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異世界で気ままな研究生活を夢見れるか?  作者: tinalight


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5-24.帝国訪問(3)

<<ステラ、ニーニャ、お待たせ。トレモロさんと打ち合わせ終了だよ>>

<<ヒカリ、食事中なんだぞ。>>と、ニーニャ。


<<こっちも皆で食事中。そっちのは美味しい?>>

<<ゴードンやヒカリには負けるが、美味しいと思うんだぞ>>


<<あれ?もう宮廷料理に招待されてるの?>>

<<あ、ニーニャさん大丈夫です。私が後を続けます。


ここは急使の人が案内してくれた帝都内にある有名なレストランらしいですわ>>と、ステラ。


<<そっか。それは良かったよ。作戦をこのまま伝えて良い?>>

<<ご飯を吹き出して失礼なことにならない内容なら良いですわ>>


<<ステラとニーニャと上皇が居る場所へ急使のハシムさんが駆け込んで、私も一緒についていく感じ。後は見守ってくれれば大丈夫だよ。>>


<<何か作戦とか誘導は必要ありませんか?>>

<<基本は皇帝と上皇で話を進めてもらう感じだよ。

最後の段階で<飛竜の抑止力>が出てくると思うけど、そこはその場の雰囲気で対応かな。>>


<<ヒカリさんにしては、あっさりし過ぎで後が怖いですわ>>

<<皇帝が上皇におねだりを始めたら、そのまま泥沼に嵌るだけだよ。おねだりをしない場合は、国際法に照らし合わせ、皇帝が帝国内の他人の領地を勝手に<領地侵犯した>って方向に話が進むだけ。>>


<<上皇と私達が居ると、国際法を破ると承知で<領土侵犯>を認める可能性は少ないのではないかしら?>>

<<うん。だから、そういう作戦なの>>


<<ヒカリさんが来られた理由は何でしょう?>>

<<トレモロさんに上皇を巻き込んで欲しい事と、上皇とユッカちゃんを会わせる準備かな。>>


<<上皇が芝居でなく、味方であると見受けられたら、そちらに相乗りすれば宜しいですね?>>

<<うん。ありがと~>>


ーーーー


ニーニャとステラに念話で調整が終わって、夕飯の後片付けが済んだ頃合いで、レイさんから連絡があった。


「ヒカリ様、レナード様とのご連絡は如何致しましょうか?」と、レイさん。

「うん?」


「ヒカリ様の領地が占領されているのであれば、国防大臣としてのレナード様のご意見は、無視することが出来ません。」

「あ・・・。」


「身柄を軟禁されていますので、『問題としない』と、国防大臣がコメントを発しますと、ヒカリ様の思惑とはずれた方向へ誘導される可能性がございます。」

「ぐぅ。準備不足で大穴が空いていたね。レイ、ありがとう。」


「どういたしまして。残念ながらレナードさんの軟禁場所が判りません。軟禁というより、貴族や公共施設を巡らされている感じでしょうか。」

「それは、故意に攪乱しているということ?」


「攪乱の意図はございませんが、連日の強制視察と交流会が設定されている感じでしょうか。皇帝からの『暇にさせるな!』との指令が飛んでいるようです」

「むぅ。これはちょっと厄介だね。サンさんの部隊から何か情報はとれない?」


「サンさんたちを覚えておいででしたか。彼らも喜びます。」

「覚えてるよ。5人のリーダーさんたちの一人だし、レイの指示で各種情報を適切に取ってくれてるんだから。」


「上皇との連携もございますし、アルバートさんの伝手つてを利用しましょうか。」「え?」


「サンさんの部隊は、あくまで宮廷内の諜報活動を主としています。皇帝周辺の情報を収集することには強いですが、皇帝が丸投げしてしまったような貴族間や行政方面での情報は、皇帝が報告を求めない限り上がって来ないのです。」


