↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で気ままな研究生活を夢見れるか?〜魔法と理系の知識でゼロから生活を立ち上げる〜  作者: tinalight


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

149/334

3-48.ガラスを作ろう(2)

さ、昨日のガラスの続きだよ!

張り切っていこう!

んん~~~。

なんか妙な体温を感じる。だれだ?


「あ、ヒカリ、おはよう。」

「あ、あ、ああ。お、おはよう!」


「ヒカリが待ってろって言ったよな?」

「い、言いました!」


「もう、昼だぞ。」

「が~ん・・・。」


「俺も農場の視察に行けなくなった。レナードと母親とベイスリーさんで出かけた。」

「そっか。ごめん。って、誰か部屋に来たの?」


「ユッカちゃんがきて、『昨日はお楽しみでしたね』って言ってたぞ。」

「ああ・・・。それは、ニホンに伝わるサーガの中のネタなんだよ。多分、意味は知らなくて使ってる。」


「そうか。ヒカリは楽しめたのか?」

「そういうのは聞かないの!」


「起きて、ぶらぶら散歩するぞ。」

「はい。」


ーーーー


いや・・・。

何て言うかさ、皆の気遣いが痛々しいよ。

新婚さんの初夜が明けたような雰囲気。

とりあえず、朝ごはんだ。

モリスに悪いから、台所で直接食べよう。


「ゴードンさん、朝ごはんを二人前食べたいんだけど」

「あら、ヒカリさん、おはようございます。昨日は楽しんだのかしら?」


「マリア様、視察は・・・?」

「もう、お昼よ。農場の視察は終わったわ。いつも通りメイドとして活躍してるわよ。」

「そ、そうでしたか・・・。」

「ジャガイモを収穫した跡地に、もう次の種まき前の地ならしをして、石灰や肥料なんかを撒いてたわよ。要領といい、段取りといい、手慣れたものね。素晴らしいわ。

朝ごはんは、パンとお茶と卵料理で良いかしら?」


「王子、どうしよう?」

「農場は近いのか?なら、お弁当を持って外で食べてもいいんじゃないか?」

「それなら、ガラス作りを見に行こう。寝坊してどうなってるかわかんないけど。

サンドイッチを今から作るよ。」


パンを耳付きでいいから薄切りにして、バターを塗って、そこらにある野菜とかハムとかを適当に挟み込む。別バージョンでライ麦系の黒パンにチーズとハチミツを塗ったり。あとは、牛乳と水を別々の革袋の水筒に入れて準備お終い。速いもんだね。


「王子、できたよ。」

「手早いな。じゃ、出かけるか。」


「ヒカリさん、私の分が無いのだけど。ユッカちゃんの分も。」

「わ、わかりました!今作ります!」


「冗談よ。今日で見るの2回目だから私でも作れるわ。二人で仲良くいってらっしゃい。」

「は、ハイ!」


こう・・・。ね?

本気か冗談か判らない人を相手にすると疲れるよ。


ーーーー


「歩きか?馬でも馬車でもいいが。」

「近いから馬でいいと思う。」


「なら、弁当を落とさないようにな。道案内よろしく!」

「うん。関所の奥の森を東に抜けて、街道を途中から北東に入る感じ。」


「なんだか、随分と道ができてるんだな。」

「みんなが頑張ってくれてるおかげだよ。」


「そうか。良い仲間は大切にな。」

「うん。」


森→川沿いの農場→草原→直ぐに森の中へ。

全部道が舗装されてるんだよね。

王子がいろいろとびっくりしてる。


「ヒカリ、この道でいいのか?」

「うん。岩山が見えてきて、その入り口に馬車が停まってるはず。」

「わかった。」


大体二時間ぐらいかかっちゃったかな。

途中で交代するなり、休憩するなりって声を掛けたけど、

このまま走った方が速いってことで、そのまま走り切った。


「ヒカリ、見えたぞ。ここで昼ごはんだな。」

「はい。」


二人で馬を降りて、馬をそこらの木に括り付けて、馬車の脇を通って、岩山方面へ。そこにはニーニャとアリアとラナちゃんが居た。トーマスさんは居ない。何か別のことをしてるのかな?


