すかさず話題を変える。これはどうせ聞けるなら聞いておきたいことだしな。


「エクセラさんはどうなんだ?あまりパーティーメンバーと仲良くは見えなかったが。」


「じぇ、ジェイク? なんでそんなこと・・・」



「別に話したくないなら無理には聞かないよ。純粋に気になっただけだ。あなたの実力ならどこでもやっていけるだろうに」


「それは・・・・」


「別にいやなら・・・」


「ううん。あなた達には迷惑をかけたのだしこれくらい話すわ。」


「エクセラさん・・・」


「大丈夫よエイダちゃん。別に話すのが嫌なわけではないから。彼・・クライドはね。私と同じ村出身で私の幼馴染なの。」


そしてエクセラさんは彼女と屑男ことクライド君がなぜ一緒にパーティーを組んで、なぜ彼女が彼と一緒にあんなことまでされて、一緒にいるかを語りだした。


今週はもう1本いけるかだろうか? それとコメントも返してなかったので返し始めます。今更感すごいですがw

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― 新着の感想 ―
[一言] 久しぶりに見返しましたけど、続きが気になる
2020/05/31 06:55 退会済み
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