「不要な動きをして、不審がられるのは不味いね。皇帝にとってどうでもいいことを聞き回るのは今後の諜報活動に支障をきたす可能性が高いね。」


「アルバートさんは、トレモロ様の伝手により、上皇周辺で活躍されていますので、各種情報収集が行えます。また、上皇派の貴族もまだまだ健在ですので、そちらからの情報収集も活発に行っても問題ございません。」


「なるほどねぇ。レイもトレモロさんも凄いねぇ。」


「ヒカリ様が<贋金>の指示元を懸念されていましたので、トレモロ様なりに気にされていたようです。皇帝側には十分に人を配備してありますので、アルバートさんには重役を担って頂くことにしました。」


「そっか、そっか~。モリスやアリアが大活躍してて、アルさんのことは・・・。ごめん。ちょっと、その・・・。作戦から外して考えてたかも・・・。」


「私からコンタクトをとっても宜しいのですが、一応、その辺りの作戦と手筈を確認させて頂いた方が宜しいかと思いまして。」


「ここに呼ぶのは不味いね。どうしたもんだか・・・。

レナードさんは、こう、なんていうか武人だもんで、皇帝の威厳にひれ伏してしまうところがあるんだよね。事前に私が作戦を伝えておいて、それがリチャード王子のためになるなら賛成してくれるし、支援もしてくれるんだけどさ。」


「ヒカリ様、これも念のための確認ですが、エスティア国王とリチャード王子はご存じなのでしょうか?」


「二人は知らない。マリア様が調整してくれてる。」


「では、国王の接待が原因で、このような混乱を招いていることと、リチャード王子の婚約者であるヒカリ様の領地を死守する事情があることを伝えることで、作戦の重要性を認識して頂きましょう。」


「うんうん。あと。ストレイア帝国からの貴族が移住してくるとなると、レナードさんから借りてる領地を大幅に割譲してもらった方がいいかも。

レナードさんの面倒が増えるぐらいならこっちで面倒見るし。それに、もう関所が辺境との境界線じゃなくなってるから、レナードさんが治める前線はロメリア王国になってるんだよね。」