「ヒカリ、昨日は楽しめたのかしら?」

「は、ハイ・・・。」

「そう。ニーニャさんから『何も聞いてない』ってきいたから、ヒカリの代わりに手伝いに来たのよ。二人とも理解が速くて助かるわ」

「いろいろありがとう。」


「ヒカリ、この子は?」

「クロ先生のお子さんらしいの。ユッカちゃんとは別の意味でいろいろ優秀です。」


「初めまして。リチャードと申します。今後ともよろしくお願いします。」

「私はラナよ。貴方の噂は聞いてるわ。私、敬語とか使えないの。ごめんなさいね。」


「お手柔らかにお願いします。」

「あら、貴方も優秀なのね。父の手ほどきをうけてみるといいわ。」


「ヒカリ、クロ先生はそんなに凄いのか?」

「私は武術に関しては全然わかんないよ。ごめん。」

「そうか。今度手合わせしてもらおうかな。」

「ガラスの仕込みがもうすぐ終わるから、戻って声を掛けてみればいいじゃない。」


「ニーニャ、アリア、遅れてごめん。ラナちゃんと昨日テストをして上手く行ったんだけど、夕食会辺りでゴタゴタして、二人にそのことを伝えられなかった。それもごめん。」

「ヒカリ、大丈夫だぞ。ラナちゃんのテスト結果が良好だったから、もう、ガラス吹きまで終わったぞ。あとは徐冷炉にいれておしまいだぞ。」

「ヒカリ様、私はこの関所で勉強したい事が沢山あります。どうか皆さんのご指導を賜るチャンスを頂けませんか?」


「アリア、ここの人たちはお互いを尊重しさえすれば、大事に扱ってくれるし、困っていれば無償で助けてくれる。だから、アリアも誰かを助けられるときは助けてあげて欲しいかな。」

「私で出来ることで良ければ、喜んで!」


「アリア、私はガラスで砂時計を作りたいぞ。試作が上手く行ったら、今度は私の注文の形のガラスを作って欲しいんだぞ。」

「是非是非!」


「ヒカリ、ガラスは買うもので、作るものではないだろ?」

「王子、その買ってくる元は誰かが作ってる訳でしょ?いろいろな技術の基礎になるし、一度ガラスを作れれば、自分たちで好きな大きさや形に加工もできるんだよ。

買ってきたものでは技術的な価値は無いの。」


「透明なだけの置物に技術的な価値があるとは思えないんだが。当然、宝飾品としての希少性や芸術的な価値は理解してるつもりだが。」

「うん。大量に作って、大量に器として使える様になれば世界が変わるよ。

で、今見てるこの高温炉の仕組みも大型化できれば、鉄の時代が鋼鉄の時代へと変わることができるし、鉄の大量生産も簡単にできるよ。」


「ヒカリ、この話をレナードは知ってるのか?」

「ううん。昨日二人が来る前に初めてやったことだし。どうも成功しそうみたいだけど。」


「ヒカリは大規模農場を開拓して自給率をあげて、工業レベルを一段階も二段階も上げて、飛竜を討伐して、侯爵にでもなるつもりか?」

「飛竜は討伐してないよ。仲間になってもらったんだよ。」

「意味がわからない。」

「関所に戻ればわかるよ。」


ガラス作成の実験は今のところ成功。徐冷炉を使って段々と冷やしていけば、器も無事に残るかな?泡とか異物があるとそこからひび割れちゃうから、そうなったらそれは今後の課題ってことで。

さて、みんなで一旦関所に戻ろう。

いつも読んでいただいている皆様には感謝しています。

今後とも頑張って続けたいとおもいます。


また、誤字・脱字の報告ありがとうございます。

簡単に修正ができました。

作者自身も気が付いたときはなるべく直すよう、心がけます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。