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異世界で気ままな研究生活を夢見れるか?  作者: tinalight


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2-17.領地拡張

結界さえ張ってしまえば、領地になるって面白いね。

そしたら、広く囲って後から開墾とかできるのかな。

でも。結界のメンテとか大変かもね。

物には程度ってものがあるんだろうね。

「やっほ~~い!追いついたよ。」

「え?姉さん早すぎ!」


「何が?」

「習得も移動も。俺まだ20ヶ所ぐらいしか結界設置できてない。でも、20ヶ所は全力で飛行したから、関所とキリギス往復ぐらいの距離あるよ。」


後でみんなと共有するとして、1000歩=1kmキロメートル、関所とキリギスとの距離を10km(1キロメートル10個分)で考えておけばいいよね。


「移動が速いかわからないけど、これどっちの方向に進んでる?」

「関所から川に沿って東へ移動して、肥沃な土地が見つかったから、そこから少し戻って、森の中を南に向かってる。あと10個も設置すれば海が見えるぐらい」


「あと10個で海か。みんな海はみたことある?」

「見たことが無いとしたら、姉さんと、ユッカちゃんぐらいでは。」


「私はあるから大丈夫だよ。初めての海と対面して感動するとか、そういうイベントが必要かと思ってさ。今度改めて、ユッカちゃんを連れてくることにするよ。今日は海まで優先して伸ばしていいかな?」

「いいよ。」


「そのあと、海岸線に沿って肥沃な土地を囲いたいけど、いいかな?」

「かなり続いていたよ。キリギスと城下町ぐらい。そんな先まで行ったら、夜までに戻れないし、暗くなると危険だよ。」


「う~~ん。そんなに大変?とりあえず、海まで二人で領地を伸ばして、どれくらい時間が掛かるか考えようか。」

「確かに、二人のペース次第だね。姉さんは道の右側を、僕は道の左側にマーカーを置くってことでいいかな。」


「いいよ。始めよう。」

「OK」


ーーーー


割とすんなり、海まで着いた。まだ、全然昼前の時間。

このペースで海岸線とちょっと距離を挟んだ幅で東に進めば肥沃な土地にでるはずだね。


「フウマ、2つ質問があるんだけど」

「なに」


「一つ目は海岸線へのマーカーの設置と潮の満ち引きについて。2つ目は東にこのまま進んで、川に当たったら、今日はそこから折り返して斜めに森に向かうのでいいかな。」


「2つ目の質問だけど、川は確かに良い目印になるし、天然の境界線でもあるから、そこで折り返すのは賛成だよ。ただ、川がなければほどほどで折り返さないと日が暮れちゃう。森に魔物もいるかもしれないから、今回は無理しないほうが安全だと思う。」

「OK」


「一つ目の質問の潮の満ち引きって何?」

「え?月が移動すると、引力で海面が引っ張られて、海岸線の位置が変わるやつ。」


「姉さん?どこの国の話をしてる?」

「うちの方の国で教わった話」


「月が移動するってなに?引力ってなに?」

「月は地球の周りを回ってるし、引力はすべてのものが引き合う力。

あ、ごめん。今のなし」


「無しって・・・。もうしゃべってるよ・・・。

姉さんが不思議な力と不思議な知識を持っているのはいいよ。

もう、なんか、異世界の人と話してる気がするだけどさ?」

「ごめん・・・。」


「海岸線は海岸線。そこに領地マーカーを設置したら、波が被っても消えない。嵐になっても消えない。でも、最初から海の中に設置するのは認められてないね。海神様が怒るからなんだって。」


干潮のときに、領地マーカーを設置するのが良いんだ。それも大潮のときに。でも、こういうこと言うと怒られるから、船とか港作り始めるときに、潮の加減で領地マーカーを新設することにしよう。


「わかった。海沿いを私が。陸の街道を作れそうな幅を空けて、フウマがマーカーを置く。川が見えたら、そこで折り返す。」

「うん。行こう」


ーーーーーー


結構進んだとおもう。全然川とかない。なんか、肥沃土がずっと続いてて、開拓者としてはうれしいけど、ほどほどにしないと帰れないね。


<<ナビ、領地マーカーの今の個数は?>>

<<168個。約0.8km^2です。10mの幅が80㎞分。>>

<<計算もしてくれたんだ。ありがとう。>>


海まで大体30kmだったから、東に50㎞も進んだことになるね。

これ、囲えても開墾終わるころまでに、私は生きてるのかね?


「フウマ、そろそろ戻らない?」

「そうだね。広い領地を持ってても、農地を耕す人を投入できないと意味がないしね。」


「うん。ここから北に30個進んで、そこから西に50個進めば大体関所の位置になるよ。」

「姉さんは領地の情報が設置したマーカーから判るんだ。頼りにしてるよ。」


「それとさ、二人が近くにいたほうが、何かトラブルがあったら対処しやすいから、このまま二人でマーカーを置き続けたいんだけど、2列で進んでも大丈夫かな?線路みたいな領域が確保されるとかない?」

「線路がなにか判らないけど、街道の幅だけで領域が囲まれて終わらないよ。最後、マーカー同士が近くなったら自動的に囲った面積が全部領地になるから大丈夫だよ。」


「じゃあ、このままいこう」

「そうだね。残り半分だね」


特に魔力が枯渇することも、強敵に出会うこともなく、無事に関所のある場所まで戻ってこれた。帰りはほとんど農業に適した草むらだったから楽だったしね。

ついでに、朝フウマと話したように、関所の周りも追加で細かく領地マーカーを設置して確保しておいた。今後どこから妨害が入るか分からないしね。これで最低限の街道のルートと領地の確保が終わった。


順調順調!

さぁ、今日の作戦会議が楽しみだ。

いつも読んでいただきありがとうございます。

頑張って続けたいとおもいます。

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