「上皇派の貴族の移住が計画に入ってくると、事前準備が不十分な場合には、その隙を突いた横やりが入ることを想定に入れておいた方が良いですね。」

「うわ~~。全然考えてなかったよ。」


「カシム様とハシム様に支援して頂くのは如何でしょうか?」


「ああ。そういえばお二人とも侯爵様なんだよね。

ところで、ハシムさんが使い走りみたいな急使役ってのは、あり得る話なの?」


「作戦だったようです。上皇派を切り崩す意味と、判断においてミスが無いように手練れを送るという意味の両方があったようです。」


「そっか。失敗したときのトカゲの尻尾切りみたいな意味もあったのね。ってことは、尚更今回の失敗は上皇にすがることになるよね。」


「上皇に縋ったからといって、自分の非や我儘を認める方では無いようですので、その我儘が通らない状態を予め作っておく必要があります。」


「ちなみに、皇帝の機嫌をとるような手土産はお持ちになりましたか?」

「え?こっちは被害者だよね?」


「皇帝が臣下に害をなすなど在り得ません。」

「うは~~~。そういうもん?」


「ヒカリ様は皇帝の存在を舐めてますね。国王どころの存在ではありませんよ。ですから、ステラ様やニーニャ様が素直に召喚に応じているのです。」


「皇帝は何の我儘でも通るってこと?」

「責任も伴いますが、暗殺されない限りは意思が通らないことはございません。」


「じゃ。『そこは俺の領土だ』とか、言い出したら?」

「戦争を覚悟することになりますので、臣下がどちらに付くことが得策かを考えた上で、諫言かんげんをするか、諦めて相手側に付くかを判断することになります。」


「私に付いてくれる人は?」

「今、それを調整されている訳ですよね?何かご心配事がございますか?」


「あ、うん・・・。」

「皇帝が怖くなりましたか?『身の丈考えずに喧嘩をうってしまった』とか。」


「うん・・・。私のことより、相手側に付いた皇帝派の人たちが何だか気の毒だね。」

「そこまで考えますか!」


「私がこんなことしなかったら、平和裏に今の皇帝に従ってれば良かったんだよね?」

「ですが、平民は虐げられています。それを変えるのは外力以外にございません。」


「分かった。レイ、いろいろありがとうね。予定通りに進めよう。あと、レナードさんとの調整をお願いね。」

「承知しました。早ければ明日の朝には情報が取れるかと思います。」


「それで、皇帝への手土産はどうしよう?」

「<醤油>が無いようでしたら、各種のお菓子、あと<タコ丸>でしょうか。」


「砂糖と一般的な材料があれば、クッキーは作れる。<醤油>は運んできてない。<タコ丸>は材料や機材が揃わない。」

「上皇には後日訪問して頂く際に、不足分を奏上するとことで折り合いをつけてもらえると思いますが、皇帝には少々不足が生じるかと・・・。」


「それは参ったね。これまで交渉してきた大臣クラスを考えていたよ。皇帝ってのがそれほど大きな存在ってのは考えてなかった。」

「ええと、私が伝えている内容が不足していたかもしれません。ですが、レナード様の件と並行して、そこも何か良い手が無いか情報収集と対応を進めさせて頂きます。」


「うん。ステラとニーニャもこっち来てるから、裏で手を回せば協力してもらえるかもしれない。」

「そこも1つの手段として、活用させて頂く可能性がございますこと、予め申し上げておきます。」


「レイ、いろいろありがとうね。」

「いえいえ、とんでもございません。ヒカリ様のお役に立てるのであれば、夫婦揃って何なりとお申し付けください。」


ああ。色々と舐めてた。不味いね。

敵を知らず、準備不足ってやつ。

今からでも挽回出来るかな? 


ーーーー


昨日の夜の準備不足を指摘されて、色々と作戦を考えていたら、あまり寝れなかったから朝も早くから目が覚めちゃったよ。朝ご飯を食べながら、いろいろ状況と情報の整理を進めないとね。



『(ノック、ノック)ヒカリ様、朝ですが、入っても宜しいでしょうか』

「レイ、おはよ~。起きてるよ。入っていいよ。」


「お湯を用意しました。お着替えはどうされますか?」


「え?あ~。お湯ね。お湯。必要だよね。きっと、タオルとか石鹸もあるのかな?」


「<タオル>と<セッケン>ですか。どういったものか教えて頂いて宜しいでしょうか?」


「うん~。ごめん。

<セッケン>は体の皮脂をとって、すっきりする効果のある洗浄剤の一種だね。ハーブなんかと一緒に煮詰めると香りも良いね。

<タオル>は起毛したフサフサした布地で、顔や体を洗浄した後に水分を吸い取って除去する物の名前だね。」


「ヒカリ様、それを<娼館>に導入しても構いませんか?」

「え?教えるのはいいけど、もう経営権を譲渡したんでしょ?」


「ナポル、トロイア、帝都など、どこでも<娼館>は需要がございます。」

「そっか。じゃ、今回の件が終わって、<綿>って植物による布が作れるようになったら話をしようか。あと、<セッケン>の作り方は今度メモを作っておくよ。それでいいかな?」


