最後の日
そろそろ物語が動きます。
早く特殊能力を書きたい...
今日はいつもと違う日だった。
ずっとインターネットニュースで噂されていた特殊能力のある人間を発見するための特殊な音波を一斉に流すとされる日だった。
俺的にはそんなインターネットニュースは信じてなかったし、面白半分の噂程度だった。
なぜそんなに細かい日時まで知らされているのか...きっと信憑性を高める程度だったのだろ...というくらいだった。
俺はいつも通り過ごすだけだ。どうせSFの見すぎの人間が流した嘘に尾鰭と背鰭が付いたものだろう。
とりあえず、学校行くか。
そろそろ拓真が迎えに来る頃だろう。そう思っていると、スマホにメッセージが届いた。
«おい、着いたぞ。準備出来てるか?颯太»拓真からだ。
それを返信しつつ家を出る
«ちゃんと準備出来てる。もう出るから»と送信した瞬間扉を開ける。
「おう、颯太」
「...おはよ。拓真。今日あれの日じゃん」
「あー...あれか、なんか特殊な音波で特殊能力を持った人を探すやっ」
「そ、なんか特殊、特殊って言ってるから覚えるよな」
「颯太そんなの信じてるの?」
「は?噂だろ?」
そんな会話をしながら登校する。
これが拓真と最後の通学になるなんて思わなかったんだ...。
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