「ハイ。そうしますと、寝起きの洗顔は如何致しますか?」

「うん。いつも通りにピュアでいいよ。トレモロさんとかハシムさんの世話をしてあげてくれる?」


「分かりました。食事は昨日の応接室へ運びますので、身支度が終わりましたら、お越し頂けますか?」

「わかった~。」


ーーーー


4人で食事かと思いきや、なんとアルさんとサンさんが来てる。6人で朝から作戦会議だね。


「ヒカリ様、サンさんとアルバートさんが来てくれましたわ。」


「二人とも、久しぶり~。いろいろと付き合わせごめんね。それと、遅くなったけど、あけましておめでとう。」


「ヒカリ様もレイ様も人使いが荒いでござる。皇帝が一番欲しいものを調査中でござる。奥方やお子様の好みも含め情報収集中でござる。」と、サンさん。


「ヒカリ様、ご無事で何よりです。レナード・バイロン卿の行方は上皇の伝手をフルに利用して情報収集を昨晩より行っております。

それと、もう一点、上皇が面会の場を設けたいとの申し出がございます。」と、アルバートさん。


「トレモロさん、ハシムさん、『上皇の気まぐれ』って、結構あるの?それか何か重要な情報を伝えた?」


「私が知る範囲では、身の危険もあることから、侯爵や伯爵クラスの紹介が無いと、一見いちげんさんは絶対にお会いしませんでした」と、トレモロさん。


「私もトレモロ卿と同じく、帝国内の侯爵で、それも上皇派と知られてる者の同席が無くては、面会することは適いません。」と、ハシムさん。


「え?私の名前はいつ出てる?」


「昨日、アルバートさんへ、トレモロ様と上皇の面会を申し入れました。ただし、ヒカリ様のお名前は出しておりません。」と、レイさん。


「アルバートさんは上皇へどんな風に伝えたの?」と、私。


「ハイ。レイ様からご連絡を頂きまして、『トレモロ様より、内々に面会の申し込みがありました』と、伝えたところ。いろいろご確認されました。


『大航海の件、ハンスとトモコの件、エスティア王国への視察の件、このどの話が聞けるのか?』と。

そこで、『おそらく、視察の結果の件であろう』と伝えました。」


「アルさん、それでもまだ私の名前は出てこないよね。」


「実父のモリスがエスティア王国にいることから、上皇はそこを関連付けたようでして、今回の視察と実父のいる領地の位置関係をお尋ねになりました。」


「それで?」


「関所の領主が変わっていることを知らず、今回の視察の発端となった伯爵が関所の新領主であることを確認すると、『その領主と会う方法について、実父と連絡を取ってほしい』との依頼を受けました。」


「ってことは、私の名前も知らないし、私が今どこにいるかも知らないわけね?」


「上皇の意向とヒカリ様の意向は別の案件ですので、何もお答えせずに、実父へ連絡を取る旨お答えさせていただきました。既に、上皇のもつ情報網を用いて、各種情報収集に当たられているかもしれませんが、そこは把握できておりません。」


「勘が鋭いのか、ジャガ男爵を送り込んでいることを知っているかのどちらかだろうね。」


「そこの辺りは会話の中からは推察できませんでした。」


「レイはジャガ男爵を知ってるよね。私はよくわからないんだよ。どうもエスティア王国よりもロメリアとか贋金とかの関係者とは思ってるけどさ。」


「私は奴隷小屋かメルマの娼館へ派遣されておりましたので、ジャガ男爵の詳細な行動は知りません。

ですが、メルマのお客様たちの様子や情報は常に収集されていました。これが、貴族の弱みを握るためなのか、ハンス王子の行方を知るための行動であったかは、今となってはわかりません。」


「レイありがとね。最初はトレモロさんだけで面会に行ってもらおう。それで、私が必要なのか、ハンス王子の行方を知りたいのか確認してもらおう。今のところ情報統制が効いてるから私よりも、<私がハンス夫妻を知っている可能性>について知りたい可能性が高そうだね。

もし、そうだったら、皇帝と面会する前に上皇と先に面会した方がいいね。」


「承知しました」と、トレモロさん。


「そしたら、ハシムさんは、急使としての役目は2-3日お預けにしてもらえる?急いで飛んできたけど、私の調整不足でごめんなさい。」


「いいえ。ヒカリ様の情報網が此処まで浸透していたことに驚きです。それよりも上皇の側近のアルバートさんが昨日の夜から今朝にかけて上皇と面会の調整を進めて、さらにその情報をここへお持ちになれるというのは、どういった仕掛けでしょうか?

レイ様もトレモロ様もヒカリ様も昨日はどこにお出かけになられておりませんし、使者が出入りした様子もございません。」


「ハシムさん、その件は関所に帰ってからでいいよ。今は私たちが持ってる情報をフルに活用して、<急使の報告>を成功させようよ」


「承知しました。では、私は事が始まるまでは、トレモロの家でひっそりと待機させていただくことにしましょう。」


「私はレナードさんとの面会の予定をアルさんが見つけてくるまでは、その他の情報収集の結果をここで待つようにするよ。ステラとニーニャにはちょっと予定が遅れていることは伝えておくね。」


「了解(ALL)」


ーーーー


「ヒカリ様、あの、質問宜しいでしょうか?」と、留守番中のハシムさん。


もう、この家にはレイさんとハシムさんと私の3人しかいない。


「え?ハシムさん、なに?」

「ヒカリ様は情報連絡係とか、使者はお使いにならないのでしょうか?」


「え?」

「先ほど同じことを伺おうとしましたが、立て込んでいるようでしたので・・・。」


「ああ。うん。関所に帰ってからでもいい?」

「先ほどもそのように回答頂きましたが、何か言いにくいことがあるのでしょうか。」


「割とあるかも。」

「そうでしたか。では我慢することにします。」


「ハシムさんとかカシムさんは魔術とか使えるの?」

「<身体強化>や<隠密行動>、そして<索敵>までは騎士団に入った段階で訓練を受けています。

ですが、一般的な宮廷魔術師のような属性ごとの魔術は使えません。

何かご入用な魔道具などがあるのでしょうか。」


「魔術を使えるかどうかで、話の展開が変わるから、ちょっと確認しただけ。別に困りごととかないし、ステラやニーニャが何でもやってくれるから大丈夫だよ。」


「やはり、あのお二人が重要な支援者でいらっしゃるのですか。」

「ハシムさんとカシムさんは彼女らが不在の模擬戦で負けたよね。<娼館>も<橋>もステラやニーニャが単独で建てた訳じゃないよ。関所にいるみんなの総合力ってやつだよ。」


「判らないことが分かりました。余計な質問をせず、与えられた職務を全うします。」

「そんなことないよ。自分がやりたくて、皆の賛成が得られれば皆が助けてくれるだけだよ。」


「今回の視察に備える作戦も皆様の同意が得られたのでしょうか?」

「割と我慢してもらってる。」


「やはり、それなりに皇帝への反旗を掲げることになり、慎重な行動を心掛けるべきとの助言でしょうか?」

「ううん。どちらかというと、『もっと派手にやりたい』『自分も参加したい』ってことの順番決めみたいな部分で我慢してもらってる。」


「と、いいますと?」

「『500人を一人で倒しちゃだめだから、みんなで分けるんだよ』とか、『皇帝からの召喚は無視できないよね』とか、『国王を足止めするから、そちらは任せる』とか、そんな感じ」


「その言い方からすると、皆が我慢していて、誰も本気を出していないような気がするのですが。」


「局所的には本気を出して、気を遣ってくれてるよ。人を殺さないような加減とか、相手の動きに合わせて絶妙なタイミングで行動するとか、そういうの。」


「強い者が全てを手に入れることに問題がありましょうか?」

「う~ん・・・。」


「ハシム様、ヒカリ様、お話の途中申し訳ございませんが、レナード様との面会の予約が取れました。午前のお茶会の前に少々空があるようです。場所はレナード様に帝都のお茶屋さんに立ち寄って頂く形となります。」と、レイさん。


「あ、レイさんありがとう。ハシムさん、お話の途中でごめんね。レナードさんはご存じです?」


「辺境の・・。失礼。エスティア王国の国境警備に当たる侯爵である人物として名前は伺っています。」


「じゃ、変装して一緒に会いに行こう。レイさんは悪いけど引き続きここでお留守番ね。ハシムさんがそのお茶会の場所まで私を案内してくれます?」

「「承知しました。」」


う~ん。

なんか、帝国とか皇帝っていうのは別世界だね。

小さな関所でみんなでワイワイしてたのとは違う雰囲気。

みんなで纏まって作戦とか実行できるのかね?


いつもお読みいただきありがとうございます。

マイペースで続けさせて頂きます。

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